アルレシオ公国編 第2章 奪われたもの

<アルレシオ公国>編
◆オープニングシーン 〜安息の二人、遠い日の想い出〜
――アルレシオ公国。
エデンとの不可侵条約によりエデンや他国とのいさかいもなく、この国は平穏な日々を送っていた。
だがその安息は唐突に打ち砕かれる。

『神聖アヴェスター教会』

このムーヴェリアス大陸に突如として生まれ、エデンよりの解放を謳う
この教会の魔の手がこの国にまで及んだ。

当初はこのアヴェスター教会に対し公国も傘下を拒み、いつ戦争が起こっても
おかしくはない緊張状態を保っていた。
だが、突然数ヶ月前に事態は急変する。
アルレシオ公国が突如としてアヴェスター教会の傘下へと入ったのだ。

事の始まりは数ヶ月前に公国を訪れた教会からの使者を名乗る男
クリストファー=ベルナードと言う男と公爵が会ってからだ。
その会見を始まりに、アルレシオ公国公爵ゲルドはアヴェスター教会の傘下に加わることを約束し
その暁として彼はアヴェスター教会、聖十聖騎士団の一人
第七騎士“暴君(ザッハーク)”の称号を持つ男・ジグードを公国高官に迎え入れ
国内政治のほとんどを一任している。

それからと言うもの、国は乱れ、民は疲弊し、神にすがる者達は教会の教えを信じ
エデンに対する戦の準備を始めた。
そして遂には数週間前に公爵は謎の病に倒れ、
実質現在のアルレシオ公国の君臨者はジグードとなっている。

公国最強の聖皇騎士団団長“地剣”ジョシュア=ガーランドは
公爵や公国に忠誠を誓っているためにジグードや教会の言いなりとなっている。

だが現在、僅かな叛乱勢力が公国内の水面下において蜂起の準備をしていると噂されている。

GM:以上が、君達がアルレシオ公国に入り、手にした情報。
そして現在、君達はそのアルレシオ公国の首都ヴィルケナムに辿り着き、そこを歩いている。
首都というだけあって町並みも綺麗で見栄えのいい大都市だが
人々の活気は少ないようにも見える。

アルジェント:思ったより腐ってるなぁ…。

GM:見ると貧民の数も多く、孤児たちの姿もあちらこちらに見える。
「あ…ぁあ…た、旅の方…お金を…恵んでくだされ…」
と貧民のじじいがそう言って君達に近づいてくる始末(笑)

アルジェント:「等価交換が世の摂理だ」

GM:切り捨てごめん(笑)

ディゼル:「う…そういやあの騒ぎのあと何も準備せずにきたから僕の財布が…あわわ」

GM(貧民じじい):「あ…ぁぁ…こ、これを…ゴミ箱にあったパンの残骸で…」

ディゼル:じじい、まずそれ食え(笑)

GM:ディゼルも何気に容赦なし?(笑)

ディゼル:いや、パンがあるのにそれを取っておけるだけの余力があるのだなぁと(笑)

GM:確かに、冷静な突っ込みすぎる(笑)

アルジェント:ではそのパンの残骸を受け取り、ピンと1Rはじいて渡そうか。

GM:アルジェント(笑)。では、とりあえず、貧民じじいを相手し君達は街へと入っていく。
「とりあえず、ダグラスが言っていたクロードという奴を探すのが先決だろう」
とアリスが君たちに宣言しながら。

アルジェント:さっきのパンの残骸をくるくると指先でもてあそびながら歩いている。

GM:奥に行けば、それなりの身分の者達は普通に生活をしているようで路店なんかもけっこう見える。
「なぁ、二手に別れて探さないか?」とアリスは君達に言ってくる。

アルジェント:「二手に…?」

GM(アリス):「これだけ広いと人一人を見つけるのは大変だし。
私とディゼル、お前達で別れたほうがいいかなと思ったんだ」
 
サクス:「ほぅ?構わないが…悪いがこんな街を少年少女だけで歩かせるほど俺は呑気ではないぞ?」

アルジェント:「それに、聖十騎士団が狙っているのはお前たちだ」

GM(アリス):「むっ、た、確かにそうか…」
アルジェントの言葉を聞いてアリスがそう言う。

サクス:「俺とアルジェントは戦い慣れている。
分かれるならそれぞれに一人ずつが賢明だと思うが、どうする?」
二人の間柄を知っててくつくつしつつ(笑)

アルジェント:「それに、今ここを歩いている奴らがアヴェスター教会の者でないと何故言いきれる。
俺たちが二手にわかれたときに「二手にわかれました」とジグードに伝えてもおかしくはない」

GM(アリス):「わ、私とディゼルが別れるのはだめだっ!
いざという時、命令に従う奴がいないと私は安心しないぞ!」

ディゼル:「アルレシオ公国もアヴェスター教会の信者がいるしね…。
こっちには僕らの情報とかまだ伝わってないのかな…?って、アリス、命令すると安心って…(笑)」

サクス:噴いた(笑)「くくっ、それならこのまま行くのが一番なんじゃないか?」

GM(アリス):「分かったよっ。ふんっ、それじゃあ、私はご飯を食べたいぞ!
長旅でロクな飯を食ってないんだ!ディゼル!この街で一番美味しそうな料理店に私を連れてけっ!」
命令ー(笑)

サクス:「……だ、そうだ。俺もここずっと美味いものを口にしていないからな、よろしく頼む」

ディゼル:「のわぁぁ。僕にはそんなおいしい料理食べるほどお金なんて持ってないよ〜。
うぅ…、いつか夢に見た僕のパン屋を建てるための貯金が…って
サクスさんも奢られる気満々ですかっ?!」

GM:パシられてる(笑)。ってそんなものの為に貯金してたの?!(笑)

ディゼル:そんなものって(笑)。後でパン屋について熱く語ってやる!(笑)

GM:(笑)では、ディゼルを先頭に街の料理店を探す一行だけど。
フト、雑貨屋に目を向けたアリスがその場で立ち止まる。
見るとアリスは雑貨店に飾ってある一つの人形(?)を見てる。

アルジェント:まったく緊張感無いなこの娘は。

GM:んなもの無いよ(笑)

ディゼル:「ん…?」そのアリスの様子に気づいて僕も一緒に立ち止まる。

GM:そこには少し汚れたウサ人形があった。
店主はそれに気づくと「ああ、お客さん、それはやめといたほうがいいよ。その人形呪われてるから」
と言ってくる。

アルジェント:やめろ、それを買うんじゃない。10年後に噛まれる人が出る。

ディゼル:(笑)

GM(店主):「なんか古い呪術が込められてるのか、たまに動くは噛み付くはレーザー出すやらで
危険だから買い手もなくそこに置いてあるだけだから」
それを聞くとアリスは少し寂しそうな表情を浮かべてウサギ人形を見る。
「…こいつも一人ぼっちって事か……」 そう呟く、次の瞬間ディゼルの方を見て
「おい、ディゼル。私はこれが欲しいぞ。私のために買え」 とそんな傍若無人を。

ディゼル:「えぅ…、えっと、これ、おいくらなんですかね…?」店主に聞くね(笑)

GM(店主):「…300R」

アルジェント:高いぞ、買い手つかないんならもうちょっと値段下げろよ…。

ディゼル:「うあ(笑)貯金の約3/8か…!」

GM(アリス):「ディゼル!わ、私のために買え〜!私はこれが欲しい〜!」
じったんばったんと地団駄(笑)

アルジェント:ちなみに世の300Rアイテム。
バスタードソード、穿、アークスタッフ、チェインメイルなど。

ディゼル:「も、もうちょっと安くしてもらえたりしませんか…」店主に懇願する(笑)

GM(店主):「じゃあ200でどうだ?」

ディゼル:「も、もうちょい!もう一声で!!」

GM(店主):「150だ!さすがにこれ以上は…な?」

ディゼル:「よし、買った!」なんだこの会話(笑)

GM:OK(笑)では店主はウサ人形をディゼル君に。なんか噛み付いてきたが気にするまい。

ディゼル:「じゃあ、これ、お代です」

GM(店主):「はいよっ」

ディゼル:うさぎの人形をそのままアリスに渡すね。所持金が657Rに(笑)

GM:ではその人形を受け取るとアリスは少し照れてるのかちょっと頬を赤くする。
そして、ディゼルに向かって一言。

GM:ぼそりと、そう呟いた。

サクス:かわゆす(笑)

GM(アリス):「そ、それじゃあ料理屋に行くぞ!」
と少し歩幅を広げてアリスは歩き出す。

アルジェント:しかし、この時はその兎が料理をばくばく食うなどと
誰も思わなかったのであった…(一同笑)

ディゼル:僕の貯金がぁぁぁ。

足早に歩くアリスを追うようにディゼル達もまた人込みの中、駆け出す。
その時、ディゼルは気づかなかった。自分の隣をすれ違った一人の男に。
そして、そいつが呟いた言葉に。

「――ようこそ、ディゼル=オウディラス。待っていましたよ。
それではこの国で続きをしましょう。滑稽な人形劇の続きを、ね」


<アルレシオ公国>編
◆ミドルシーン1 〜奪われたもの〜
GM:首都・ヴィルケナム。そこにある料理店で君達はたらふくご飯を食べているところだった。

アルジェント:そんな金がどこに…。

GM(アリス):「もぐもぐ…そう言えば…でぃぜる…あのダグラスってお前の父親だったのかぁ?もぐもぐ」
ディゼル貯金を減らしているのさ^q^

アルジェント:とりあえずアルジェント的に自分の分は自分で払うぞ。
戦闘になった時に影響するといけないから、あまり腹いっぱい食べたりはせんし。

サクス:「むしょむしょむしょむしょむしょ……恩に着る。むしょむしょむしょむしょむしょ」

ディゼル:「いや、ダグラスさんは僕のことを拾ってくれた人だから別に父親ってわけじゃないんだけど。
…でも、まぁ父親の代わりになってくれた優しい人だったよ。少し変だったけど」

GM(アリス):「…そうなのか?じゃあ、お前の本当の両親は…?」もぐもぐ。

ディゼル:「ん…小さい時に少しね…」

GM(アリス):「…そっか。アルジェントはどうなんだ?」
と不意にここでアリスは話題をアルジェントに振る。

アルジェント:「何故俺に訊く」

GM(アリス):「だって、お前みたいな変わり者の両親なんて想像できないから。
いるのかどうかも怪しいし」

アルジェント:「いるかどうか怪しいか…。それは言いえて妙だな。俺も同じ考えだ」

GM(アリス):「…?どういう意味だ」

アルジェント:えっとGM、あのロケットペンダントには親も描いてあるんですよね?

GM:うん、描いてあるね(笑)

アルジェント:じゃあロケットペンダントを出して開け、アリスの前に出し
「これが俺の知る俺の親の全てだ」

GM:ではそれを受け取ったアリスはしばらくそれを見つめて
それからペンダントを閉じ君に返すときに一言言う。「お前…捨てられたのか?」

アルジェント:「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
俺は過去の記憶が無いからな。捨てられたのだとしても、覚えてもいない奴を恨むことなどできない」

サクス:「むしゃむしゃむしゃ真理だな」

GM(アリス):「…そうか。実は私も両親から捨てられてお前と同じように家族の想い出なんかない。
けど、私にもディゼルと同じように私を拾ってくれた人がいた。…その人も今はいないけどな…」
と、どこか陰りのある表情をアリスは浮かべる。

アルジェント:「俺にも、俺を拾ってくれた人はいた」

GM(アリス):「!そうなのか!」意外そうに、自分と同じ接点を見出して嬉しいのかそう聞いてくる。

アルジェント:「フェザード王国女王シアリー。それが俺を拾ってくれた人の名だ」

GM(アリス):「それは何だかすごそうな人だな。
その人のところにいたからお前はそんな冷静な変人になったのか?」

アルジェント:「この性格はそれ以前からだ。
むしろ最初からあの人のところに居ればこんな性格にはならなかっただろうな」

GM(アリス):「…そっか、お前も色々苦労してるんだな」
と、ひとしきりそんな会話が終わった瞬間。
店の前から少し騒がしい声が聞こえてくる。よく聞くと言い争っているかのような声。

アルジェント:窓から外の様子を見る。

GM:見ると神父服を着た青年が数人の騎士団に囲まれている。
騎士団達は口々に罵倒を浴びせながら、神父に剣を突きつけ脅している。

アルジェント:「神父と…あれはこの国の騎士団か…」

GM:騎士団は間違いなくこの国の騎士と分かる。
そしてよく聞くと騎士の口から「クロード」という名前も飛び交っている。

アルジェント:「なるほど…」 窓を少し開け、そこから騎士たちに糸を飛ばして眠らせるぞ。

ディゼル:その糸ものすごく便利だなぁ…。

GM:「――な」 騎士達は君の糸を受けた瞬間に即座にその場に倒れる。

アルジェント:騎士たちが眠ったら、窓を開けてひょいっと外へ出る。あと糸も回収しておこう。

GM:では外に出るとそこには神父さんがいて、助けてくれた君の方を向きお礼を述べてくれる。
「ありがとうございます。見ず知らずの私のために」

アルジェント:「こいつらがアヴェスター教会の恩恵を受けていた奴らだからだ。
あと、クロードという男について知りたい」

GM(クロード):「クロード?それでしたら私がそうですが、貴方達は一体…?」

アルジェント:「そうか、お前が…。ダグラスという男にお前に会うように言われたのだが」

ディゼル:「あの〜…アルジェントさん…」 会話の途中に割り込んでいいかな?(笑)

アルジェント:「どうした?」

ディゼル:「いや、教会に目をつけられてるのに、教会直属の騎士たちが倒れてるところに
長い事いるのは…危なくないですか…?」

サクス:「…もっともだな」

GM(クロード):「それでしたら私についてきてください。ダグラスさんの知り合いなら信用できます」
言ってクロードは君達を案内するように路地の方へと向かっていく。

ディゼル:「あ、ありがとうございます」

アルジェント:「だそうだ。ランチタイムは終わりだな」

サクス:「その前にこの店の支払いを頼む」レシート?をクロードに渡します(笑)

GM(クロード):「え?!わ、私ですか?!」 おい(笑)

ディゼル:(ありがとうサクスさん!!)ばれないようにガッツポーズ。

GM:何にしても君達はこの場から手早く離れ、路地の奥の方へと向かった。

◆  ◆  ◆

アルジェント:たぶんアリスは皿抱えたままディゼルに引っ張られてったのだろうなぁ。

GM:そんな感じ(笑)「ダグラスさんの知り合いでしたら話しても大丈夫でしょう。
私達はこの公国の現在の支配者・ジグードを討つための反抗勢力です」
路地の奥で、君達全員と話せる場所を見つけ、開口一番にクロードはそう言ってきた。

サクス:「おやおや、これはまた」

ディゼル:「だからあの人達に目敏くされてたんですか…」

GM(クロード):「ええ。ダグラスさんが貴方達をここに送ってくれたのでしたら
戦力として十分だと私は考えます。貴方達四人がいれば、我々の現在の計画を
実行に移す事も可能でしょう」 クロードは先程のアルジェントの一撃を見て、それを確信している。

アルジェント:「そうか、俺の目的も聖十騎士団を討つこと。目的が同じならば協力もできるだろう」

GM(クロード):「とにかくここで長話も何です。私達のアジトまでご案内を致します」

アルジェント:じゃあついていくぞ。

GM:と、クロードが君達を連れて移動しようとしたその瞬間。
皆さん、知覚による判定をお願いします!

アルジェント:7・5で19。

ディゼル:8・3で22。

サクス:2・8で18(笑)

GM:ではディゼルのみは気づいた。クロード神父、彼の眉間に向かって放たれている神弾に。

ディゼル:「なっ…!!」

アルジェント:おいおい、「なっ…!!」じゃなくて伝えてくれっ。

ディゼル:脳裏に浮かぶ友の死。 重なるビジョン。
それを否定するかのように――感覚に体を委ねた。
『ガシャァァア!』とクロードの体をふっとばす(笑)

サクス:おお(笑)

GM:なるほど(笑) ではクロードは君に吹っ飛ばされるままに倒れる。
しかし彼を狙った神弾は的を失い、壁を貫くのみになった。

ディゼル:というより、これしか神弾の軌道から彼をどけさせる方法が
瞬時に思いつくことができなかったという方が正しい。

GM:「へぇ〜、ちったぁ反応がよくなったなぁ。小僧」
その声と同時に君達の背後に以前に見た聖十騎士団、第五騎士のネヴィルが立っていた。
「よぉ、わざわざ敵地に堂々と来るなんてお前らも度胸あるな」

サクス:「またお前か。仕事熱心な奴だな」

アルジェント:「また球遊びがしたくなったか。仕方のない奴だ」

GM(ネヴィル):「はは、落ち着けよ。オレはお前たちと戦いたくて来たわけじゃねぇよ。
まあやりたいのは山々なんだがな」とここでネヴィルはディゼルを見て
「小僧。さっきのはそいつを救うって言うのでは正解だったぜ。
だがな――お前が本当に守りたい奴から離れたのは失敗だったな」

ディゼル:やばいっ。

アルジェント:アリス?

GM:その言葉を理解するよりも早くディゼルの隣にいたアリスが背後から出現した
女騎士・フェティに羽交い絞めにされ捕まっているのが見えた。正解(笑)。

アルジェント:何か静かだと思ったら…。

GM:さっきのはディゼルから離すための威嚇ですね(笑)

ディゼル:ぐにぬ。

GM(アリス):「…ぐぅ…!」
「静かに、動かないで下さい」とフェティに羽交い絞めにされたアリスはじたばた。
「さてと、それじゃあ第一の用件は終わったから退散させてもらうぜ。
こいつを帰して欲しければ王宮まで来るんだな。待ってるぜ、小僧共」
そう言うとネヴィルは懐から出した空間水を使って消える。
フェティもまた同時に空間水を取り出し、自らとアリスの足元に叩きつける――が
アリスが消えるその刹那。

「デ、ディゼル!“私を助けに来てくれ!”絶対にッ!!」

GM:そんな彼女の叫びがまさに君の魂にまで響き、聞こえた。

アルジェント:ちょっ、そんなことしたら今すぐ行っちゃうんじゃないか。

サクス:「おやおや、また面倒な事だな」

ディゼル:「……!!」
先ほどまでの自分の過失、後悔の念がその一言で掻き消える。
俺もそう思う(笑)

GM:だが、状況がそれを簡単には許さない。
先程のネヴィル・フェティ、二人の騎士と入れ違いに数人の騎士団達が現れる。

アルジェント:「足止めをするのなら、それなりの戦力を揃えるべきだな」

GM(騎士):「教団に逆らう異端者共。貴様らの血を浄化の証として、この場で切り捨ててやろう」

ディゼル:これ演出戦闘あり?(笑)

GM:激演出だぜ(笑)

ディゼル:倒してぇ(笑)

GM:やっちゃっておk(笑)

ディゼル:でもそんなことしたら死屍累々(笑)
アルジェントと違って(笑)

GM:別に遠慮しなくてもいいのに、ここ主役の見せ場見せ場(笑)

アルジェント:糸を出そうとするが、ディゼルから闘気を感じてやめる。
さあ頑張れ、手は出さんぞ。

サクス:同じく(笑)

ディゼル:ありがてぇ(笑)。では――今まで感じていた、戦いに対する恐怖が削がれる。
それはさっきのアリスの”命令”ってやつのせいなのかな?
違うよ。そうじゃない。 そんなこと自分でもわかってる。
  
そう、これは――――大切な人を守りたいという自分の意志だ。

「うおぉぉぉぁぁぁぁああ!!!!!」

GM(騎士団):「?!な、なにっ!」 君の気迫、その意思に気圧される騎士団達。

ディゼル:剣を―――だけどこの人数―――一度には――――。
そんなの邪魔な思考だ。考えるよりすることはひとつだろ?
感覚に身を委ねる――、一度に敵を倒すイメージ!!!
それを頭の中で思い描いた刹那ディゼルは、剣を両手で構えた。

だが、その左手は、剣先を強く握る。左手からひどい出血。
騎士団たちは訳も分からずにその――おかしな光景をみたまま首を貫かれ絶命した。

ディゼル:<ハイクリエイション>
ディゼルの左手の血を分解、鉄を構成。
剣先から幾ばくもの細い針のようなものを作り出した。
人を殺すのに必要最低限の太さ。イメージはアルジェントに影響(笑)

ハイクリエイション
アルケミストが持つスキル。使用すると即座にダイス目に比例した値段のアイテムをつくりだす。
この時、ディゼルはこのスキルを使用し、自らの血を媒介に無数の細い針を作り出した演出である。

GM:声もなく騎士団達は絶命した。
その瞬間、刹那において何があったのか。何をされたのか。一つも理解することも無く。
ただ死んでいった。全ての騎士を瞬殺。

だが、それが僅かの隙を生んだのだろう。
その場に一人潜んでいた騎士が起き上がり、ディゼルに対し不意打ちの一撃を振り下ろしてきた。

GM(騎士):「死ねええええええええ!!化け物!!!!」振り下ろされる刃。
だがしかし、それは君に届く前に――“ぱきんっ”と騎士の刃は折られた。
その場にいつ現れたのか、君達の前に一人の青年が現れていた。
「お前は…何故…お前がここに……!」

アゼル:「通りすがりの正義の味方ですよ」

GM(騎士):「…くっ!」
騎士は舌打ちをして路地の奥へと逃げていく。

アゼル:瞬間回りこみ、目にも映らぬ速さで抜刀。

GM(騎士):「…ばか…なっ…」
騎士はその一言を残し、倒れた。

アゼル:「騎士ともあろう者が子供に刃を向けるとは何事ですか」

ディゼル:うひぃ(笑)

アゼル:倒れ絶命した騎士を一瞥し呟く。

GM(クロード):「…アゼルさん。良かった、来てくれたのですね」
クロード神父はアゼルを見て、安堵したような息をつく。

アゼル:「帰りが遅かったもので、ね」

アルジェント:「仲間か?」

GM(クロード):「ええ、我々の最大の仲間にしてこの公国最強の騎士。
“天剣”アゼル殿です」

サクス:「ほう…」

アゼル:「そんな大した者でも無いでしょう」
少しその紹介に照れながら「ご無事ですか皆さん」
まずそちらの身を案じる。

アルジェント:「無茶な攻撃をした一人を除いて問題無い」

GM(クロード):「そうだ…ディゼルさん。大丈夫ですか?」

ディゼル:「ちょっと、頭が痛いです…」
無茶したせいで頭を押さえこむ「少し休めば、大丈夫かと…」

アゼル:「取り合えず休める場所まで案内しましょう」

GM(クロード):「そうですね…分かりました。では急いでアジトに向かいましょう。
あの少女の事も気になりますからね」

アゼル:「では、そこで改めて自己紹介を」 先導するように歩いていく。

アルジェント:黙ってついていこう。

サクス:同じく(笑)

ディゼル:ういん(笑)

GM:では君達は全員、クロード・アゼルに連れられそのアジトへと向かう。
だがディゼル、君の中にはあの連れ去られていくアリスの姿が脳裏に焼きついて…離れなかった。

アルジェント:命令されてるしねぇ…。

GM:こう、早く助けなければと、うずうずしている状態(笑)

ディゼル:だねぇ(笑)

アルジェント:ディゼルが麻薬の禁断症状みたいにならないか心配だ。

アゼル:アリス中毒(笑)

ディゼル:「うぼぁぁぁあ!!」みたいなね(笑)


 
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