約束の地編 第9章 輝くトラペゾヘドロン(中)

GM:では、ニターン目に映りましょう!セットアップ&行動値をどうぞ!

アルジェント:エンシェントレコードならヴェルトハイムのメリットは無い。
ふう、危なかったぜ。あ、セットアップ何もできませーん。

ディゼル:セットアップで<ファストテクニック>使用。
これでセットアップ時にマイナー行動でアルカナポーション使ってMP回復。
行動地は47です。あ、出目は 4・4・10・3です。

アルジェント:行動値は7・7・5で54。≪再生法≫発動。
MPは10点回復。やった。

GM:では、こちらのセットアップ。ヴェルトハイムを中心に空間に広がる水。それは泉のごとく湧き出し
この空間一帯を覆うほどに広がる。そう、これは聖十騎士団の一人、水を司る騎士フェティの称号能力。

《水を司る者・毒泉》 タイミング:セットアップ 対象:射程内の任意 射程:使用者を中心に半径50m
“水を司る者(アナーヒター)”が持つ称号能力。四つの泉の一つ。
このターン、ヴェルトハイム以外のキャラクターが何らかの行動を起こした際に
そのキャラクターは行動後に即座に2D10分(ジャッジとして扱いません)の実ダメージを受ける。
またこの《毒泉》をしようしたターンは他の《水を司る者》は使用できない。

GM:ヴェルトハイムは行動値は52。ソニックはこちらが発動!

《パーフェクトアイズ》 必要行動値:48以上 対象:自身 射程:−
貴方がこのターンに行う攻撃は[絶対命中]となる。

アルジェント:げっ!

GM(ヴェルトハイム):「余興は終わりだと言っただろう?」
ではアルからどうぞ(笑)

ディゼル:必中って結界あるから関係ないじゃない、と思った時が僕にもありました。

GM:つけがまわってきたな(笑)

アルジェント:まあいい、これくらいは予想の範囲内だ。
シュトルム戦で言ったが、技を使う者が一番最初に考えなきゃいけないことは
技が使えなくなった時のことさ。まだ使えるのなら最大活用する。<睡蓮>のみで攻撃。
あ、まわってまわった。10・4・4・10・7で命中60。

GM:あたりです!

アルジェント:「ふっ、こちらもこれからが正念場さ」
レベルが下がったので睡蓮のダメージ修正も下がるんだよなぁ…。9・5で101。

GM:ではそれに対し――

《強欲の障壁》 タイミング:防御判定前 対象:自身 射程:−
貴方がダメージを受けた際、即座にそのダメージを[3D10]分減少させる。
同時にダメージを与えた対象にその減少させた分のダメージを即座に与える。

GM:11減少のそちらに11です!

アルジェント:相変わらず強欲じゃない師匠に感謝しつつ、地味に痛ぇ。

GM:相変わらずの強欲だったよ(笑)
ではヴェルトハイムの行動かな。

アルジェント:毒水ダメージはいくら?

GM:おお、そうだった。ええと……20(笑)

アルジェント:最大値出すなよ…。

GM:強欲が振るわなかった分、ここで来たぞ。

アルジェント:やばいやばい。ガチで死ぬかもしれん。まあ、何とか耐えよう。

GM:では、ヴェルトハイムの持っていた剣が漆黒の闇へと染まり出す。
それはかつて聖十騎士団の中で最も武勇を誇った騎士が持つ災いの称号能力。

《災いの剣》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:−
この攻撃により受けたダメージは戦闘が終了するまで一切回復不能である。
あらゆる回復・蘇生手段を受け付けない災いの傷を相手に与える。
“災いの剣(レーヴァンテイン)”の称号能力。

ディゼル:え。

アルジェント:やってくれるな畜生…。

GM:ではアルに攻撃!絶対命中です!

アルジェント:執拗に狙われてる…!回避不可です。

GM(ヴェルトハイム):「君の戦術の高さを評価しての攻撃だ。
現にこの中で最も厄介なのは君だと思っているからね」
言ってヴェルトハイムは君の命を削りにかかる。攻撃65点!

アルジェント:「確かにお前はこの瞬間、圧倒的な力で俺の戦術を上回った…。
だが、俺たちの絆はその上を行く!!」≪グラビティムーヴ≫!
ライン「兄さんッ!」ヴェルトハイムの背より勝手に生えた翼がその剣を停止させる。

GM:おお、やるね(笑)32点に減少か。

サクス:これははじけるかな?

アルジェント:40ではじき!

GM(ヴェルトハイム):「見事、ならばこそ、私も更に興を披露するとしよう」

《時の翼》 タイミング:行動終了後 対象:自身 射程:−
行動が終了した瞬間に発動可能。貴方は即座に再行動を可能とする。
この時の全ての判定に+1D10のボーナスも得る。

GM:ここでヴェルトハイムは対象をサクスに変更。
彼は手に持った漆黒の剣を君の胸へ向け放ち、それは君の胸を穿つ。

サクス:なー!体力11しかないのに…(笑)

ディゼル:うほ…(笑)

GM:だが、そこに痛みはない。あるのはただ漆黒の剣が胸へと入りこみ
貫いた場所に刻まれる「4」の数字。

《破滅の拳(レーヴァンテイン)》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:−
この攻撃を受けた対象はダメージを受ける事は無い。
ただし、この攻撃を受けた対象は受けた瞬間から『4』の数字をその胸に刻まれる。
この数字はターン終了時と共に1つずつ減っていき『0』となった瞬間に生命力に関係なく
対象は即座に[戦闘不能][死亡]となる。
数字が『0』となる前にヴェルトハイム本人を倒せば、胸の数字は消滅する。
第八騎士ヴァルター=オデッサイスが持つ“第二称号能力”。

サクス:頑強な肉体で耐え…って、え?え?(笑)

アルジェント:4「やあ、また会ったね」

ディゼル:あ、デス系スキル(笑)

サクス:またああああああ(笑)

GM(ヴェルトハイム):「我が内にあるヴァルターからの贈り物だ。
受け取るがいい、サクス」

サクス:「くっ、相変わらずの災厄だな、ヴァルター…!」

アルジェント:大丈夫だ、どの道5ターンくらい経ったらみんなデスエリア。

GM:では、ここでディゼルです!

ディゼル:はいな!あ、武器の変更ってマイナーで出来ましたっけ?

GM:出来ますね(笑)

ディゼル:じゃあマイナーでレストさんの剣に持ち替えます。

GM:おお!

ディゼル:以下演出!
アルジェント、サクスともにヴェルトハイムからの猛攻を受けているこの状態に
ディゼルがヴェルトハイムの死角から一撃を放つ!
――が、ヴェルトハイムは容易くその攻撃を跳ね除ける

GM(ヴェルトハイム):「――少々、見え透いていたよ、ディゼル」
君が放った奇襲の一撃すらヴェルトハイムは軽くあしらう。

ディゼル:「うわぁっ?!」
ディゼルの体は弾き飛ばされ、不意をつけたという慢心にディゼルの手から
ナイトブレイカーが離れ、軽く5mは離れたであろう大地に突き刺さる。

GM(アリス):「デ、ディゼルー!」
離れたところから見ていたアリスも思わず叫ぶ。

ディゼル:まだだ…!アリスの声とともに体勢を立て直し、ふと
目の前に別の剣が落ちているのに気づく、レストさんの剣――。
ということで長くなりましたがマイナーで武器持ち替えです!

アルジェント:武器の持ち替えにここまで演出入れた人を初めて見た。最高です。

サクス:うん、なんかいいなあ、戦闘以外での演出(笑)

GM:確かに(笑)実にうまい演出だった!

ディゼル:ありがたい言葉…!命中判定いきます。
ダイス値 8・3・8 の19+30の49!

GM(ヴェルトハイム):「ふむ、君のそのくじけぬ心、諦めぬ精神に敬意を評そう。
ゆえに君の攻撃を受けてやろう。だがここから先、もはや同じ攻撃は届かぬと覚悟するがよい」

《憎悪纏う狼(ハティ・フローズヴィトニルソン)》 タイミング:宣言 対象:自身 射程:−
この称号能力の宣言をすると同時にヴェルトハイムは自身に向けられる攻撃を
任意に[絶対命中]へと変更し即座にその攻撃を受ける事を選択してよい。
対象は命中判定を行なう事無く、即座に攻撃判定へと移る事。
この称号能力が発動している間、第一称号能力の《白銀の狼》は発動せず
《白銀の狼》が発動している間、この第二称号能力《憎悪纏う狼》は発動しない。
第二騎士シュトルム=ウント=ドラングが持つ“第二称号能力”。

《月を飲み込む狼(マーナガルム)》 タイミング:本文 対象:自身 射程:− 消費精神:−
《憎悪纏う狼》が発動している間のみ自動発動。
《憎悪纏う狼》中に一度でも受けた特技(天術・地脈を含める)による攻撃を0へと変換させる。
このため、一度でも受けた特技をヴェルトハイムに放った場合
ヴェルトハイムはその攻撃を自動的に完全防御する。
タイミング:メジャー、メジャー(組み合わせ)、ダメージロール直前、マイナー
反撃系などあらゆる攻撃付加の特技を対象とする。ただしこれは通常攻撃のみには発動しない。
第二騎士シュトルム=ウント=ドラングが持つ“第二称号能力”の真価。

ディゼル:え。

GM:これによりディゼルの攻撃は絶対命中へと変化します。ただし、これ以降
ヴェルトハイムに一度でも使ったスキルは効かなくなりますので、ご注意を(笑)

ディゼル:わーーー!同じスキルはこれ以降無効ってことか!?(笑)

アルジェント:そう。

ディゼル:じゃあ使っちゃうもん(笑)
スキル発動<断罪の刃>、そして<崩壊の刃>!
レストの剣「さよなら天さん」

GM:レストの剣「あばよ、ディゼル。元気で生きていけよ」
って先にやられた(笑)

ディゼル:ヴェルトハイムが避けないと見てディゼルは渾身の力を込める。
レストの剣はディゼルの光の衣に応えるかのように光り
ヴェルトハイムへと貫きの一撃を繰り出す!ということでダメージ判定です。

GM:どうぞ!

ディゼル:ダイス値が8・4・9・10・7の38 + レストさんの剣(2倍)40
更に素の攻撃値+21=99です!

サクス:おおおおー(笑)

GM:君の一撃はヴェルトハイムの体とその身に覆うマントを切り裂く。
そして、ここに来て初めてヴェルトハイムは笑みを消し、覆っていたマントを脱ぎ捨てる。
「見事。だが、私とてこのまま終わるつもりは毛頭ない。
さぁ、新世界の完成までもうしばらく付き合ってもらおうか」
ではサクスさん!おっとその前にディゼルに毒のダメージ。8点です(笑)

ディゼル:ぎゃああああ…と思ったらそこまででもなかった(笑)

アルジェント:ふっ…こっちは20点もくらったというのに。

GM:さっきの20で何かを使った気がする(笑)

サクス:「しぶといな、これだけ傷を与えても屈しないとは。
某黒い生き物とお前は似ているのかもな、生き方も、周囲の扱いも」
マイナーで<バーサーク>!命中は10・4・3・1で56!

某黒い生き物って、なんと言う事を言っている(笑)

GM:命中は自動的に絶対命中となるので、攻撃をどうぞ!

サクス:異形となり刀と一緒になった右腕を振りかぶり
先ほどまでとは一回りも大きくなった質量無視のその巨躯で襲い掛かります!
10・5・4・2・6で108点!速報、体力ついに一桁。

GM:君の渾身を込めた一撃はヴェルトハイムの肉体を切り裂き
その血を今までになく大きく噴出させる。
ここに来て、ヴェルトハイムの肉体に備わった魂が僅かながらに揺らぎはじめる。
だが、彼はそれをこそ望んでいるかのように不気味な笑みを浮かべ始める。

アルジェント:HP回復のアイテムこっちにあるから、後でサクスに渡してやろう。

GM:ではクリンナップに移行します。そして《無貌の神》の発動!

ディゼル:どきどき。

GM:ディゼルに対してはこちら!

【5.0:貴方は最大FPを1点失う】

アルジェント:怖い、超怖い。

サクス:うおおおおお。上限減らされるのはきつい(笑)

ディゼル:ぎゃーーーーー(笑)FPの最大値は5だから…4か(笑)

GM:アルジェントはこちら!

【2.7:貴方は能力値ボーナスを2点失う。どの能力値ボーナスを失うかは貴方が決める】

アルジェント:うわぁ…。

GM:そしてサクスもこちら!(笑)

【5.0:貴方は最大FPを1点失う】

サクス:やーー(笑)

ディゼル:仲良しー(笑)

サクス:ナカーマ(笑)

アルジェント:こちらは感性を2点下げます。天力と海鳴が下がっただけなので問題無し。

GM:あとは皆様レベルを1つ下げてくださいませ。
それとサクスさんの胸の数はこれで「3」ですね(笑)
あ、そうだ。サクスさんに毒ダメで17点でしたよ(笑)

サクス:アッー!じゃあライフチャージ使ってから全回復してから喰らいます(笑)

GM:では3ターン目!セットアップ&行動値!

サクス:行動値6・2で26。

ディゼル:ファストテクニックでもう一回アルカナポーション!
10・9で19回復〜。

アルジェント:<静寂の領域>と<残空>使用。

GM:ではヴェルトハイムはセットアップでこちらを使用。

《時の歪曲》 タイミング:セットアップ 対象:− 射程:−
セットアップ時に発動できる。即座に[1D10]分、ターンを進める。

サクス:?!!!

ディゼル:おいばかやめろおえええええ!!!

GM:これでターンは即座に7ターン分経過します!

ディゼル:…あれ、全員これレベル0になるんじゃない。

アルジェント:いや、クリンナップが来てないので例の能力は発動しない。

GM:その通り、彼の狙いは別のところにあります。
ということで現在のターンは「10ターン目」ということを記憶してくださいませ。

ディゼル:ターン数で威力増えるスキルとかじゃないことを祈る。

サクス:ディゼル、正解っぽい(笑)

アルジェント:《終焉(エンド・オブ・エンド)》の布石。

ディゼル:あ、ディゼルの行動値は出目13の39です。

GM:ヴェルトハイムは行動値61!ソニックはこちらの三つが発動!

《アクセラレーション》 必要行動値:53以上 対象:自身 射程:−
貴方はこのターンの最後にもう一度行動する事ができる。

《パーフェクトアイズ》 必要行動値:48以上 対象:自身 射程:−
貴方がこのターンに行う攻撃は[絶対命中]となる。

《サイクロン》 必要行動値:43以上 対象:単体 射程:視界
貴方は即座に貴方が指定した対象へ[2D10](ジャッジとして扱いません)分の実ダメージを与える。

GM:で、ここでヴェルトハイムがサイクロンを使う前に。
「一つ、忘れてはいけない事を思い出させてあげよう。
我が内には先代眠りの皇帝ベアトリーチェの息子ラインの魂がある。
そして彼の称号とは眠りの皇帝の力を代替として使用すること。
それは即ち、我が内には眠りの力を支配する能力が備わっていると言うことだ」
言って、ヴェルトハイムの灰色の髪が漆黒の髪へと変貌する!

《聖典》 タイミング:宣言 対象:自身 射程:− 消費精神:−
眠りの皇帝代行者の証。この称号発動を宣言した際、使用者は即座に眠りの皇帝が持つ魔王の呪い
【眠りの翼(ヒュプノプスフェザー)】を一時的に継承し、その力を自在に使用して良い。
“聖典(アヴェスター)”の称号能力。

アルジェント:嫌な予感がする…。

《不殺の剥奪》 タイミング:宣言 対象:射程内の全て 射程:500m 消費精神:−
この能力の発動と同時にこの空間内における眠りの特技の[生命力が1以下にならない]能力を剥奪。
この空間においてはあらゆる存在も等しく死を受ける。
不殺と死を自在に司る眠りの統治者たる証。

GM:こちらを使用!

アルジェント:げっ…。

サクス:ちょああ(笑)結界涙目すぐる!

ディゼル:また結界無効化かーーーっ!

GM:アルジェントが張った結界、そこにあった不殺の法則が今、書き換えられる。

アルジェント:打ち消されるだけならまだしも、これじゃただ死にやすくなっただけじゃ…。

GM(ヴェルトハイム):「では、そろそろこの劇の終幕をあげよう」
サイクロンの対象は――ダイス目で決めよう(笑) 対象は……ディゼル!

ディゼル:こい!

GM:17の実ダメ!

ディゼル:でかい(笑)

GM:たまにダイス目がでかくなる(笑)

アルジェント:あ、こっちは行動値9・6・5で55。再生法使用、MP6点回復。

GM:では、ヴェルトハイムからでいいかな?

ディゼル:風の刃に吹き飛ばされつつなんとかディゼルは立ち上がりました。
ってヴェルトハイムからなの!(笑)

アルジェント:そんな何度も先手取れないよ…。

GM:彼、行動値61(笑)
「さて、正直、君達がここまで抗うとは予想出来なかったよ。
いや、君たちのその輝かしい抵抗があったからこそ、私も今の領域へと駆け上れた。
ゆえに感謝し、約束しよう。私が創世する世界において
君たちと言う存在を何かしらの形として復元し、我が民として認めるとな」
それはまるで勝利を確信したかのようなヴェルトハイムの宣言。

アルジェント:あ、しまった!トラペゾヘドロンか!

GM(ヴェルトハイム):「さぁ、それでは――終幕へのカウントダウンだ」
気づいたか(笑)

アルジェント:気づくわ!

ディゼル:あ、さっきのターン経過スキルか(笑)

アルジェント:しまったなぁ…もう800点与えてたのか。

GM:だが、こちらはターン最後の行動が残っているので、
ここでするべきはその領域へ上がる前の最後の洗礼。即ち――

《終焉(エンド・オブ・エンド)》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界
貴方が指定する全ての対象に対して効果を発動。[現在ターン数×2]D10の実ダメージを与える。
(ただし、この時の判定ではクリティカルは発生しない)
この攻撃に対して対象達はフォーチューンポイント1点につき1D10のダメージ軽減を行える。
ダメージ軽減を行う場合は事前に使用するポイントの数を宣言すること。

アルジェント:ですよねー!

GM:20D10の実ダメいくよー!これに耐えないと最後のチャンスは到来しないぜ(笑)

ディゼル:わぁ〜(笑)

サクス:ぎゃーす(笑)期待値で100点…!

GM:威力は――合計107点!実ダメージですので、よろしく!(笑)

アルジェント:グラビティムーヴは効く?

GM:効く。

サクス:おおお。

GM:でも半分にしても53点だから死ぬ人は死ぬな(笑)

ディゼル:ちなみに今体力19点です^o^

GM:フォーチュンポイント使っても焼け石に水(笑)

アルジェント:≪グラビティムーヴ≫!
皇帝の世界(ゼドゥワール)最大解放!止まれええええぇぇぇ!!!

GM:それはまさに世界と世界の鬩ぎ合い。ヴェルトハイムより流れ出した
全てを覆い喰らい尽す混沌の世界をアルジェントの世界が僅かに停止させた。

サクス:おお、グラビティムーヴでうちらも恩恵受けるのか。

アルジェント:うむ、達成値そのものを下げるからね。HP15点で生存!

サクス:ありがとおー!残り57点だったから4点で生き残った!

アルジェント:よっしゃあ!

GM:サクス、体力たか(笑)
では、ディゼルは倒れるかな?(笑)

ディゼル:HPポーションつかっとけばよかった(笑)
えっと、ならFP消費いきます(笑)

アルジェント:FP消費で軽減しても生存圏まで持っていけなくない?
4点消費して全部10とかなら別だけど。

ディゼル:(少し考えて)…いや、キャラの内容的にここで死んでもいいのかもしれない。
――死にましょう!!

サクス:(´・ω・`)

GM:おお!(笑)
なるほど、しばさん的に考えがあるならそれもいいですね、おもしろい(笑)

アルジェント:大丈夫?マジ大丈夫?

ディゼル:ホントはスキルで守ってから死ぬつもりだったんですが。

GM:と言うと?

ディゼル:<聖人の楯>

<聖人の楯>
「クラス:エインフェリア」が持つ守護スキル。自分以外の誰かに向けられたダメージを
一度だけ0にする。その代償として自身の生命力が即座に半分となるスキル。

GM:ああ!なるほど!なら折角ですし使用したらどうでしょう。
ちなみに誰を庇う?(笑)

ディゼル:このスキルって複数人の選択は出来ないんですよね?

GM:対象は一人だね(笑)

ディゼル:あちゃあ(笑)

GM:ここでアリスという選択も面白いかも(笑)

ディゼル:じゃあ、アリス守ったということでスキル使わせてもらいますね!
<聖人の楯>!

サクス、アルジェント、ディゼルに対して繰り出されるヴェルトハイムの絶対不可避の攻撃。

ディゼルを包んでいた神々の衣がその攻撃を翻す――!
光の衣は彼の魂を削りながら、ヴェルトハイムの攻撃を打ち消していく―――。

そして間もなく、まばゆい光は消失した…倒れたまま動かなくなったディゼルを残して。

GM:了解です!

アルジェント:「はぁ…はぁ…しのぎきった…か…?」

GM:ヴェルトハイムが放った混沌の世界はその空間にいた全ての者を包み込む。
やがて、それに飲まれたはずのアル、そしてサクスの“二人のみ”立ち残る。

ディゼル:(あとで演出入れます)

アルジェント:「ディゼ…ル…?」

サクス:「……生きているのか、俺は。…ディゼル?」

GM:その時、サクスも、そしてアルも気づく。
「………ぁ」すぐ背後で聞こえるアリスのか細い声。
「ディ…ゼル…?」
君たちが見たそこにはアリスを護るように、包むように立つディゼルの姿。
だが、それはやがて力なく倒れ、地に打ち伏せる。
そこにはもはや魂の脈動、器に宿ったはずの生気が一切感じられなかった。
そう、それはまさに抜け殻の死体(人形)。

たった一人の愛する、護るべき少女を護り
ディゼル=オウディラスは今ここに――二度目の死を迎えた。

GM(アリス):「…ぁ、やあああ!ディゼルぅ!ディゼルうううううぅぅ!!!」
世界の全てに響くかのようにディゼルの骸に抱きつき、アリスは泣き叫んだ。

ディゼル:長い演出来ます!注意!

アルジェント:来いやぁ!

GM:どうぞどうぞ!

サクス:わくてか(笑)

◆    ◆    ◆

……………。

…   …、   ……。


視界は、しろ――
辺り一面しろの世界――


…ここが魂の逝きつく果てなのだろうか?


『ディゼル=オウディラス』

自分を呼ぶ声が聞こえる。
その声はとても澄んだ少年の声


君は誰?
ディゼルはその声の主に問う


『僕は、
――僕は、ディゼル=オウディラス』


『 君の代わりになれなかった僕自身 』


『 そして僕の代わりをしてくれた君自身 』


ああ、君が「 ホンモノ 」か
ツクリモノの僕の役目はここまでなんだろう。


――このままこの光の中に融けて深い眠りにつくのも悪くないかもしれない――


そんな考えが頭をよぎる。


『君はツクリモノなんかじゃない!』


怒声とも聞こえる強い否定の声に身を震わせる
ディゼルの寝ぼけかけた意識にもう一度ピンと芯が通る。


『君は本当のディゼル=オウディラスとして
生きていた、その魂の強さはホンモノだよ』


『僕が言うんだから、間違いないさ』

 
軽く微笑んだのだろうか、優しい声が
ディゼルの心に、魂に沁み渡る――


僕ら2人とも、ホンモノだって言うのかい?

冗談めかした軽口を飛ばしたつもりだったが。


『そうだよ――』

偽りのない肯定の言葉が返ってきた。


『ツクリモノの魂なんて、ない』

『君が君である限り、君はホンモノだよ、それに――』


少し間を置いてもう一人のディゼルは先ほどの軽口に合わせるように


『本物が2人いちゃいけない理由なんてどこにもないしね』


と、にこやかに言った。ディゼルもそれにつられて笑う。

 『行こう――、約束の場所へ――』


 『果たされない約束を果たしに――』

< いのち >
 『君の魂のつよさの証明に――!』



時にして数秒、いや一瞬だっただろうか
ディゼルは、再びその身体に力を取り戻した。

2つのいのちのかがやきを、ディゼルの身体に宿して――

――――――――――――――――――――――――――――――

                      そんざいのしょうめい
スキル発動   <運命の加護><真・オーバーロード><覚醒>

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ロールエンド


 
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