第5章 神弾の討ち手

◆ミドルシーン1 〜神弾の討ち手〜
GM:ではいよいよ、ミドルシーンとなります。
このシーンは全員登場ですので、よろしくです。
場面はディゼルとアリスがネヴィルと名乗る男に追い詰められてるシーンからですね。

ディゼル:ういんういん。

GM:ディゼルがアリスと『契約』と呼ばれる行為を行い
それと同時にディゼルの身に纏う衣服が特殊な服へと変化して、
その体からは溢れんばかりの力がみなぎってくる。

ディゼル:服変化も固定っすか(笑)

GM:さすがにパン屋のバイト服のままってのもね(笑)
「へぇ、面白れぇ、これで少しは楽しめそうじゃねぇか」
と君と対峙しているネヴィルがその手のひらの中に生み出した光の弾丸を突如、上空へ向け放つ。
それと同時に『ばぢぃぃぃぃぃぃぃぃんっ!!!!』と弾丸と糸が弾き合う音が響く。

アルジェント:「ほう、この程度の不意打ちには対応できるようだな」

GM(ネヴィル):「…よぉ、てめぇ、誰だ」
振り返ることなく、ネヴィルは君へ問う。

アルジェント:弾かれたのとは別の糸が地面に突き刺さりピンと張られる。
彼はその”糸の上を”当たり前のように歩いて降りてきた。

GM(ネヴィル):「どこの田舎者だか知らねぇが、オレを誰だと思っている。
聖十騎士団、第五騎士のネヴィル様だぞ」

アルジェント:「貴様が聖十騎士団だということは知っている。いや、知っているからこそ攻撃した」

GM:と、ここでネヴィルは改めて君のほうを振り向き、
その容姿、そして手に持った銀色の糸を見て呟く。
「…糸使い…?お前、まさか“輝く者(スキールニル)”が言っていた奴か?」

アルジェント:「レストもお喋りな奴だな。そうだ、とある小さな国の亡霊だよ」

GM(ネヴィル):「は、なるほどねぇ。あいつが討ちもらした奴か!こいつはいいね!
ここでお前を殺せばオレはあいつよりも上って事になるよな!」
ネヴィルはアルジェント・ディゼル。君達二人に対し同時に神弾を放つ!

アルジェント:お、演出戦闘か。

ディゼル:ひぃ。

GM:それは先ほどの一撃と異なり、無数の弾丸が文字通り目にも止まらぬ速さで加速し
君達へ襲い掛かる!だが、その弾丸は君達へ届く前に全て霧散し、消失した。
そう、君たちの前に現れた男の一閃により。

アルジェント:ん?

ディゼル:お。

GM:その光景と現れた人物に対し、さすがのネヴィルも焦りを隠せない。
「…お前は…なんで、お前が…ここに…?!」
君達の前に現れたのは一人の剣客。

サクス:「……悪いが、これも仕事なんでな」

GM(ネヴィル):「チッ、てめぇ…!てめぇまでオレの邪魔をしようってのか!」
現れた君、サクスを見てネヴィルはその怒りを隠す事無く発露する。

サクス:「悪いが、主の命は絶対だ。場合によっては貴様も切って捨てる」

GM(ネヴィル):「は、おもしれぇ。てめぇがどういうつもりかは知らねぇが。」
そっちのガキ二匹じゃ物足りなかったところだ。いいぜ、お前も狩ってやるよ。
このオレ“神弾の射手(ラウファーダ)”ネヴィルがな!」

サクス:「“神弾の射手”…貴様の弾が俺の身体を果たして貫くことが出来るか」

GM:君のその言葉に対し、ネヴィルは唇を吊り上げ、その両手に再び無数の神弾が生み出し構える。

サクス:それに対してゆっくりと白鞘を抜きます。柄は洋刀拵えの刀。
18年の間も手入れは欠かさなかった、鈍い輝き。

GM:という事で戦闘に入ります!
ちなみにこの戦闘はこのシナリオのつかみ部分なので全力で戦ってもHP/MPは回復しますので(笑)

アルジェント:わっほぅ!

GM:君達全員が身構える中、ディゼル、君の後ろから例の少女・アリスの声が静かに声をかける。
「ディゼル…。し、死なない程度に戦って私を護れよ…」

ディゼル:「…ん、ありがとう。でも、ちょっとだけ…ちょっとだけ無理をさせてくれ。」

GM:「……ん」 君の返しに静かにアリスは頷く。
では、戦闘に入りましょう〜!行動値&セットアップをどうぞ!

アルジェント:セットアップは…何もしなくていいや。行動値は38。

サクス:サクスの行動値は30です(笑)

GM:ネヴィルの行動値は41!

ディゼル:えっと33だね。

GM:了解です、ではネヴィルからいきます。
彼は両手より生み出した光り輝く“神弾”を纏めて放ち、それは君達全員へ向け弾丸のように放たれる!
「避けられるものなら避けてみな!オレの神弾をよ!」目標は全員ね(笑)

<神弾> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:− 消費精神:5
ネヴィルより放たれる神弾は場の任意の敵に攻撃をしかけられる。
目標となった対象達は回避判定を行うこと。
またこの神弾を受けた対象はダメージとは別に1D10の実ダメージを受ける。

アルジェント:はーい。

サクス:回避判定しなきゃいけないのか!

GM:命中40!回避して〜。

サクス:27(笑)

ディゼル:さっきまでその神弾を捉えることすらできなかったのが
今では目でその動きを捉えることができる。
でも、自分の感覚と身体の動きが一致しない奇妙な感覚――。要は30でよけられない(笑)

アルジェント:<月下鏡水>

<月下鏡水>
射撃攻撃に対して命中値により判定を行い、その結果、相手の命中値を上回った際
相手が放った射撃攻撃を相手に返す。

アルジェント:「避ける?そんな必要がどこにある」
命中47。成功。アルジェントに飛んできた神弾はその全てが糸に絡め取られ、ネヴィルに向かって”投げ
返される”!

ディゼル:かっけぇ(笑)

GM(ネヴィル):「?!オレの神弾を返すだと…お前ッ!」
では、先にディゼルとサクスに攻撃値の宣言をしておきますね。攻撃は55点です。
防御で減らして下さい。

ディゼル:43ですね〜。

サクス:無傷でした(笑)

GM:ネヴィルは自分に向けられた神弾を片手で弾くが1D10分の実ダメージだけは受けました。
で、実ダメの方はディゼルは4点!サクスは5点です!

ディゼル:ようは12点と4点で16点ダメかな?

GM:ですです(笑)

アルジェント:「何を驚いている。ただ”飛んできたものを掴んで投げ返した”だけだろう。
球遊びくらい子供でもできるぞ」

サクス:「…くだらん、俺をあまり失望させるなよ?」

GM(ネヴィル):「ちっ、さすがだな、サクス、お前にはオレの技はそうは効かないか…」

ディゼル:「くっ…!!」周囲の戦いのすさまじさに押されるディゼル(笑)

GM:では次はアルジェント!

アルジェント:「何かを奪ったのならば、それに見合うだけの何かを奪われる。
…そしてお前たち聖十騎士団はあまりにも多くのものを奪いすぎた」

GM(ネヴィル):「は、何を奇麗事言ってやがる。所詮この世は力を持つ奴が全てだろうが。
奪われる弱者共の事なんか、オレ達強者が知るわけねぇだろう」

アルジェント:「そうか、ならば俺はお前たちの論理にのっとり、お前たちから全てを奪い返す。
覚悟はいいか?聖十騎士団」
構えなど無い、ただの自然体。だがアルジェントの周囲に渦巻く糸はそれ自体が生き物であるかのように
明確な敵意を表している。
「さあ、対価を支払う時だ――!」マイナーは特に無し。メジャーで<睡蓮><双翼>で攻撃だ。
えっと、二回振って9・8・3で命中51だ。さあ避・け・て♪

GM:あたり(笑)

アルジェント:攻撃は8・4で81点だ。
無数の糸がネヴィルを絡め取り、さらにそこに別の糸が次々と串刺しにしていく。
それはまるでこれが戦いなどではなくただの公開処刑であるかのように。

GM(ネヴィル):「ちぃ!」
君の放った糸を瞬時に避けようとするが僅かに身体を切り裂かれ、血を流すネヴィル。
「おい、てめぇ、この服いくらすると思ってんだ」
しかしネヴィルはいまだ、追い詰められた様子はなくむしろニヤついた笑みを向けそう軽口を叩く。

アルジェント:「心配するな。冥府へ行けば金銭の価値など無くなる」

GM(ネヴィル):「は、そりゃ確かにな。だがそうなるのはお前らのほうだぜ」
という事でディゼル。あ、そうだ、戦闘が始まる前にアリスが君にくれた剣のデータを渡そう(笑)

「ナイトブレイカー」 種類:剣 武器レベル:2 重量:5 命中:-1 攻撃:+16 射程:至近

GM:アリスからのプレゼントだ!受け取れ!

サクス:おお!純粋に強力!(笑)

アルジェント:強いやないか。

サクス:な…なんやて<崩壊の刃>でぶっ壊れるんですよね^^

<崩壊の刃>
クラス:エンフェリアのスキル。武器の攻撃値を二倍にして対象に攻撃できるスキル。
ただし、その代償として装備していた武器は即座に崩壊し、使えなくなる。

GM(アリス):「…ぇ、あれ…こ、壊すの…?え、えぐっ…」(涙目)

アルジェント:ナイトブレイカー「俺をブレイカー?!」

ディゼル:「い、いや、さっきのは中の人の意見だとおもうょ!?だから泣かないで〜」

GM:うまいこと言った(笑)メタな事を言う主人公って始めてだ(笑)
「な、泣いてないもんっ!」ぷいっとアリス。

ディゼル:ディゼルはさっきの敵の攻撃が感覚だけでしか捉えることができなくて、
身体がついていかなかったことに愕然とする。
こんな俺が人を斬れるのか?大事な人を守りきれるのか?
過去に大事な人を守れず、今も大切な友を巻き込んだ。
俺は、未来でも、同じように、大切な人をマモリキレナイ――?
よく考え直せよ、そんなことじゃいつまでたっても奪われるだけじゃないか。
守り切る力をつける時だ。もう俺は十分失った。今また守るべき人を与えられたんだ。
この人は――――護って見せる――!えっと、命中が10、4、3の40です!

GM:うわ!ギリ避けた(笑)41!
君が放った一閃。それは紙一重で目の前の騎士・ネヴィルに回避される。
「どうした小僧?その指輪の力ってのはそんなものか」あざけ笑うような相手の声。しかしその瞬間。

− ノイズが走る −

GM(声):『どうしたんだい?“騎士を狩る者(キリング・シュヴァリエ)”君の力はその程度じゃないだろう』
君の頭の中に響くそんな声。
『君なら目覚めた瞬間にその程度の騎士なら一閃で屠って当然なんだけどね…。
どうやら称号能力の覚醒すらまだらしいね。心の奥底で戦いや人殺しに対してのためらいがあるのかな』

ディゼル:『そりゃあ、人を斬るのは怖いさ』と頭の声に対して。

GM(声):『はは、まぁ確かにね』

ディゼル:『人を斬るということの前提には、人から斬られるということがあるからね』

GM(声):『まあ、この世の摂理の一つ因果応報というものがあるからね。
君のそれは正論ではあるね』

ディゼル:『戦える人というのはたとえ自分が傷ついたり、他人からの憎悪、殺意。
そういった感情をぶつけられたりしても、それを対処できる人だ。
俺にはまだその覚悟がたりないんだろうか…?
自分がこの人の命を奪った時の、自分に帰ってくるその報いに対する代償を払う覚悟が――』

GM(声):『ふぅん、疑問を持ったまま戦うか。まあそれもいいさ。
君がそれに対する答えを見つけるのを今しばらく傍観させてもらうよ』
と聞こえていた声が消える瞬間、最後に付け足すように言う。
『ああ、でも一つだけ褒めておくよ“騎士を狩る者(キリング・シュヴァリエ)”。
さっきの“神弾の射手(ラウファーダ)”の神弾、あれを避けず、当たったのは正解だよ。
いや、もしからしたら君は無意識で理解していたのかもしれないね。それじゃあ、精々頑張るんだね』
そして君の意識は再び戻る。という事でサクスさんのターン!

サクス:「さて、これ以上こいつらに怪我を負わせる訳にはいかん。悪いが、始末させてもらうぞ。
18年ぶりの仕事なんでな、手加減が出来ん」

GM(ネヴィル):「…へぇ、随分とやる気だな、てめぇ。
もしかしてまだ“あの時の事”を根に持ってるのか?まぁ、どっちにしてもそう簡単にはいかねぇぜ」

サクス:「いくぞ、俺の“剣”。久々に血を吸わせてもらう」
命中は5・2・10・8で54です!

GM:たけぇ!(笑)さすがサクスさん!攻撃どうぞ!

サクス:<騎士の輝き>を使用して、ダイス目を一つ振り足します。
8・4・10・5・2!84点です!

GM:普通につええぇ!!(笑)「――ぐっ!」
君の一撃を受け、ネヴィルは後ろに下がる。ガードしたはずの両腕からは血が流れ出す。

サクス:「俺の剛刀、お前のようなチャラ男に受け止められるものではない」

アルジェント:おのれ…同じくらいの攻撃を出された…。

GM(ネヴィル):「ちぃっ、さすがに接近戦じゃあ、お前には勝てないか…」

サクス:「お前の第五騎士たる所以を見せてみろ」

GM(ネヴィル):「…は、確かにオレは接近戦じゃあ、そこらの騎士にも劣るかもしれねぇ。
だがな、オレの称号は“狩人”。お前も知っての通り、オレの攻撃は射撃。それも決して外れない、な」
そうネヴィルが宣言したと同時に『どずんっ!!』とアルジェント、君は血を吐いた。

アルジェント:俺かい?!

ディゼル:うほ。

GM:アルジェントの胸に穿たれたのは神弾。そう、それは先ほど、アルジェントがはじいた神弾。
「これがオレの――称号能力“神弾の射手(ラウファーダ)”だ」
そう、神弾は避けられてこそ、その真価を放つ。

《神弾の射手》 タイミング:本文 対象:本文 射程:− 消費精神:−
<神弾>を回避した対象へこのターンの最後に襲い掛かる“神弾の射手(ラウファーダ)”の称号能力。
対象は絶対命中の防御ジャッジ不可能の一撃を即座に受ける。

ディゼル:これのことだったのか、避けなくて正解って(笑)

GM:攻撃64点!防御値のみで防御を!

サクス:NUOOOO!魔弾な能力!

アルジェント:師匠、これって<銀閃><風の軌跡>で返せない?

GM:絶対命中に対しては銀閃は無効なんです、すんません(笑)

アルジェント:うーん、それじゃあ仕方ないなぁ。おお、40点もくらった。
だがここで<血花の舞>。エラッタ被害によりこいつの1D10でヘタな目出たら終わるけどね。

<血花の舞>
自分が受けたダメージの半分(切捨て)分のダメージを対象にも与える。
ただし、その代償として1D10分の実ダメージを自身も受ける。

GM:ネヴィル「どうだ?オレの真の“神弾”の味はよぉ」
悠然と構えるネヴィルは余裕の笑みをアルジェントへ向ける。

アルジェント:『どずんっ!!』と同じくネヴィルの腹にも弾丸の跡がつくぞ。

GM(ネヴィル):「―――っ、てめぇ…」

アルジェント:「自分の体に訊いてみたらどうだ?」と粋がってるが、HP2なんだよねぇ…。

GM(ネヴィル):「はっ!おもしれ!オレの神弾にここまで反応できたのはお前が始めてだぜ!」
と言う訳でターンは最後のクリンナップに。

アルジェント:クリンナップに<再生の氣>を使用。これでMPすっからかん。

GM:では、次のターンに移り、再びネヴィルが神弾を構えたその瞬間。
見ると君達の足元、この場所一帯に水が浸水していた。
こんな路地の奥で雨も降っていないのに、君達の足元には確かに足首を包む程の水が存在した。
そして、その水に触れた瞬間、君達全員は体調に異変を感じる。
それは目眩。本能で君達全員は理解した。この水は、足元にあるこれは――毒だ、と。

アルジェント:「―――ッ?!新手かっ?!」

サクス:「こんな嫌らしいな手を使うのは――」

GM(???):「ネヴィル。そこまでです。それ以上の戦闘はやめなさい」
見ると君達から少し離れたところに一人の甲冑に身を包んだ女の騎士が立っていた。
「てめぇ…フェティ、何のつもりだ」フェティと呼ばれた女性は君達の前までゆっくりと歩いてくる。
見ると彼女の足元を中心に、この毒の水が流れ出していた。
「お初にお目にかかります。私は聖十騎士団第九騎士“水を司る者(アナーヒター)”の称号を持つ者。
フェティ=モンスタルと申します」

ディゼル:うっひょひょ〜い!盛り上がる俺!

このフェティというキャラ、実はキャラデザだけはディゼルのプレイヤーしばさんにしてもらいに
そのイラストに色を塗り、この物語に登場させたのである(笑)

GM:フェティと名乗った騎士は礼儀正しく自己紹介を行い、敵である君たちに対し
確かな敬意を払っている。その様はまさに騎士然とした少女だった。

サクス:でも毒か(笑)

アルジェント:「貴様も聖十騎士団か…!」

GM(フェティ):「…この場は退かせて頂きます。元々、ここで貴方達三人を相手にする事は
私達の任務には無かった。それにいくら私とネヴィルが組んだとしても貴方達相手には
少々バランスが悪いようですので」そうフェティと名乗る女性が宣告し、それに致し方なく納得したのか
ネヴィルもまたフェティの隣まで瞬時に下がる。

サクス:「逃げるのか?」

GM(ネヴィル):「うるせぇ、生憎とオレ達は忙しいんだよ。
いつまでもお前ら相手に時間を食うのは効率が悪いんでな。だがなぁ、そこの小僧二人」
とネヴィルはディゼル・アルジェントを指して言う。
「ディゼルって言ったか?お前の指輪はオレが頂く。
そしてそっちの糸使い、お前はオレの獲物だ。次こそオレの神弾でお前を仕留めてやるよ」
そう狩人ネヴィルは宣告する。

アルジェント:「そうか。ならばそのときは俺も真の力を見せるとしよう」

ディゼル:「この指輪は渡せない。次に会う時には僕も…覚悟を決めておくよ」

GM(フェティ):「…では失礼します」
そうフェティと名乗った騎士が言うと同時にネヴィルとフェティの姿は水に包まれ
次の瞬間、二人の姿は消えていた。

サクス:「…ふん。怪我はないか、三人とも?」

アルジェント:「あばらが相当やられている。内蔵の損傷もいくつかあるな。が、問題は無い」

ディゼル:「――アリス、大丈夫?」
さきほどのフェティの毒にやられ、ふらついてるアリスに手を差し伸べる。抱きかかえてもい〜い?

GM(アリス):「…私はお前がいたから、だ、大丈夫だ」とちょっとふらふらしながら。いいよ〜(笑)

ディゼル:「やっぱり、危ないよ、ほら…」
そういいつつ手をとり、抱きかかえる。

GM(アリス):「わっ!へ、平気だって言ってるだろう〜!お、降ろせよ〜!(じたばたじたばた〜)」

ディゼル:「それでもやっぱりこの水に触れないほうがいいよ」
もっともらしいこと言う。

GM(アリス):「そ、それはそうだな。じゃあ、そのままきちんと私をおぶってろよ」

ディゼル:「了解、お姫様」

サクス:「肩を貸そう」アルジェントに話しかけます。

アルジェント:「問題は無いと言っただろう」
ここでさっき使えなかった<再生の氣>を使用してある程度傷を治す。

GM:ではここで、ディゼルはふと視界の先に倒れる誰かを認識する。それは友、リックの遺体。

ディゼル:リック…。

アルジェント:リック…長い間死んだままで…。

GM(アリス):「……あいつ、お前の友達…だったのか?」
少し悲しそうな表情をしている君に対しアリスはそう聞いてくる。

ディゼル:「……ん…あぁ、僕の、大切な友達だった」
アリスの問いかけに咄嗟に反応できなかったけど、少し遅れてそう返した。

GM(アリス):「そっか…。すまないな、私があいつらに追われてお前のところに来たせいで…」
とうなだれる君達に対し不意に声がかけられる。
「いずれにしろ。埋めてやるくらいはしてやれ、ディゼル」

ディゼル:「え…?」不意に声をかけられ後ろを振り返る。

GM:声のした方を見るとそこにいたのはダグラス。君の今の親代わりの人物だった。

ディゼル:「…ダグラスさん、なんであなたがここに…?」

GM(ダグラス):「ふんっ、私だって何も家の中でずっと本を読んでいるわけじゃない。
しかし、また随分と厄介な事になってきたな」
彼はアルジェント、サクス、アリス。君達全員を見てそう呟く。
「立ち話もなんだ、リックを埋めたら私の家で話そう。
アヴェスター教会、そして聖十騎士団の事についてな…」

サクス:「…………」

アルジェント:去ろうと思ったが、その一言で足を止める。「聖十騎士団…」

GM(ダグラス):「そっちのお前も興味があるならついて来い。
そこら辺の連中などよりもよっぽど正確な情報を私は持っているぞ」
言ってダグラスはリックの骸を肩に背負い歩き出す。

アルジェント:黙ってついていくぞ。

ディゼル:アリスをおぶったまま家に帰ります。

サクス:「…俺も行っていいか?そっちの連中を護るよう頼まれているものでな」

GM(ダグラス):「好きにしろ。それにそうだな、お前も来たほうがいいだろう」
そうして君達は戦場となった路地よりゆっくりと離れていく。
ディゼル、君はその胸の中で先程の戦闘のことを、
いや正確には自らの内に聞こえた声を気にしながらもダグラスの家へと帰宅する。

◆ミドルシーン1終了

ディゼル:リックの扱いが物過ぎて泣いた(笑)
埋めたらって…!せめて弔うって言ってあげて!(笑)(心の叫び)

GM:確かに(笑)。まぁ、エルムに会ったら言ってあげてね。
「リック…死んだよ」って。

アルジェント:エルム「え?誰?」

ディゼル:エルム「誰それ?」

GM:皆、同じ反応かよ!ひでぇな(笑)


 
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