第30章 帰還

そして、4ターン目です。フィリアを失い確実に戦力が削がれたPC達に更に追い討ちをかけるように
レオードのファントムアイズが輝く。

GM:…皆、ごめん。パパ、鬼だわ(笑)

9:即座に全てのPC達は1D10÷3(切り捨て)分のフォーチューンポイントを失う。

イオス:待ってー!!

GM:あ、でもまだマシだった! 一点のみの失いです!
と言う事で生存しているイオス君とセレナス君は即座にFPを1点失います!

イオス:良かったぁ!前のターンでFP入手してなかったら《覚醒》使えなかった!

セレナス:ぐほ、リジェが使えない状態に(笑)

この後、《覚醒》使用により能力を上昇させたイオスが行動値50を出し、ソニックドライブを発動させる。
続くセレナスも行動ジャッジの際にFPを入手、行動値41を出す。そしてレオードは39となった。

イオス:相変わらず<暁>で攻撃!命中は9・8・6・4で69!フォーチューンもゲット。

GM:あたります!威力どうぞ!
「…目障りな炎だな。だがイオス、貴様の斬撃では私を斃す事は不可能だ」

イオス:ダメージは8・8・7・1で91!
「その言葉、過去の俺になら効いただろうな!」

GM:君が放った一閃を前に傷を負うレオード。だが、まだ彼の放つ死のオーラは衰えを見せない。
「…この程度か?だとしたら貴様は我が餌にすら相応しくないぞ」

フィリア:まだ倒せんか…。先が見えないな、せめて一撃与えてやりたかったぜ。

セレナス:メジャーで、今度は<ローレライ伝説>!消費はアビリティフォースで打ち消します!
「漕ぎゆく舟びと歌に憧れ、岩根も見やらず仰げばやがて、浪間に沈むる。
ひとも舟も、神怪き魔歌、謡うローレライ!」 10・5・3・6で命中85です!

GM:かわせるわけが無い(笑) 当たりですー!

セレナス:3・6・6でダメージ79点で!

GM:ならば、そこそこにダメージを受けましたが、これだけの攻撃を受けなおレオードは
最初と変わらない冷徹な威圧感をそのまま放っている。それは君達の中に僅かな恐怖が生まれる程。
「――足掻きはそろそろ満足したか?」

セレナス:「くぅっ…!」 あ、ちなみにローレライ効果でHP全快しました〜。

GM:了解です(笑) 「では、そろそろ。終わりにさせてもらうぞ」
その宣告と同時にレオードを中心にこの王座の間の空間が歪みだす。

イオス:来るか…!

GM:それは虚ろなる死の世界。生きとし生ける存在全てが死する為の死の世界。
「終焉の世界で―――永遠の眠りにつくがいい。」
灰色の死の世界そのものがイオスとセレナスの命を奪うべく、襲い来る!!

《終焉(エンド・オブ・エンド)》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界
貴方が指定する全ての対象に対して効果を発動。[現在ターン数×2]D10の実ダメージを与える。
(ただし、この時の判定ではクリティカルは発生しない)
この攻撃に対して対象達はフォーチューンポイント1点につき1D10のダメージ軽減を行える。
ダメージ軽減を行う場合は事前に使用するポイントの数を宣言すること。

セレナス:「うわああああッ?!!!」

イオス:フォーチューンポイント無いって!

GM:現在のターンは4ターン目!すなわち8D10!ダメージは――60点です!!

イオス:何を言ってるの…。

セレナス:ここで絶斧使うしかないか!

イオス:うん!ここで使わないと落とされる!

GM:おお、確かに!(笑)

セレナス:「何も終わらせたりなんてしないよ!これからも時は繰り返し、皆で力強く生きていくんだ!!」
絶斧<ゼロ>発動!!

GM:その瞬間――レオードが生み出した死の世界はセレナスが放つ零の輝きの前に砕け散る!!
『ぱきいいいいいいいいいいんっ!!!!』
「―――なん、だと」 初めて驚愕の表情を浮かべる死の王・レオード。

そして、ターンが最初に戻り、再びレオードのセットアップ行動、ファントムアイズが発動する。
その効果でPC達は即座に生命力に7点の実ダメージを受ける事となる。
イオスは再び《覚醒》を使用し、能力を上昇させ結果行動値はイオス、レオード、セレナスの順となった。
先制を取ったイオスは<暁><紅蓮>を乗せた白炎の剣を放ち、ダメージロールにて
クリティカルを出したその攻撃力は102点を叩き出し、レオードに大きなダメージを与える。

GM:ではイオスの放った白炎の太刀を前に初めて苦痛の表情を浮かべるレオード。
「―――まさか、この私を…ここまで追い込むとは、な」
雰囲気こそ変わらぬものの、レオードも今までの攻撃から確実にその身にダメージが
蓄積している事が分かる。

イオス:「子はいつか親を超えるものだ」

GM(レオード):「…いいだろう。ならば貴様のその技に私も同じ技で答えてやろう。」
その宣告と同時にレオードの持つ刀にイオスと同じ白炎が纏いつく!<暁>を使用して命中は57!

イオス:回避51、避けられない!

GM:<紅蓮>を使用してダメージは84点です!

イオス:やってくれる…。覚醒入ってるけど、普通に2D振ったら期待値でも死ぬ。
ならばここで《蒼き刻印》を使用!

GM:おお!ここで使用か!

イオス:9・5・5・3・2で防御65!19点ダメージ。残りHP11点。
「これが、希望の力だ」 蒼い障壁が出るような演出で。

GM(レオード):「その呪いを希望に変えたか…。」
君が放った蒼き刻印を見て、レオードが呟いたその一言には
どこかこれまでの冷徹な雰囲気とは違う何かを感じさせるようだった。

続くセレナスはマイナーでアルカナポーションを使用しMPを回復させ
フォーチューン狙いの<波紋(ハヌマ−ン) 第一楽章レプレホーン>を放つ。
無論、死の王を前に第一楽章では僅かな手傷を負わせるのみであり、そのままターンは終了する。

そして再びターンが最初に戻り、レオードのファントムアイズが発動する。
その効果でこのターン、全てのPC達はクリティカルが発生しないという地味に痛い効果を受け
行動値はレオード63のイオス、セレナス50となった。

GM(レオード):「…そろそろ貴様にもこの場から退場してもらおうか。神器の継承者」
言ってレオードはセレナス目掛け自身が秘める海鳴奥義を解き放つ!
マイナーで<完全波紋調和>!そして<波紋(ハヌマ−ン) 最終楽章ジークフリードの剣>発動。

セレナス:ブホッ(笑)

GM(レオード):「目障りだ。消えろ」
その一言と共にセレナスの上空に強大な神聖剣が次元を超えて現れる!!
絶対命中の海鳴の96点です!

セレナス:ぎゃお!(笑)

イオス:ちょっ!大丈夫か?!

セレナス:2・5・7で44!普通ならここでこのまま戦闘不能になりますが
虎の子のFPを使用して《リジェネレイション》使います!

GM:OKです!では即座に戦闘不能から立ち上がり精神力も全回復ですね!
「――まだそんな切り札を残していたか、小僧」
目の前で倒れることなく立ち残った君を見てレオードはそう言う。

セレナス:「悪いけど、僕は最後まで諦めたりしないんだ…!」

イオス:ではイオスいきます。。マイナーでハイアルカナポーション使用、21点回復。
メジャーでは相変わらず<暁>で攻撃!あ、あまり出目がよくないかも。8・4・3・2で60。

GM:大丈夫です!あたりました!

イオス:よかったぁ…。こちらも相変わらず<紅蓮>の9・8・4・3で92点!
<鮮血の祝福>も使って、与えたダメージ分HP回復だ。

GM:了解です、43点回復です!そして、その一閃はレオードを大きく傷つけます!

イオス:よし、フル回復。だけど最大値37しかねぇ…。不安が死神のようにつきまとうぜ…。

GM(レオード):「――くっ!!」
見るとレオードの身体は自身の流した血で紅く染まりつつある。確実に死の王を追い詰めている。
その事実が今、君達の目の前にある。

セレナス:もうこうなったら汚くて嫌だが、最後の手段だ!
マイナーで<完全波紋調和>!メジャーで<波紋(ハヌマ−ン) 最終楽章ジークフリードの剣>!!

GM:来た――!!(笑)

セレナス:「ギャラルホルンが世界に鳴り響く、太陽と月が命を飲み込む。
終末戦争の炎は世界を焼き尽くし九つの世界は沈む。
オーディンは既に倒された、長い長い戦いは続く。大地は切り裂かれてゆく
この世は神々の黄昏!!!」 絶対命中で、ダメージは9・8・1・3・5・9で111点ですッ!!

GM:おおおおおお!(笑)

フィリア:素晴らしい!

イオス:おお!

刹那。セレナスが放った最終楽章の剣がレオードへと向かう。

「――――!」

レオードは自らに向かう神聖剣を受け止めるべく、その身体に刻まれていた真紅の刻印を開放し
赤き障壁を生み出し、迎撃体勢を取る。
それはいかなる攻撃をも完全に防ぎ遮断する。魔の真紅の壁。だが―――

“ぱきいいいいいいいいいいいんッッ!!!!”

セレナスが放った渾身の最終楽章の剣はそれを打ち砕き、レオードの胸に深々と刺さる!!

「―――ごふッ!!」

大量の血を吐き、初めて片膝をつくレオード。
だがしかし、自らの胸に突き刺さったその剣を手で砕き、彼はゆっくりと立ち上がる。

「………ふ…ふふっ……」

その時、不意に笑みを浮かべ笑うレオード。

「…ようやく……『願い』が叶うか……。」

それは誰にも聞こえる事の無い呟き。
レオードは自らに近づく“死”を感じ取りながらただ不敵に笑っていた。

GM:ではターンを最初に戻します。

イオス:アクセラレーションは?…って、あ、いらんこと言った…。

GM:いえ、レオードはアクセラレーションを放棄しました。

フィリア:へ?

GM:見るとあの絶対的な死の雰囲気を纏わせていたレオードだが――
自らも死の淵に近い今、彼からは別の雰囲気を感じさせている。
と言う事で、セットアップでファントムアイズ発動します。

0:このターン、全てのPCはフォーチューンアビリティの使用が不可能。

イオス:ぶっ!覚醒できねぇ!

フィリア:最悪だ。ただでさえ覚醒でどっこいどっこいなバトルなのに。

GM:ここに来て(笑)。レオードの行動値は42です!

セレナス:2・10・6・3で行動値50です!

イオス:行動値は9・4で33。

GM:ではセレちゃんから!(笑)

セレナス:どうしようか?イオス君の一撃を通すなら待機がいいけれど、そうするとレオードが(笑)

ここで相談の結果、セレナスは待機を選択。
すでにレオードの体力も限界に近いことをGMが知らせ、イオスが渾身の一撃で
勝負を終わらせると言う演出重視の賭けに出た。

GM:では、先にレオードの行動いきますね(笑)

イオス:「レオード、先ほど貴様はもう一撃放てたはずだ。なぜしなかった」

GM(レオード):「…フッ、下らん。そんなことにわざわざ理由などはない。
たかが一撃だ。その程度の差で私が貴様らに敗れるとでも思うのか」

イオス:「そうか。ならば俺も何も言わない。これをお互い最後の一撃としよう」

GM(レオード):「―――いいだろう、イオス」
その宣告と同時にレオードの刀に白炎が纏う。

イオス:行動順はレオードの方が先だが、同時に攻撃を放つ感じで。

GM(レオード):「全てをこれで―――終らせよう!!イオスッ!!!」

イオス:「レオードッ!!!」

GM:レオードとイオス。二人が放つ白炎の刃が瞬時に交差する―――!!

フィリア:どうなるッ?!

セレナス:衝撃に耐えかねて絶斧で顔を庇います!

GM:<暁>を使用して命中69。

イオス:覚醒も入ってないのにそんなもんはかわせん。30で回避失敗。

GM:では<紅蓮>を入れてダメージは――――90点ッ!!!

イオス:もちろん《蒼き刻印》を使用!
10・7・6・6・5・4で防御力は―――60!30点ダメで残りHPは7!

GM:おおおおおおお!!!(笑)

フィリア&セレナス:素晴らしい!

イオス:レオードの白炎の中を突っ切るイオス。
白炎の翼の無くなったその背には、代わりに青き光の翼があった。
ここで《鮮血の吸収》を使用してダメージ分、MP全快!これで準備は整った!

GM:なるほどー!(笑)

イオス:メジャーで<瞬花終到>を使用!命中は7・6で85。

GM:無理!あたります!

イオス:<紅蓮>を使用。「瞬花終到・煉獄――白火繚乱…エクステンド!!」
そしてさらに最後の《蒼き刻印》を使用!「終極憐業斬ッ!!!」

GM:君が放った終極の剣。それは確実にレオードを―――捉えた。

イオス:10・10・8・5・4・9・3で攻撃力は146点!!

「―――――――」

“ずばあああああああああああんッ!!!!!”

白き終極の一閃。それは死の王・レオードを切り裂き、その身を打ち斃した。

斃れる刹那、イオスにだけは聞こえた。
レオードが斃れる瞬間に呟いた、その言葉を。

「―――ソラ…君との約束―――今、果たしたよ………」

“どさりっ…”

GM:白き死の王の居城、その王座の間の中心にて今、死の王は斃れた。
それと同時に“ごごごごごごごごっ……!!!”
地を揺るがす振動が君達のいる空間、否、この城全体で起こり出す。
「―――…終わりだ、イオス……」 斃れたままレオードは語る。

イオス:「レオード…」

GM(レオード):「私の死と同時に…この城は崩壊する……。私の完全な敗北だ………。
そう―――これで私の全ては―――終わりだ」

斃れままレオードはそう呟く。そしてその時、イオスには分かった。

この瞬間、最後のこの瞬間だけ、目の前のレオードは
今までのレオードとは違う雰囲気を纏っていたことに―――。

「イオス…」

「――――――――」

彼の最後の言葉は――イオスには届かなかった。
目の前でレオードの身体は崩れ行く王の間と共へ奈落の底へと落ちていった―――。

イオス:「…まだ、終わらないさ。俺はまだ、最後の呪いを希望に変えていない。
セレナス、フィリアを連れてこの城を出ろ」

セレナス:「イオス、君?何を……」

イオス:レオードを追ってよろしい?というか追う。

GM:もう死体になって奈落の底に沈みましたが、それでも良いなら追ってもいいですよー。

イオス:「何、死にはせんさ。俺はセクエンツィアのところへ帰らなきゃいけないからな」 じゃあ追う。

フィリア:イオスが追った直後、振動で気が付いていいかな?

GM:いいですよー(笑)

フィリア:じゃあ首を振って起き上がるよ。
「…セレナス、イオスはどこだ?……そう、そうだ!レオード、死の王はどうした?!」

セレナス:「リザ姉さん、良かった……レオードは、イオス君が倒したよ……。
イオス君は、レオードを追って奈落へ」

フィリア:「――! イオス!」 奈落に近づこうとして、止まる。
「セレナス。イオスはここに飛び込む前、何か言ったか?」

セレナス:「リザ姉さんと、この城を出ろ、と。それに、あのメイドさんのところへ
帰らなきゃいけないから死にはしない、って」

フィリア:「なら……大丈夫だな。あいつは戻ってくる」
セレナスを抱えるよ、小脇に。「セレナス、急ぐぞ」 で脱出する為に走るとしましょう。

セレナス:「え?ちょ、ちょっとリザ姉さん、怪我して、え、ええ―――!」 抱えられたまま退場(笑)

GM:では、一方イオス君。

イオス:おう!

GM:遥か奈落の底で君の足元にはレオードの遺体がある。
死の王として世界に君臨した君の父。その死したる姿は死者と呼ぶにはあまりに――美しい。

イオス:「始まりは、小さな絆だった。どれだけ突き放しても切れない繋がり。
だがそれは、一つの呪いを希望へ変えた。そしてその希望は俺に教えてくれた。
誰かから与えられるのではなく、自分一人で手に入れるのでもなく、誰かと共に勝ち取ること。
それを知ったときまた一つ呪いは希望へと変わった。
そしてその希望は、この刻印を蒼く染め、希望の力を俺にくれた。
これで希望となった呪いは3つ、最後の1つは、お前だ」 レオードの亡骸を背負う。
「レオード、俺は…ここにお前を…救いに来たんだ」

GM:初めて触れた父の身体は、冷たかった。
だが、それは不思議と君の中にある最後の氷を溶かす。そんなぬくもりを感じさせた――。

イオス:「お前にも帰る場所がある。そしてそれは、ここじゃない」

そうしてイオス=ヴァルムオンドは今、父・レオード=フォン=ヴァルムオンドのぬくもりを感じ
死の王の居城を―――出た。

世界を賭けた死の終末戦は今ここに静かに終わりを迎えた―――。


◆GMシーン 〜手紙〜
「…イオスさん」

テラスト王国の王城、その一室で少女・セクエンツィアはイオスの安否を心の中で強く願っていた。
必ず帰ってくる。その想いを胸にセクエンツィアは祈るように手を胸に当てる。

その時、不意に人の気配を感じた。
セクエンツィアはゆっくり後ろを振り返り、いつそこにいたのか、その人物に驚きの声をかける。

「――イクフォードさん…」

「よお、久しぶりだな。セクエンツィアちゃん」

イクフォードはいつもと変わらぬ軽い口調のまま彼女へ声をかける。

「イオスなら無事だぜ」

「え」

「もうすぐ君の下へ帰ってくる。あいつは勝ったんだよ、自分の呪いその全てに」

イクフォードのその言葉に涙を浮かべ笑顔を浮かべるセクエンツィア。

「良かった…本当に良かった…」

そんな彼女の姿をどこか寂しそうにイクフォードは見つめたまま言葉を続ける。

「でよ。今回、俺がここに来たのはこいつをイオスのやつに渡して欲しいからなんだ。」

そう言ってイクフォードはポケットの中から一枚の手紙を出す。

「…これは?」

「あいつに渡せば――全て分かるよ」

目の前のセクエンツィアを強い眼差しのまま見つめイクフォードは言う。

「…それじゃあ、これでさよならだ。セクエンツィアちゃん。―――楽しかったぜ」

その一言を最後にイクフォードは姿を消した。
後には手紙を携えたセクエンツィアのみが残っていた―――。


◆エンディングシーン 〜帰還〜
テラスト王国。そこへ帰還したイオス達を迎えたのはこの王国全民による凱旋の祝福であった。

「わあああああああああああああ!!!!」

その全てが全ての騎士が、国王が王女が、皆が英雄の帰還を祝福する。
もはや彼は立派、“希望を切り開く者(エスペランサー)”であった。

イオス:儂はレオードを弔わなければならんので凱旋には参加していないということで。

GM(レセリア):「ご苦労様。貴方たち、皆ほんとうに立派な英雄よ」
とレセリアが帰還した君達へそう声を掛ける。

フィリア:すこし視線をそらす。だって、最終決戦、気絶してた…。

イオス:いやぁ、フィリアがカバーリングしてくれなかったら終局8D10で全滅だったかもしれないさ。

GM(レセリア):「胸を張ってよ、貴方達はこの国の英雄なんだから!
グラングーレの騎士・セレナス=グラングーレに“シュヴァルストの剣”フィリア=クーへさん」

フィリア:なぜその名を知っている!と驚愕の表情を浮かべよう。

GM(レセリア):「くすっ、驚いた顔してるわね。フィリアさん」

フィリア:「な、なぜその名を知っているのか、聞いてもいいか?」 ちょっとおろおろ

GM:ではその問いに対しレセリアは君へ空間水の瓶を渡し、こう言う。
「これ、さっきこの国に来たある人からの贈り物。貴方へ渡せ…って」
任務を終えた君がある場所へ自動的へ帰還できるようセットされた空間水であった。

フィリア:「…父上か。感謝せねば」 空間水の瓶を受け取ろうか。

セレナス:僕は姉さんとテナを探して心ここにあらずです(笑)

GM(レセリア):「くす、誰かお探しかしら?騎士セレナス。実は貴方に会いに来た人達が
すでに王城の方で待っているわよ。さぁ、はやく行ってあげなさい」

セレナス:一気に顔をぱぁーっと明るくさせて「本当ですか!!」
どどどどど、と駆け下りていきます(笑)

GM(レセリア):「あははは、新しいグラングーレの騎士は元気ね〜」
とレセリアは明るく笑う。そして、レセリアの隣りにいた国王はこの場にいない
もう一人の英雄の姿に気が付きフィリアに声をかける。
「…時にイオスがいないようだが、彼はどうした」

フィリア:「王よ。心配することはない。イオスはその内戻ってくるだろう。絶対に、な」

GM(王様):「そうか、―――そうだな」

その言葉を聞き、王は笑顔を浮かべる。


 
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