◆クライマックスシーン 〜命尽き果てるまで〜
GM:『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』最深部。 そこに着いた君達は驚愕の場面を眼にする。 先に着いたレイアもそのすぐあとに追いつたメドウ達も目の前の事に一瞬、驚きを隠せずにいた。 そう、君たちが倒すべきウェルファスは――すでにその場で息絶えた後だった。 レイア:倒れ臥したウェルファスの躯を一瞥する。 「色々言いたいことはあったがよ、死人に鞭打つなんてしたくねぇ」 GM:そして、そのウェルファスの前にいる体中を真紅に覆い その手には場違いな蒼き剣を持つ男――シアがいた。 「…待っていたぞ。メドウ」 彼は振り向き、メドウを見る。 メドウ:「シア…」 その手に蒼く光り輝くジルナードを見て、息を呑む。「お前…」 GM:メドウ。君は彼を見た瞬間、今までとは違うその力に本能的な震えを感じた。 見ると君が手にしていたアマステラは目の前のジルナードと共鳴するように小さく震えている。 メドウ:明らかに、違う。 確定的に強く、絶望的なまでの威圧感。そして何より――美しい。 これ程までのものか、ジルナードというものは。 アマステラとは違うその神器に畏敬の念を感じ、唯シアと対峙する。 GM(シア):「メドウ。ウェルファスは死んだ。 だが、この『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』の機能は未だ生きている。 放っておけば眼下のエデンが崩落するのは理解できるだろう…」 メドウ:「ウェルファスの支配を断ち切ったのか――」 呟き、シアを見る。何をすべきかは知っている。もう何も意味が無い。 会話や説得などで引き返せないところに、僕達は――僕とシアは、来てしまった。 GM(シア):「メドウ。俺はずっと考えていた。 何のために俺は生まれたのか。俺の存在には意味は無い。ずっとそう思ってきた。 だが、俺は見い出した。俺の存在を」 言ってシアはその真紅の瞳でメドウを見る。 メドウ:「……」 GM(シア):「俺の身体は最初に創生された『禁忌の子(サクリード・チルドレン)』だ。 それ故、もともと長くはもたなかった。 加えて先ほどの傷で俺の命はもう僅かで、消えるだろう。 だが、俺はそれでも構わない」 そう言って彼は手に持った『蒼剣(ジルナード)』を掲げる。 ただ、それだけで――― “どくんッ!!” メドウ達全員はかつて感じたことの無いプレッシャーをその身に受ける。 GM(シア):「俺はお前に…お前との戦いに!!俺の存在!その全てを刻むッ!! そう…この、命尽き果てるまでッ!!!」 メドウ:「たとえどんな障害が阻もうとも僕は、僕達はエデンを守るッ!!」 言い放ち、命を刃に変える神器…アマステラを抜刀する。 「文字通り――命を賭して君と向き合おう。 決着をつけよう、シア。命尽き果てるまで――」 GM(シア):「ああ、来いッ!メドウ!! 俺のお前の、その全ての決着を!今着けよう――ッ!!」 今、二つの神器を手に遥か天空で全てを賭けた最後の戦いが――切って落とされたッ!! GM:ラストバトルです!全員、セットアップまたは行動値の宣言を! あ、それとこちらは最初にセットアップがあります(笑) シアの持ったジルナードが蒼く輝いた瞬間…。 君達全員はジルナードより放たれた蒼き結界のようなものに包み込まれる! 『蒼剣(ジルナード)』固有能力発動ッ! 《蒼の世界》 タイミング:セットアップ 対象:射程内の自分の除く全て 射程:500m 消費精神:− 超重力場による超圧縮の空間を構成する。 この中で戦闘を行う際『蒼剣(ジルナード)』の持ち主以外は命中・攻撃・回避・行動の能力値は半減し、 これらのジャッジの際はクリティカルが発生しない。 更にメジャー行動を起こした際、生命力に2D10(ジャッジとして扱いません)分の実ダメージを受ける。 ただし、フォーチューンポイントを2点消費すればこの効果を免れる。 三ターンに一回自動発動する。 GM:『蒼剣(ジルナード)』が司るは『重力』! その力は蒼き力場となり君達全てを包むッ! アルス:やばい能力だなぁおい…。 GM(シア):「この中ではお前たちの生半可な力は俺には届かない。命を賭けて、俺に来い」 そちらのセットアップや行動どうぞ! 《蒼の世界》を逃れる場合はFP払って言ってね♪ アルス:力場で一度膝をつくが、セットアップで≪アクセス≫を使用!とくん、と心が波打つ。 (今、アリスちゃんの声が聞こえました…。不器用で、可愛くて、意地っ張りで、寂しがりやで、怖がりで、 誰よりも優しい心…。心が繋がる。愛が溢れてくる) ゆっくりと再び立ち上がる。 「大丈夫…立てますよ。アリスちゃん…」 GM:おお!かっこいい(笑) ちなみにシアの行動値は36です。 アルス:これずっとやりたかったの。あ、雪羽の行動値は20です。 メドウ:行動ジャッジ3・3でFP(フォーチューンポイント)もらいまーす。行動値15。結界のせいで(笑) レイア:FP2点を消費して結界能力を解除します!行動ジャッジ7・8でFP貰います、行動値は41。 GM:では、レイアさんからどうぞ〜! レイア:「重力なんかで縛れるほど、俺の翼はヤワじゃないんでな」 マイナーで接敵し、メジャーで攻撃。 GM(シア):「…フッ、さすがはリウが認めた男だな」 レイア:「本当はお前等の決着に手は出したく無いんだがな…。 俺にも戦う理由がある、悪く思うな」 GM(シア):「…お前たちはメドウの『仲間』なのだろう。 ならばそれはメドウの『力』だ。俺はメドウが持つ『力』の全てとの決着を望んでいる。 遠慮はいらん。来い」 レイア:「お前、いい奴だな」 ニヤリと笑う。 レイアの二刀による攻撃を受けるシア。しかし蒼剣を継承し命を燃やす彼に半端な攻撃は通用せず レイアの二撃は僅かなダメージを与えるだけだった。 GM(シア):「『蒼剣(ジルナード)』の放つ結界をものともないとはな…面白い!」 僅かに傷を負ったシアだが、その戦意は全く衰えを知らない様子だ。 ではここでシア!シアは疾風のような動きでレイアの眼前から消えメドウの目の前へ! <疾速>を使用! 「…この力場ではさすがのお前も普段の力は出せないか?」 眼前に剣を構え、問うシア。 メドウ:立っているのがやっとだ。だけどその問いに、笑う事で返す。 「ふふっ…こんなものか、ジルナードの力は。そう強くもないんだね」 GM(シア):「お前らしい強がりだ。――では遠慮はしない。いくぞ!」 って命中28とか!(笑) アルス:低っ。 メドウ:回避16!超命中(笑) GM:さすがは結界ッ!(笑) 攻撃は49点です! メドウ:32点防ぎました!残り13!厳しい!! GM(シア):「どうした、まだそんなものではないだろう」 笑みを浮かべ君の戦いへ期待をするようにシアはそう言う。 メドウ:「…ッ」 重力場の影響で、体が思うように動かない。よろよろと後退し、踏みとどまる。 アルス:「まったく…厄介な結界ですね…。立てないことはありませんが、体が重くて仕方ありません…」 GM(シア):「スラー…いやアルス。 存在を見い出した『禁忌の子(サクリード・チルドレン)』の力を俺に見てせみろ」 アルス:「まさか、最初からこれを使うことになるとは…」 彼の方に、弓ではなく何も持っていない右手の掌を向ける。 「貴方自身の気を爆破するこの攻撃なら、結界は関係ありません。 何度も使える技ではありませんが、出し惜しみしている場合ではありませんし」 シアに対し<ジェノサイド>を使用する! GM:おお!なるほどー!確かに実ダメージに対してはこの結果は関係ないね!(笑) アルス:もちろんアビリティフォースもつける。ダメージは……24の実ダメージ。 GM:では君の放った気を受け、シアの内側から、彼自身の気が爆発する。 その一撃にはさすがにダメージを受け、血を吐く。 「…ふふっ、いいぞ。お前達のその力、全てをぶつけて来いッ!」 だが、彼の戦意は全く衰えない。 アルス:そして儂は結界のせいで2D10の実ダメージを受けるんだよなぁ…。 GM:ですね(笑) ダメージ12点どうぞ♪ アルス:アルスは残り25か…。ターンは雪羽の行動だけど、さて、どちらを回復させるか…。 メドウ:メドウ君このターンで場のダメージ受けて、 アマステラ振って更にダメージだから次に攻撃されたら死んじゃう(笑) アルス:そうなんだよなぁ…。ヘタすると場のダメージでメドウが落ちるかもしれんし…。 雪羽はメジャーで動くと半分くらい削られるが、ここはメドウを回復するしかないな。 メドウ:ありがたい!!(笑) アルス:『敵が執着している壁その1を(以下略』 GM(雪羽):『おう!ま(以下略』 アルス:9・2で11点回復です。 GM:雪羽には10点のダメージですぅ(笑) アルス:ぴったり半分削れたな…。 GM:では!メドウさん! メドウ:視界が歪む。臓器を鷲掴みにされたように感じた直後――「がはっ…」吐血した。 重い、体が重い。なんて神器だ。絶対の力。まさに「神」の1文字を冠するに相応しい! 蒼剣(ジルナード)…これほどまでとは思わなかった。 それでも立ち向かわなければ。エデンを救う、正義の力を!アマステラ!お前の力を解き放て! 自らの命を刃に変え、シアに叩き込む!アマステラで通常攻撃! 生命力は《蒼の世界》のダメージで5点。アマステラで2点消費しました。残り生命力は17! GM:かっこいい!まさに命を賭した戦い!(笑) メドウ:命中34!! GM:こっちの回避は30です(笑) メドウ:ダメージは49点!! GM:君の放ったアマステラはジルナードの結界を切り裂き、シアの身体へ傷をつける。 アマステラとジルナード。 二つの神器はお互い刃を交えることに喜びを得ているようにメドウとシアの手で震えている。 「…いいぞ、メドウ。お前の力、命の全てを出して俺と戦え!」 そしてターンは2ターン目となる。このターン、ジルナードによる《蒼の世界》は発動しないため PC達は一気に全力を出し始める。 アルス:よし、このターンと次のターンは結界無い! 9・8・6で行動値40。さっきからダイス目いいぜ。愛が溢れている。あ、雪羽の行動値は36です。 レイア:先程の蒼剣(ジルナード)の結界を打ち破った時、 そしてリウとの戦いで酷使した腕、足、体全体が軋み、悲鳴を上げている。 既に死に体のレイアが動けるのはは強靭な意志と 彼女達の死を無駄にしないと言う決意によってのみであった。 「(頼むぜ、この戦いが終わるまででいい…。 シルヴィア、リウ。俺と一緒に戦ってくれッ!!)」 セットアップで<覚醒>を使用します。 GM:了解です!かっこいい(笑) レイア:覚醒分のダイスは8.9.10で計+27。びっくりだ(笑) 行動値は66で《アクセラレーション》発動です。 アルス:覚醒で凄くブーストした! メドウ:行動値26。 GM:ではこのターン、シアも『蒼剣(ジルナード)』を掲げる。 アルス:まだ何かあるのか。 GM:その手、身体はすでに流した血で真紅に染まっている。 だが、彼のその瞳はかつて無いほど生への執着。君達との戦いへと全てを向けている。 「俺の命…まだ尽き果てるな。俺の存在を刻むその瞬間まで!」 シアも《覚醒》使用! アルス:げっ! レイア:うお! メドウ:おお! GM:行動値55。《集気法》と《アクセラレーション》発動! 全てのジャッジに+5をして再行動します。 アルス:ソニックドライブ2つ?! メドウ:…強すぎる!(汗) ウェルファスこれが失敗作ってどんだけだ(笑) レイア:まずは俺からだな。マイナーで<ポイズンエッジ>メジャーで<真空斬> 納刀し腰溜めに構え居合いを抜く。 普段使用することは無いが、これこそがレイアの真骨頂。 「――飛燕一閃――」 GM:かっこいいっ!(笑) レイア:命中は70! GM:シャレになってねー!(笑) あたりです! レイア:ダメージは計79発!左の一閃が抜き放たれる。 GM:レイアの放った一閃! それは大きくシアを胸を傷つけ、初めて彼の表情に変化を与えた! レイア:「追して――飛燕弐閃――」 命中は68! GM:あたりです!どうぞ! レイア:間断無く右の一閃を抜き放つッ! 煌きは弐閃。舞い踊る弐羽の燕は死を齎す!! ダメージは10.7.9で計80発!! GM:それに対しては<オーヴァーシールド>を使用し防御の構えを取るシア。 彼が生み出した障壁は君の放った一撃を大きく阻んだ。 だが、それでも僅かにダメージを受けたシアはその額から血を流す。 「…やるな。油断していたら俺も危なかったぞ」 そして、シアのターンか。 アルス:できれば覚醒入っているレイアの方に行ってほしいが…。 GM(シア):「では、そうしてやろう」 彼はジルナードを一刀両断の構えでレイアへ向ける。 アルス:プレイヤー発言に反応してくれる優しいボスでよかった。 メドウ:帝王の風格!余裕たっぷりだ! レイア:「俺が死んでもあいつ等がいるからな」 余裕の笑みで迎え撃つ。 GM(シア):「宣告しておこう。俺がこれから放つのは並大抵の技ではない。 防御は不可能。故に――全力で避けて見せろ」 彼の放った一閃は蒼き光となり地を駆ける! <瞬速斬>を組み合わせ、そちらは回避へ-5!命中は53! レイア:覚醒で元値が54、-5されて49。ダイスが7・8で64。 GM:高すぎ(笑) レイア:“ホークアイ”極限まで鍛えぬいた眼力と集中力。 そして己の反射速度を持ってすれば…。 「…俺には世界が止まって視える」 回避成功。 メドウ:かっこいい!! GM(シア):「やるな。だが、俺の実力もまだこの程度ではないぞ」 では次はアルス。 この後、必殺の一撃を放ったアルスだがその一撃を<明鏡止水>で絶対回避するシア。 続けて雪羽の行動で傷ついたメドウの生命力を回復する。 GM:では、ここでメドウか。 メドウ:スペンサーさんの設定ってそんなに多くないですよね。 公開されて無い部分好き勝手にしてOKでしょうか(笑) GM:OKです!(笑) メドウ:りょーかいしましたー!(笑) でもこのターンはきっと当たらないので普通に攻撃! 「シア…!お前を倒し、エデンを守る!」 シアに対して攻撃を放つメドウだが覚醒が入ったシアに届かずその攻撃は回避される。 続けて《アクセラレーション》による再行動のレイアとシア。 まず先にレイアの二刀による攻撃を再び受けるシアだが、多少のダメージを受ける程度に抑え込む。 GM:ではシアの再ターン。<真空斬>を使い、目標はアルス!命中は66! 「…悪いが、お前には少し静かにしてもらおう」 アルス:こっちか!42で回避失敗。 GM(シア):「蒼き王の一撃…その身に刻め」 『蒼剣(ジルナード)』から放たれた蒼き一閃が君を貫く! 《蒼王の一撃》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:− 消費精神:− この一撃を受けた対象は即座に生命力を「1D10」分の値とする(クリティカルは発生しません)。 また、対象は次のターンは行動不可能となる。 GM:ダイスの結果、そちらのHP1です(笑) アルス:それに<護獣> GM:ひでぇ(笑) 『ちょ!おいッ!!ごふッ?!!』 吐血する雪羽(笑) アルス:「アリスちゃんが私のアプローチを兎でガードするのを見て覚えた、秘技☆雪羽バリヤー!」 側の雪羽をガッと掴んで盾にする! メドウ:アリスちゃんの友達が!(笑) そしてターンは3ターン目に移った。 GM:ではターンが3ターン目に!シアの行動値は38です! メドウ:27です! アルス:セットアップで≪覚醒≫を使用!21点ブースト!ボン!と気が膨れ上がる。 「見せてあげます、愛の力の真髄を…」 先ほどの自らの行動をものともせずに言うぞ。 行動値は54!ソニックドライブ《パーフェクトアイズ》発動。攻撃は絶対命中に。 雪羽はこのターン、行動不能です。 レイア:「(まだだ…まだ倒れられない…ッ!)」 極限までの肉体の酷使で意識が途切れる。 「(シルヴィア…リウ……)」 愛する者の名前を呼ぶことで必死に意識を繋ぎとめる。 <覚醒>を使用します。+20のブースト。行動値の計79ですよー。意味が解らん(笑) メドウ:人間の速さじゃない!(笑) GM:では、超早いレイアさんから(笑) レイア:もちろんアクセラ発動です。行きます(笑) メジャーで攻撃!命中は54です! レイアによる二撃による再び傷を受けるシア。 さすがにここまで来るとそのダメージも蓄積されてくる。そして――。 GM:ではアルス君。 アルス:えっと、ここでもし落としちゃっても恨まないでネ…。 「何度も放ってきた私の奥の手も、とうとう最後になりました。 先ほどの攻撃で切り札を使ってくれてよかった…。これが外れたら泣くに泣けませんからね…。 私の愛の力の全てを込めます。たぶんこれが最後、宿れ!」 マイナーで<コンビネーション>を使用! GM(雪羽):『ぜーぜー…し…死ぬ…』 アルス:『これでたぶん最後だから、もうちょっとだけ頑張ってください』 メジャーでアビリティフォースつきの<王撃>! 「究極奥義――皇龍天翔!!」 命中はパーフェクトアイズで絶対命中だ! GM:なるほど! アルスの放った攻撃は150点のダメージを出し、シアへそのダメージを叩き込む。 アルス:気と雪羽を込めた矢は龍の姿をとり、シアを飲み込むぞ。 GM:その一撃は間違いなくシアを葬るはずだった。だが――。 「ッ…まだだ!俺は…まだ倒れるわけには…いかないッ!!」 <遅行の盾>を使用してダメージを先送り。 「俺の命…その最後の瞬間まで!貴様らに刻むまではッ!!」 では、シアの行動。彼はアルスと雪羽の方へその蒼き剣を向ける。 アルス:ここでこっちにくるか。 GM(シア):「…もう、遊びは終わりだ。――蒼王裂翔閃」 <周破斬>と<居合い>を組み合わせ二人に絶対命中。 そのシアの攻撃にはアルスは反応する事できず受けてしまう。 雪羽はこの攻撃による[戦闘不能]に、そしてアルスは…。 アルス:えっと、まわったはいいが…それでもダメかもしれん…。 防御力は52でアルスの残りHPは25……2残ったぁ! 「ぐぅっ!!これでは…意識を保つだけで精一杯ですね…」 その一撃に膝をつく。生きてるだけでもう何もできんな。 GM(シア):「生き残ったか、驚いたな。さすがだアルス」 冷静に呟くシア。そして、ここで…セカンドハィロゥ発動!再行動! メドウ:Σ レイア:来い。 GM(シア):「…メドウ。お前との最後の決着の前に周りは片付けさせてもらうぞ。蒼王裂翔閃!」 レイアへ向けて再び先ほどの奥義を! レイア:「――無理だな」 避けようとするが既に体は動かない。 GM:<居合い>と《蒼王の一撃》を組み合わせて絶対命中。そちらのHPは4です(笑) シアから放たれた蒼き一閃はレイアを捉え!切り裂く! メドウ:「レイアさんッ!」 叫び、守りに行こうとするが――距離は遠い。 攻撃を代わりに受けるには、絶望的なまでに遠かった。 アルス:アクセラレーションを封じられたか。 レイア:「……」 メドウに目で語りかける。 「―お前が決めろッ!―」 そして崩れ落ちます。 GM:そして、メドウのターン! メドウ:仲間の意思。エデンへの想い。勝ちたい。僕はこの戦いに、勝たなければいけない! 常人ならば、すでに何度死んでいてもおかしくない程の凄まじい攻撃の嵐。 その中で、シアはいまだに立っていた。 「奥義の瞬花終到も、今のシアには…通用しない」 戦慄し、そう呟く。シアに勝つためには、こんなものでは足りない。 さらなる力――強い、何者にも負けない力が必要だ。 戦場でのあの日、憧れの人が『私』を助けるために放った技… 今の僕に使えるか判らないが、やるしかない。 アマステラを握り、袈裟懸けに刃を放つ! まずは<天光斬>使用します!ここで当たらなきゃ話にならない!(笑) GM:OKです!(笑) メドウ:47!当たれー!! GM:――信じられん…。ぎりぎり避けた!(笑) メドウ:おおおおおおお?!! GM(シア):「…紙一重……だったか」 シアの頬には君の放った斬撃の衝撃で血を流していた。 メドウ:「…今の僕には無理だったか」苦笑いし、肩膝をつく。 GM:そして、君の斬撃を避けたと同時に…“ぶしゃああああああぁぁッ!!!” 尋常ならざる血を体中から放つシア。 「―――――ッ」 ゆらり…どさっ。 その身体が地に倒れる―――だが。 GM(シア):「―――まだだッ!!」 アルス:ちょっ! GM:彼はその全身が、血に染まり、赤に染まりながらも 「…まだ…俺は……倒れないッ!!」 左腕は折れ、足の健も切れている。だが―― 「この…最後の命が尽き果てるまではッ!!!」 彼は、立ち上がった。 「俺の存在を!メドウ、お前に!この瞬間全てに!!刻み付けるまではッ!!」 GM:<ヤマトの誓い>を使用して[戦闘不能]から復活!そして――! <命尽き果てるまで> タイミング:瞬間 対象:自身 射程:− 貴方の生命力が1桁の時に使用可能。 即座に全ての能力値に+4D10の修正を入れる事(この判定はジャッジには扱いません)。 この効果は貴方が戦闘不能・死亡となるか、HPが1桁以上になるまで持続する。 一シナリオ一回使用。 アルス:何ぃ! GM:彼のHPはたったの一桁。だが、それでも分かる。 今の彼は――その最後の命を燃やし、かつてないほどの力を放っているッ!! 「さあ、幕を降ろそう。俺達の死闘に!!」 そしてターンは最後を迎える。『蒼剣(ジルナード)』特殊能力《蒼の世界》が再び発動。 メドウとレイアはFP2点を消費して結界効果を免れる。 アルスの生命力はすでに一桁のため、このターンに行動をすれば即座に戦闘不能となる。 そして行動はレイア・シア・メドウの順番となった。 GM:(シアの最後の能力<命尽き果てるまで>が発動して、メドウよりも先の行動か。 これなら最後のイベントも出来そうだな…) レイア:マイナーでメドウとシアのエンゲージに行きます。 「悪いなシア、俺はしつこいんだ。メドウの前に俺を倒すんだなッ!」 シアの前に立ちはだかる、で待機。 GM:「…フッ、面白い奴だな」 ではシアのターン。 「だが、俺の命はもう尽きる…その前に全てをメドウへとぶつける!!」 《蒼王の一撃》を使用してメドウへ攻撃!命中は54! メドウ:無理無理!避けられません!23で喰らいます! GM:ではメドウのHPは3になりますッ! “ずばあああああんッ!!” シアから放たれた蒼き王の一撃がメドウの体を紅く染める。 メドウ:容赦のない一撃に、意識が飛びそうになる。 「…ッ」 それでも。守らなければならないものがある筈だ。 僕は正義を。この想いを貫き通す!この命尽き果てるまで!! GM:ではその瞬間、メドウ。君へ最後の特技を継承させます! メドウ:おお!(笑) GM:メドウとシアの専用特技<命尽き果てるまで>です! 刹那。メドウの身体よりこれまでに無い力が目覚める。 GM(シア):「―――ッ!」 メドウ:では即座に<命尽き果てるまで>を使用!10・1・6・6で能力値+23です! GM:では<命尽き果てるまで>の発動により《蒼王の一撃》の効果の “次の行動時に行動不可能”を打ち消しとします! メドウ:なんて凄いスキル!(笑) GM:では――メドウさん。 メドウ:アルスさんが持てる技を使いきり、レイアさんが倒れた今―― シアに立ち向かえるのは、自分しか居ない。 僕が倒すしかない――ッ!覚悟を決め、アマステラを構える。 スペンサーさん…皆!力を分けてくれ!! 当たれ!!<天光斬>!!命中62!! GM:それに呼応するようにアマステラがこれまでにない光を放つ! こちらの回避は――57!当たりです!! メドウ:斬撃が入ったのを確認してからアマステラを逆手に持ち、姿勢を落とす。 返す刀で己の全力をもって放つ、命の刃―― 「――十王夜桜」 メドウ:<命輝く刃>に《グランドクロス》を重ねます! GM:白く輝くアマステラ。蒼く輝くジルナード。 その二つが、今、最後の交差をする―――!攻撃どうぞ! メドウ:ええっと少しお待ちを。振るダイスが多い(笑) ……104点!!天光斬で防御-5! GM:君が放った奥義に対し、シアは微笑みを浮かべる。 それは一点の穢れも無い純粋な戦士の笑み。 “ずばああああああああああんッ!!!” そしてシアの体をメドウの放った剣が――切り裂いた。 GM(シア):「……メドウ」 彼は倒れることなく、その場に立ったまま目の前の君を見る。 メドウ:「……シア」 黙って、シアを見つめる GM(シア):「…俺はお前に出会って俺という存在を得た。お前の中に俺を残したかった…。 ―――ありがとう」 メドウ:「シア……」 何故か涙がこぼれる。裏切られたと知ったあの日流した涙とは、違う種類の――。 GM(シア):「…俺は……俺の存在は…ここに残った……そうだよな? ……メドウ…――――」 メドウ:頷く事しか出来ない。言葉が、想いがあふれ出て…何も言う事が出来ない GM:シアは立ったまま。君を見てそう言葉を言い終えた…。 そして気づく――。 目の前で満足な笑みを浮かべて君を見ている男は、もうすでに…その命を終えていた事に。 彼の手にあったジルナードは静かに…その輝きを収めていた。 メドウ:駆け寄ろうとして、直後“ぐらっ”と視界がゆれた。 命を刃に変える神器『命刀(アマステラ)』―― 「僕の命も限界か…」 全生命力を使い果たし、その場に倒れる。生命力マイナスで普通に[戦闘不能]状態です。 GM:倒れるメドウ。 だが、目の前では未だに『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』は起動している。 早くあれを破壊しなければエデンは完全に崩落をしてしまう。 レイア:「アルス、メドウとそいつを頼んだ」 アルス:「は、はい…」 レイア:待機を解除して向かいます。 GM:OKです。 目の前では『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』の制御版がある。 これを砕けばこの『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』は機能を停止し、エデンの崩落も止まるだろう。 レイア:砕こう。これで全てが終わる。 そして――始まるんだ。 ぱきいいいいぃぃんッ!! GM:そんな乾いた音と共に制御版は砕けた。 瞬間“がくんっ”と今度はこの『不可侵の卵(シークレット・クラウド)』が落ちる音が響く。 アルス:だよねぇ…。 GM:だが、脱出のための時間は十分にある。 すでにエデンも浮遊を復活させてこちらへ近づき始めているのも見える。 「…皆さん」 不意に君達の背後から少女の声が。見るとそこには傷を押さえながらもここまで来たトゥナの姿が。 「帰りましょう。皆さんのいるべき場所に」 アルス:「歩くのもやっとですよ…」 戦闘終了したみたいなので、演出で雪羽に<生命授与>して復活させますね。 GM:どうぞ(笑) トゥナはそっと倒れているメドウを抱き起こす。 「今度は私が貴方を助けます。メドウさん」 その一言を言って。 レイアもアルスもトゥナもメドウもこの最深部を後にする。 最後に部屋を出ようとしたトゥナは奥で立ったまま息絶えているシアを見て一言を掛ける。 「忘れないよ―――兄さん」 そして、メドウ達は帰った。 彼らの居場所・エデンへと――。 |