| ◆シーンプレイヤー・メドウ 〜灰色の少女との再会〜
ＧＭ：と言う事で、アリスの部屋から出たメドウ君。 メドウ：はい。 ＧＭ：君が部屋の外に出ると周りが慌しい気配に気づく。 メドウ：走っている衛兵を呼び止めて何事か聞いてみよう「どうしたっ?!」 ＧＭ（兵士）：「はっ、そ、それがどうやらこのエデンに侵入者が入ったようで…！」 メドウ：「侵入者…だとっ、門番は何をしていた！くそっ 現在の状況は？」 ＧＭ（兵士）：「手傷は負わせたそうなのですが、 どうやらこのあたりに潜んでいると言う情報が――」 とその言葉の続きを言おうとした瞬間、兵士は君の前で倒れる。 見ると、兵士の真後ろにはあの時、シアと一緒にいたあの少女の姿があった。  メドウ：「ッ?!」ばっと後ろにステップし、ナイフを抜く。アマステラは腰に下げたまま。 「侵入者、ってのは君の事だったのか」 ＧＭ（少女）：「…はい。事態を混乱させないように注意をしていたのですが。 見つかってしまいました。」 見ると少女は腹部から血を流し滴らせているが それを気にせずに君に話しを続ける。 「でも良かったです。メドウさん、無事あなたに会えて」 メドウ：「何の、用だ？」真意を測りかねて、ナイフを構えたままで聞きます。 ＧＭ：「私の名前はトゥナ。気づいているかもしれませんが、 私もシアと同じ造られた生命…『禁忌の子（サクリード・チルドレン）』です」 メドウ：「ああ、判ってた。ウェルファスは…君達のような存在を生み出して、 一体これから何をしようとしているんだ？」 ＧＭ（トゥナ）：「彼は…私たちの事を使い捨ての道具くらいとしか思っていません…。 そして彼は――このエデンを滅ぼすつもりです」 とトゥナは君を見てそう答える。 メドウ：「エデンを…」ごくり、と唾を飲み込み、事の性急さに改めて驚く。 「それで、君はその事を伝えにここまで来てくれたのか？」まだ警戒は解かない。 ウェルファスの元にいた奴らだ、何をしてくるか判ったもんじゃない。 ＧＭ（トゥナ）：「…いえ。私はウェルファスがこれからエデンを滅ぼすのに 必要な力を得るために向かおうとしている場所をあなた方へ伝えるために来ました」 メドウ：有力な情報だ。簡単に信じていいものか…トゥナの目を見る。 何故だか、この娘の言う事は信じてもいいような気がした。 「それは裏切りじゃないのか？ウェルファスが黙っては居ないだろう」 ＧＭ（トゥナ）：「…ええ、私は自分の創造主を裏切ってここへ来ました。 恐らく、次にウェルファスに会えば私は殺されるでしょう…」 メドウ：「命を賭してまで、君はここに来たのか…」 たとえその情報が、その言葉が嘘だったとしても、喜んで騙されよう。 今のままでは何も手がかりは無い。無いよりマシだ。 「それで…次に向かおうとしている場所、というのは？」 ＧＭ（トゥナ）：「…幻獣達が住む神秘の森セフェレス。その奥にある遺跡です」 メドウ：セフェレス。あそこは危険な場所と聞くが、 それゆえに何かエデンを滅ぼすウェルファスの計画の一旦を担うものが隠されている、 という言葉に信憑性が出てくる。「君の言葉を信じるよ。ありがとう」 ＧＭ：と、トゥナと君がその言葉を言い終えた瞬間、 彼女の後ろから彼女を追ってきた一人の男が現れる。 その男はメドウのよく知る人物――即ち レイア：「…追いかけっこは終わりだぜ、嬢ちゃん」 息一つ乱さず、血の付いた刀を携えゆっくりと近づいてくる。 ＧM（トゥナ）：「…ここまでですか。もう少し、メドウさんと話したい事があったのですが、残念です」 そう呟いて、トゥナは君のほうへ振り返る。 メドウ：くっ、ここで逃がすとトゥナが！トゥナが死ぬ！ 「待って！レイアさん！トゥナは、こいつは味方だ！」 自分はナイフをしまい、二人の動きを制止しよう 何故味方という表現を使ったのか判らない。 友に裏切られた今、信じられる何かが欲しかったのかもしれない レイア：「メドウ…？俺も確かに女にゃあ優しいがそいつぁ時と場合を考えた方がいいな」 と言いつつ刀を鞘に納める。 ＧＭ（トゥナ）：「…メドウさん。会ったばかりの私のことを、庇ってくれるんですか…？」 彼女は驚いて、しかしどこか嬉しさを秘めた顔でそう言う。 メドウ：「今ここで君を帰したら、まず間違いなく君は死ぬ。 ここで捕まれば、法の裁きは受けるが命は助かるだろう それだけだ」 目の前で助けられる命は、全て救う。自分は戦場でのあの日、そう誓った。 今もその思いに揺らぎはない。 レイア：「とはいえ全面的に信用するわけにはいかねぇな。何で味方だと思うんだ？」 メドウ：「ウェルファスの野望を食い止めるために ウェルファスが次に何をしようとしているか、の情報が必要だ。 トゥナは自分の命を顧みずに、僕たちに教えようとここまで来てくれたんだ」 まっすぐレイアの方を見て言う。「僕はこの子を信じるよ」 レイア：静かにメドウの眼を見る。ため息一つ。 「責任はお前が取れよ。それから…上への報告もな」 メドウ：「ありがとう、レイアさん」にっこり笑ってそう返す。 レイア：いつかのような笑顔を浮かべ 「なんにせよ久しぶりだ」 再会の挨拶を交わした。 メドウ：「うん…久し振り」 レイアの顔を見る。 その顔に、この半年の堕落は欠片も見受けられない。 立ち直ったんだな…そう思って、トゥナの方に向き直る。 ＧＭ：ではその時に丁度、アリスの部屋の扉が開きアルスが出てくると言う事で（笑） アルス：「そろそろ終わりましたか？いやぁ出にくくて出にくくて」 レイア：思わず笑ってしまった。 「まるでいつかの時みたいだな」 メドウ：「ふふ…そうだね」苦笑を漏らし、相槌を打つ。 アルス：「そういえばそんなこともありましたね」 ＧＭ：そんな笑顔を浮かべる君たちを見てトゥナが聞いてくる。 「あの、それで皆さんはこれからセフェレスの森へ向かうのですか？」 メドウ：「ああ、そのつもりだ。ウェルファスの野望を砕くため、 その遺跡へ向かわなければならない」 ＧＭ（トゥナ）：「…私も一緒に行かせてもらえないでしょうか？ 何かのお役に立てるかもしれません。…もちろん、ご無理ならいいんです」 とトゥナはメドウの顔を見て聞いてくる。 アルス：「そりゃあ構いませんし、エデンの方には何とでも言えますけど。 あなたはそれでいいんですか？ひょっとしたら死ぬかもしれませんよ？」 ＧＭ（トゥナ）：「構いません。私は死ぬのに恐怖はありませんから」 メドウ：「…ありがとう。君の協力は、力になるよ」その言葉に複雑な想いを抱きつつ返す。 ＧＭ（トゥナ）：「…メドウさん」 トゥナはメドウを見て、申し訳無さそうに言葉を続ける。 「スペンサーさんの事、本当にごめんなさい…。謝ってすむ事じゃないかもしれません。 だけど……ごめんなさい」 メドウ：「…いいんだ。その事は。ウェルファスの命令には逆らえなかったんだろう」 自分を納得させるように、その言葉をかみ締めるように返す。 憎むべきはこの子じゃない。 レイア：「そうだぜ、悪いのはあのたらし野郎だ。 俺様があの野郎の顔ボコボコにしてやるからよ」 アルス：「そうそう、その人が全部悪いのです。そうなのです」 ＧＭ（トゥナ）：「…ありがとうございます。皆さんは優しいんですね」 微笑みを浮かべてトゥナはそうお礼を言う。 メドウ：シアももしかしたら、この子のように人の心を持って、 ウェルファス側からこちらに来てくれるかもしれない…そう思いたい。 アルス：「あ、そうだ。あなた、『スラー』という単語に心当たりありますか？」 ＧＭ（トゥナ）：「…『スラー』。確か始祖神語で「2」と言う意味だったと思います」 アルス：「２というと…１がどっかにありそうですね」 ＧＭ（トゥナ）：「………」 それの言葉を聞いた時、トゥナは少し悲しそうな顔をした。 アルス：ああっ！プレイヤーは１の正体知ってるのにっ！ ＧＭ（トゥナ）：「何にしてもセフェレスの森へ急ぎましょう。 ウェルファス達もすでにそこへ向かっているはずですから。」 レイア：「その前に、だ。嬢ちゃん。お前さんの手当てが先だろ」 ＧＭ（トゥナ）：「…あ、そうでしたね」 腹部から出ている血を左手で覆っていた彼女はその手をどけて言う。 「それじゃあ、お願いします」 レイア：「へっへっへ、お兄さんが懇切丁寧に優しく手当てしてやるぜぇ〜」 ＧＭ（トゥナ）：「…あ、あの。ご好意は嬉しいですがその…」 とちょっと困った風にレイアの方を見る（笑） アルス：「残念ですがこの子に頼みます」 肩に乗っている雪羽を見て言う。 ＜心話＞で雪羽に「この子の傷を癒して」と伝えます。 ＧＭ（雪羽）：『けっ、めんどくせーな。まあいいぜ、治しゃあいいんだろ、治しゃあ』 アルス：（うるさい、黙ってやれ） ＧＭ（雪羽）：『わーったよ。ったく…過重労働代取るぜ』 そう言って雪羽はその身体を浮かせてトゥナの頭の上を飛行して、光の粒子を撒き散らす。 その光の粒子を浴びて、トゥナの傷は完全に癒えたね。 それを見てトゥナはアルスの方へ向き直ってお礼を言う。 「ありがとうございます。えっと…名前を伺ってもいいですか？」 アルス：「あ、私はアルス＝ノヴァです。 この名前気に入っているのでできれば覚えてくれると嬉しいです」 GM（トゥナ）：「はい、アルスさん」 レイア：「レイア・アーヴィングだ、よろしくな嬢ちゃん」ポンポンと頭に手を載せる。 ＧＭ（トゥナ）：「は、はい。よろしくお願いします。レイアさん」 とちょっと恥ずかしそうにしながら。 メドウ：自己紹介は要らないと思うので、にこりと笑って 「それじゃ、傷の手当ても済んだし侵入者の報告をしてくるよ。虚偽報告なんて初めてだ」 と言ってその場を去ろう ＧＭ（トゥナ）：「ありがとうございます、メドウさん」 とトゥナはメドウの方を向いてそうお礼を言った。 メドウ：「当然の事さ、礼は無用だよ」 おどけつつもかつてシアが心配は要らない、と言った時の雰囲気に似せて言い、立ち去る。 レイア：シア2いい子だね（笑） メドウ：いい子だ（笑） アルス：うん、いい子だ。 ＧＭ：シア2って名前じゃないよぉ（笑） メドウ：なんとか生存ルート気味な方向に進めたようでよかった（笑） ◆シーンプレイヤー・レイア 〜あり得ない再会〜 レイア：なんか不吉なタイトル！ ――神秘の森・セフェレス。 その森の中をメドウ達はトゥナの案内の元、歩いていた。 ＧＭ（トゥナ）：「この先をもう少し行けば神殿が見えるはずです」 メドウ：セフェレスって聞いていたより穏やかなところなんだなぁ…とか考えながら トゥナの言葉に耳を傾けています アルス：「手遅れになっていないといいですけど」 レイア：「何とかしなきゃエデンが壊滅するだけだろ？じゃあ何とかしようぜ」 メドウ：「何とかなりますよ この三人が居ればどんなことでも何とか出来ます」 ＧＭ：さて。ではここで皆さん、知覚による判定をお願いしますですぅ（笑） 達成値を言ってね♪ アルス：おおっと、ここで初めての判定だ。…あ、１０・４で４の２６ですね。 メドウ：１０・２でクリティカルが８で、２６です。 ２がフォーチュンナンバーだった！低い目言っておいて正解…っ。 でも２つ出ないと駄目なんだよねぇ、残念無念。 ＧＭ：ですね（笑） レイア：10・7、振り足して9で合計で36。 ＧＭ：では、全員分かりました。 皆さんたちを中心に範囲系攻撃天術が向けられている事に！ アルス：バックステップで範囲外へ。 メドウ：このエスペランサーのルールって魔法回避出来るんですか？ ＧＭ：あ、魔法はルール的にも回避できますよー。 ただ、ここは演出なので気づいた時点で皆さんは自動回避できますので（笑）。 メドウ：了解ですー。じゃあ普通に範囲外へローリング回避。 レイア：トゥナ抱えて範囲外に退避(ぇ ＧＭ：では、君たち全員が回避をした瞬間。 君達のいたその空間は瞬時に凍結される。樹も草も地面も全てが瞬時に凍りついた。 そして、気づく。森の奥にそれを放った人物の影がある事に――。 レイア：氷の天術？ メドウ：…ここまでの威力を持った凍結魔法。 嫌な予感がする。 アルス：ああ、あの人だよなぁ。 レイア：これほどの使い手を俺は一人しか知らない。 ＧＭ（???）：「…外したか」 森の奥にいたそいつは一言呟いた。 そうして、君たちがそいつの姿を確認する前にそいつは森の奥へ姿を消していた――。 アルス：「今の…。あれって、あの人ですよねぇ…」 メドウ：「…レイアさん。冷静に。冷静にですよ」 レイアの方を見て、そう言う。あの人だとしたら、レイアが一番ショックを受けるはずだ。 レイア：ただ気配が消えた方向を見ている。 言葉が出ない。思考が停止する。 そんな筈は無いと頭では解っているのに―― 「シルヴィア…」 レイアはその名を呼んでいた。 レイア：「そんな筈は無いんだ…、そんな筈は…」 一人つぶやく。 ＧＭ（トゥナ）：「…レイアさん？」 と心配そうにトゥナは君を見る。 君達は一抹の不安な予測を胸に抱えつつも、目的の場所へと歩を進めた。 ＧＭ：そうしてトゥナの案内に従い、森の奥の白い神秘的な神殿をついに発見する。 アルス：「もぬけのからということは無さそうですけど、穏やかにもいきそうにないですね」 ＧＭ：見ると神殿の周りにはこの神殿を護っていたのであろう 幻獣たちの姿が惨殺死体として転がっていた。 メドウ：「これは…！」 切り口からシアのものだ！とか判ると嬉しいけど…流石に無理かな（笑） ＧＭ：いや、分かる！（笑） この相手の急所を確実にかつ無駄なく斬る斬撃のあとは間違いなく、彼のもの。 メドウ：この一撃で相手を屠る、猛禽を思わせるような傷跡。 眼前の惨劇を前に、シアがやったものだ、と確信する。 「行こう。すでにウェルファスの手がここまで伸びているみたいだ。事態は一刻を争う」 アルス：「ゆっくり歩いている余裕は、無さそうですね」 ＧＭ（トゥナ）：「…そうですね。急ぎましょう」 レイア：一人心ここに在らずといった表情。 メドウ：そんなレイアの様子を不安に思いながらも、内部へ駆けて行く。 ＧＭ：君達は神殿内部へと入る。 そこは複雑な迷宮のような造り。そして古より存在した幻獣達の巣となっていた。 アルス：もしかしてダンジョン！？ ＧM：が！君たちはそれらを一致団結した絆と力で切り抜け 長い迷路の果てに！遂に！最深部へと到達した!! 一同：Σ アルス：カットされた！ ＧＭ：んな面倒なのしません（笑） ストーリー重視にしたいので。ダンジョンやってたらすんごい時間かかるので（笑） アルス：確かにただでさえ時間がかかる上に、オンラインではさらに時間かかりますからね。 ＧＭ：そうして、最深部にたどり着いた君達は見る。 ――すでにその扉が開かれている事に。 アルス：だよねぇ。待っててくれるわけないよねぇ。 さて、奥に進もうか。儂後衛キャラなので前お願い。 メドウ：「――ッ」間に合わなかったか、という焦りに支配され、扉の奥へと駆け込む！ ＧＭ：では、メドウ君。貴方が扉の奥へ入ったその瞬間。 『―――ひゅん』 それは風を斬るような音とともに神速の刃がメドウの眼前に迫っていた。 …だが、それが君に届く事はなかった。 視線を向けた先にて『びちゃ』っとメドウの頬に紅い滴がかかる。 ＧＭ：君に瞬時に向けられた疾風の一閃。 それを君の代わりにその身で受けた少女…トゥナの血が、かかった。 アルス：ぎゃー。 レイア：うわぁ。 メドウ：「…！トゥナ！何て事を！」急いでトゥナを抱きかかえる！ ＧＭ（トゥナ）：「――っ、無事みたいですね…メドウさん…」 と胸から血を流しながらもトゥナは君にそう言う。 レイア：メドウと倒れたトゥナを庇うように前に立つ。 アルス：雪羽に「何をボサっとしている、早く治して！」と＜心話＞で伝える。 ＧＭ（雪羽）：『はあ？またかよ。オレ様のＭＰ配分を少しは考えろよなー、ったく』 アルス：演出で治そうってしてるのに文句言うなよ！ メドウ：「うう…何でこんな事を…」焦りつつも、服で簡易包帯を作り止血術をトゥナに施します。 ＧＭ：まあ、派出に血は流れているけどトゥナの傷は命に別状があるほどではないね。 ちなみに雪羽は『わーったよ。あー、マジだるー』とか言いながら ぴろぴろーんと、トゥナが流していた血を塞ぐ為に傷口に癒し術をかける。 アルス：アリスの友達でなかったらこんな奴…。 ＧＭ：それはさておき。 メドウに対して一閃を放ったそいつは君たちの前にその姿を表す。 それは銀の髪をなびかせる、冷徹な男の姿。そう、シアの姿。 「…思ったよりも早く再会できたな、メドウ」 メドウ：頬の血を左手でぬぐい、右手で命刀を抜きながら睨み付ける。怒りの表情。 「…シア」 ＧＭ（シア）：「まさか、こんな所でお前と会えるとは。 待ち望んでいた、あの時の続きをできるな」 言ってシアも剣を構える。 メドウ：「…ウェルファスの手足となって動いている限り、お前を殺すのにためらいは無い。 望み通り、あの時の続きそのままに滅ぼしてやる」 冷静な風を装い、そう返す。怒りを隠しきれているかは判らない。 ＧＭ：君とシアが対峙した時、シアの後ろから一つの影が現れる。 「シア。『クローズドキー』は手に入れた。 あとはそこにいる邪魔者共を消せば全ては終了だな」 その人物は右手に持った銀の鍵を確認しながら君たちの前に現れる。 そして、その人物の姿を見たとき、メドウ達は―――驚愕する。 それは間違いなく、かつて戦場を共に戦った人物。 レイアの相棒。シルヴィアの姿そのものだった。  アルス：やっぱりか！ レイア：「…ぁ…」 うまく言葉が上手く出てこない。 ＧＭ（シア）：「…ああ、そうだな、リウ。だが、このメドウだけは俺にやらせろ」 GM（リウ）：「分かった。では私は他の邪魔者達の始末しよう」 そう言ってリウと呼ばれた彼女は君達を見る。 その瞳にはかつてのシルヴィアの面影はわずかもなかった。 レイア：「待てよシルヴィア…。お前…何で…?!」 ＧＭ（リウ）：「シルヴィア？誰の事を言っているんだ、お前は」 レイア：くそ！一体どうなってるんだ?! ＧＭ（リウ）：「私はウェルファス様に従う忠実なる 第四の『禁忌の子（サクリード・チルドレン）』・リウだ」 その一言を残し、彼女の身体から凍気が放たれる。 アルス：第四か。３までだと勝手に思い込んでいたが、まあ、そうだよなぁ。 これで１２３４が誰かプレイヤーはわかったわけか…。 レイア：相手の殺気に反応して体は臨戦態勢に入る。 が、心はそうもいかない。 メドウ：「レイアさんっ！こんな奴が、シルヴィアさんな訳無い！落ち着いて！」 自身もシルヴィアさんなのではないか、という想いを捨てきれずにいたが、そう叫ぶ！ レイア：「解ってる！…解ってるんだ！だけど！」 目の前の女が彼女にしか見えず…！ メドウ：「シルヴィアさんは…シルヴィアさんはあの時死んだんだ！ 今は目の前の、シルヴィアさんを殺したウェルファスの手下を倒す事に専念して！」 レイア：殺す…のか？ 以前助けることが出来なかった彼女を今度は自分の手で。 ＧＭ：迷える君にリウと名乗った少女は迷い無くレイアへ凍気の天術を放つ！ 君はその攻撃への反応がおくれ、一撃を受け壁に激突する！ レイア：「―ガッ！」 何とか腕で受けたが叩きつけられた背中の痛みが酷い。 …皮肉なものだ、彼女が使っていた術だったから咄嗟に反応出来た。 ＧＭ（シア）：「…おしゃべりがしたいわけではない。 剣を抜かなければ、お前達が死ぬだけだ」 シアもまた剣をメドウへ振るい、そう言い放つ。 アルス：「まったくそうですね。私は、躊躇いませんよ」 右手に矢を持ち、左手の弓の翼がバシャと開く。 メドウ：「レイアさん…レイアあぁぁッ!!」怒号。 ここで僕らが負けたらエデンの人たちはどうなる。 救える命を救わないで、正義を名乗れるものか。 自分はすでに抜いていた命刀を構え、シアに相対する！ ＧＭ：命刀を構えた君を見つめシアはこれまで見せた事の無い表情。 そう、笑みをうかべる。そしてその表情のまま彼は宣言をする。 「そうだ。それでいい。 さあ――はじめよう。お前との戦いに俺は俺自身を……！」 神殿奥深くで今、熾烈を極める戦いの火蓋が切って落とされた―――。 |
