| 「ところでこのリプレイ（死の継承者）を見てくれ、こいつをどう思う？」
「すごく…黒歴史です…」 と言うわけで始めてお読みいただけた方も他のリプレイをお読みになって、こちらのリプレイも 読んでいただいた方もありがとうございます、白い旅人です。 先に述べておきますと、このあとがきは本編の無いように触れるネタバラしを主な内容としておりますの で、まだ読んでいない方がいらっしゃいましたら、ブラウザの戻るを推奨致します（笑）。 すでに内容を全部お読みになった方やネタバレ上等！ むしろオレは先にあとがきを読んで、大体の内容を掴んでから見るぜ！という方はどうぞどうぞです。 さて、とりあえずこちらのあとがきの冒頭に妙なやりとりで指し示しているように 実はこのリプレイ、個人的には黒歴史と言いますか、痛いと言いますか、 キャラ失敗したと言いますか（笑） まぁ、そんな色々不完全な部分が目立つ物語になっています。 しかしながら、この当時まだエスペランサーでの長編シリアスものは最初期の段階であり 詰め込みが甘かったり、色々失敗や後悔はつきものですね。 まぁ、そんな点も楽しんでいただければ幸いです。 まず最初に私はこの物語を作るに関して念頭に入れたのが王道ですね。 お読みになった方には分かるかもしれませんが、実際このお話しはそれほど意表をつく展開や 意外なキャラの動きなど、そういうものはほぼありません。 ほとんどが王道パターン。つまりはPLや見ている方達が予測できる範囲のものであり、 良くも悪くも安心して見れる物語ですね。 あえて言うなら最後の展開だけは若干、凝らせてみたというところでしょうか。 ぶっちゃけ個人的見解ではこの物語は良作ではあっても、名作ではないと思っております。 続いてそれぞれのPCについて。 私は最初にPC達のおおまかな設定を作った後に、そのキャラクターが物語中で大体こうするだろうと 思い、それに合うようなストーリーを作っていきます。 これに関してこちらの予想通り（それ以上）にキャラクターを描いてくれたのがPC2のフィリアさんですね。 私はPLであると〜かさんならこういうキャラクターを創り、こうしてくれるだろうと思い、それに合うようにス トーリーを組み、因縁キャラであるアドルをぶつけました。 こちらに関してはGMが最初に想定した通りの展開やキャラ作り、そのキャラの成長を見せてくださったの で、フィリア関係のイベントについてはかなりの安心感を持ててストーリーを進められました。 PLのと〜かさんにも感謝です。 また物語のラストでフィリアさんがエデン八王の一人となりましたが、これはぶっちゃけシナリオを作る以 前から最初に決っていた事でした。 世界設定を考えている際にエデン帝国の八王の一人にPCが欲しいと感じ、その為にシナリオを一つした いと思っておりましたので、こちらもこの死の継承者で問題なく達成できて当時は満足しておりました。 （補足ですが、命尽き果てるまでの主役が八王の一人になったのは完全に事後の設定です） そして、なによりもこの物語での一番の収穫はPC3のセレナス＝グラングーレです。 私は最初、神器ゼロの持ち主であり姉レーネと敵側のヒロイン・テナとイチャラブするキャラという設定で のみPC3へハンドアウトを渡したのですが、そのキャラクターがまさかの少年キャラという事に 当時の私はすっごい衝撃を受けました。 と言うのも、私はてっきり18歳くらいの主役ではないけど、それに近い青年キャラを 想像していたのですが、セレナスはその私の予想をはるかに上回るいいキャラになりました。 少年という事でセレナスには成長や可能性と言ったものが多々見え、なによりイオスやフィリアのように 明らかなダークサイド的なものを持ち合わせていなかったセレナスはどんな状況下でも真っ直ぐに道を 突き進み、正直、個人的にかなり好みなキャラクターとなり、死の継承者後、最もその活躍や成長が 気になるキャラクターとなってくれました。 実際にこの後のシナリオで「零の騎士」と呼ばれる成長したセレナスを主役としたシナリオを やったりなどしました。 そして、最後にイオス君。彼については物語最後の締めくくり役としての役割が強いですね。 実際、この物語も言ってしまえばPC1であるイオスの為に始まったようなものですので。 あとNPCでは四柱のペレリウス、アドル、イクフォード、テナ。 これらは当時やりたかったNPCキャラでしたので、それぞれのキャラを思う通りにやれてよかったです。 やはりGMの醍醐味の一つは多彩なキャラクターを演じられる部分にありますね。 中でもアドル、テナがお気に入りです。 アドルは個人的趣味の詰まった、武人系悲壮キャラですので思い入れもあります。 彼の最後に関しては殺すか生かすか悩みもしました。しかし当初の予定通りにあえて殺す選択で 行きました。 テナに関しましてはむしろセレナスとの絡みがお気に入りです。 これもセレナスというキャラクターがいたからこそのテナと言う感じでしょうか。 さて、ではここから先はこの物語の黒歴史的部分に触れていきます（笑）。 気が付いている方もいるかもしれませんが、はい、そうです、セクエンツィアです（笑）。 ぶっちゃけ、セクエンツィアと言うキャラクターはこの物語を考えた際にはいなかったキャラクターです。 と言うのもPC１であるイオス君がヒロインが欲しいという事で そのイオス君に考えてもらったキャラクターがこのセクエンツィアです。 つまり、物語開始直前に生まれたキャラであり、正直、私は当初このキャラクターをそんなに物語に 絡めるつもりはありませんでした（笑）。 いわゆる空気ヒロインにして要所要所で主役と適当にイチャラブさせればいいか〜と言う 認識で始めました。なので性格付けもいわゆる模範的なメイドキャラにしていたのです。 そして私はそれを後に大きく後悔する事となりました。 意外とこのセクエンツィアというキャラクターがシーンに登場するする（笑） しかも思った以上に主役のセクエンツィアに対するベクトルが大きくと、前編における イオスの原動力になっており、正直、これはいかん（出番的に）と感じた私は 急遽セクエンツィア用のシナリオや展開をストーリーに捻じ込むという暴挙に出ました。 結果、前編のラストにおけるセクエンツィアの記憶喪失イベントなどがそれです。今見ると、とても痛いで す。痛くて痛くて私、泣いてしまいそうです（浅上○乃風に）。 個人的にはここで綺麗な状態にしたセクエンツィアとイオスとの新しい関係でも 始められればなーと思っておりましたが、世の中そんなに甘くはない。 これは完全にセクエンツィア置いてけぼりイベントと化しました（笑）。 その後、テラスト王国でペレリウスの幻影シーンにて暴走寸前のイオスに対し あたかも序盤からずっと一緒に戦い続けた後半ヒロインのように献身的にしかも 何か悟り開きまくった発言をしてイオスを包みこむセクエンツィア。何というご都合主義。 「いやおまっ！記憶喪失してて、そんな知り合ったばっかのキャラ(イオス)に対して何だその台詞と 展開は?!少し前のシーンまでお前、めちゃ他所他所しかったじゃねぇかよ!!（笑）」 ご覧になっていた方の中にもこのような疑問や、セクエンツィアがいつ間にかただのメイドキャラから いきなり悟り開きまくった後半のラクス＝ク○インのようなキャラになってしまいましたが これに関してはまさしくGMの失態です、はい。 むしろ一番重要なのは記憶喪失をさせた意味事態がなくなっている点ですね。 通常、キャラクターが記憶喪失となる場合、そのキャラクターは記憶を失っている間、何かを得る、または 他のキャラより与えられる事がほとんどであり、それが記憶喪失イベントのメリットでもありますね。 しかしこの場合、セクエンツィアというキャラクターが記憶喪失となったことで得られたものは皆無であり、 むしろ記憶喪失になったセクエンツィアが何か悟り開いて イオスを説得する辺り、意味不明でした（笑） テニプリのリョー○並に必要ない記憶喪失イベントでしたね〜。 （いやまぁ、あれはリョー○の記憶を取り戻すために今まで戦ってきた強敵たちが勢ぞろいして協力する という意味はありましたがｗ） なので、正直、最初の段階でセクエンツィアというキャラクターをヤン＝ウ○ンリーのような悟り開きまくっ たキャラとして登場させればよかったなーと。 それでなくとも戦闘能力を持たせるべきでしたね。イオス達がピンチになった際に助けに入って セクエンツィアVSペレリウスとか、どうでもいい修正案ばかりが頭をよぎります（笑）。 まぁ、そんなこんなで気づくとなげぇあとがきになっておりますので、この辺りで締めようと思います（笑）。 もしもここまでお付き合い頂いた方がいらっしゃいましたら、それ幸いです。 また別の形やリプレイなりで、お会いできると幸いです。 それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました。 |