第6章 焔

◆バトルシーン 〜焔〜
神殿の最深部。
遥か古に造られた幻想的構造をもつ大広間。
そんな神秘の場にて、焔の戦いが切って落とされていた。

GM:君たちの前には剣を構えたシアとそのすぐ後方にリウというシルヴィアそっくりの人物がいる。
距離は君達から2m程の場所ににシアとリウ。二人とも同じ範囲扱いですぅ。
全員、セットアップ&行動値の宣言をどうぞ!

レイア:行動値はダイスと足して41だ。

アルス:2mか。思ったより近いな…。
アルスは6・3で26。雪羽は5・5で32。微妙やな…。

メドウ:行動値は36でした!

GM:ちなみにシアとリウは両方、行動値33です。

レイア:じゃあ俺の手番か。「……シルヴィア…」
未だに心は彼女と戦うことを拒否している。
例え贋作であったとしても彼女の姿のモノと戦うなんて出来ない。待機!

メドウ:Σ

GM(リウ):「………」逡巡する君をリウはちらりと見る。OKです(笑)
では、メドウさんですね。

アルス:メドウさん、敵にエンゲージして足止めしてくれると個人的に助かる。

メドウ:シアを睨み付け、直後シアの元へダッシュ!その後通常攻撃します。命中は27!

GM:向かってくる君へシアはどこか歓喜の表情を浮かべる。
意外と低いですね、避けました(笑)
「…どうしたメドウ。余力を残して俺に勝てると思っているのか?」
紙一重で君の斬撃を避け冷静にシアは君へ言う。

メドウ:酷い目が出ちゃいました(笑)
「くっ…!(僕の剣にまだ迷いがあるというのか…?!スペンサーさん!僕に力を!)」

アルス:みんな迷ってばっかな…。

GM:そしてシアとリウのターン!
「先に俺からやらせてもらうぞ。リウ」
「好きにしろ」
そう相方の了承を得て、シアはメドウへ反撃の一閃を!

メドウ:うわっ!回避の出目低い!!25です。どうしちゃったんだ(笑)

GM:シアはマイナーで<バーサーク>を使用して、命中クリ!命中は46です!(笑)

メドウ:読めていたはずの剣筋。アマステラの力によって、
自分の力は底上げされているのでは無かったか…!来る斬撃を、避ける事が出来ない!

GM:…えっと、でかっ。攻撃61(笑)

レイア:死ぬ(笑)

メドウ:基本防御値にに2D10を足していいんですよね!(汗)

GM:そうですよ!全ての判定は2D10と足しまくりですから!(笑)

メドウ:生命力0以下になったら即死ですか?

GM:いえ、戦闘不能状態いわゆる気絶です(笑)
も、もしかして0以下になりました?!

メドウ:35点ブロック!…で、26点通りましたー!痛い!痛すぎる!!残りHP11点です!

GM:おおー!(笑) 後、このゲームはマイナーでポーションとか使えますから。
やばくなったらマイナーで回復を…ってポーションありました?

メドウ:容赦の無い攻撃に一瞬死を覚悟する。
そうだった。シアに対して、迷いなどといった感情を持った時点で己の勝ちは無い!
唯、殺す!その事だけに集中するんだ…!――ありません(笑)

アルス:まずいことになってきたな…。

GM(シア):「フッ、少しは顔つきが変わってきたな。そうだ、お前の全力を俺にぶつけてこい…!」
そして、リウか。

アルス:ここでリウがメドウに攻撃してきたら落とされるな。

レイア:――待機を解除する。
リウの行動に、割り込む。

GM:お?では、リウの行動より先にレイアさんどうぞ!

目の前で戦う仲間を見て思い出す。
本当に…このままでいいのか…?

いや、違う。
さっきのはくだらない言い訳だ。

あの時、任務を受けたときの誓いを嘘にするつもりか!
あの時、エデンを守ると決めたのは何故だ?
他でもないシルヴィアが愛した国だからでは無いか!
守ると決めたはずだ、誰が相手であっても。
たとえそれが――愛する者と同じ姿でも!

ならば征け!
二度と大切なモノを失わないように。
走れ。奔れ! 疾走れ!!

レイア:「レイア=アーヴィング。…推して参る」
マイナーで接敵し、メジャーで攻撃する。迷いは振り切った。後続を断ち切る、対象はリウだ。

GM:では向かって来た君へリウはその真剣な瞳で君を見据える。
「先ほどまでは戦いに迷いを持った軟弱な戦士と思っていたが…どうやら違ったな」

レイア:「おい。惚れるなよ?」

GM(リウ):「…お前のその高潔なる魂に対し、私も最大限の礼と力を持って応えよう」
言ってリウは身構える。命中どうぞ!

レイア:命中は18+10と8。クリティカルが4で40です。
ロールにダイス目が乗っかった!

GM:さすが高い!(笑) こっちは28で無理です。攻撃どうぞ!

レイア:踏み込む一足は神速を超え神速。鞘から抜き放たれた刃は銀光を軌跡と残すのみ。
ダメージは39点。

GM:その一撃に瞬時に反応するが腕から血を流すリウ。
「…速い、そして鋭い。見事な太刀だ。―――そして、まだ終わりではないだろう?」

レイア:「?!」 二回目の命中は29。
初めて戦う相手に次の手を見破られたことに驚愕する!

GM:今度はこっちの出目がよかった(笑) 回避35です。
「不思議だな」 言ってリウは君の二撃目の一閃をかわす。
「お前の剣。なぜか、懐かしい風を感じる」
そう言ってリウは君へ反撃の術を唱え始める。

レイア:「一応一撃必殺が信条なんだがな」
吐き捨てるように言い、相手の攻撃に身構える!

GM(リウ):「<氷蝶(ユーフェ・ティレーヌ)>!」
そう言った瞬間、彼女から美しい氷の蝶が放たれる!命中は43です。

レイア:お。回避の出目が9と8!計45で避けた。
「お前の術も懐かしい気がするな」美しき氷の蝶を二刀で破砕する。

GM(リウ):「フッ、不思議な男だな。お前は」 避けた!(笑)

アルス:…よし、雪羽はマイナーで後退させて、メジャーでメドウに≪雪の羽ばたき≫。
(あの死にかけている壁その1を治して!)と心話であるのをいいことに好き勝手言う。

GM(雪羽):『任せとけ。壁が死んだら俺様もやべーからな!』

アルス:10と7でクリティカル分が5で22点回復だ。一つクリティカルした。

GM:ほぼ回復した(笑)

メドウ:ありがたすぎる!!(笑)

GM:では次にアルス自身はどうしますか?

アルス:相手との元の距離が2mか。ならメジャー+マイナーの両方を使って24m離れる!
これで相手との距離は26m!全力バックステップ!

GM:逃げるな(笑)

アルス:スナイパーとして狙撃ポイントの確保な最優先です。

GM:では、ここでターンを2ターン目に!行動値をそれぞれお願いします〜!

行動値の結果。メドウは38。アルスは37。レイアが34。雪羽も34。
そしてシアは25のリウが24となった。

GM:ではメドウ君からどうぞ〜!

メドウ:シアの攻撃を目に焼きつけ、それまで持っていた自信が崩れていくのに気がつく。
自分は、コイツに、カツコトガ デキナイノカ?諦めの念が頭を掠める。

――ふと、走馬灯なのか。メドウは幼い頃に自分を助けてくれた亡き恩人の事を思い出す。
スペンサーは、自らが生き残れるかどうかも定かでない戦場でメドウを救った…。
命を賭す意味。屈する事の無い心。全てを彼から教わったのでは無かったか。
エデンの人々を――助けられる人を助けずに居て、何が正義なものか!

メドウ:「シア!人工生命であるお前に理解できるか判らないが…
死ぬ前に人間の、僕の命を賭けた『正義』を見せてやる!」
命刀(アマステラ)よ、力を貸してくれ!<天光斬>使用します!
命刀の効果で2点生命力を失って残り31です。そして出目2・3でフォーチュンもらいまーす(汗
命中31!あたってくれー!(笑)

レイア:出目(笑)

GM(シア):「アマステラ…!そうだ!その刀を持ったお前の力を見せてみろッ!!」
シアは回避25で当たり(笑) バーサークの効果で回避に-1D10だから(笑)

メドウ:やったああ!うっし!!(笑) ここで命刀の特殊能力「命輝く刃」を使用します!
生命マイナス5で残り26!攻撃の合計は68点だ!!
「喰らえシアッ!これが人間の、正義の力だーッ!!」

GM:おおおー!乗せてきた――!!(笑) こっちの防御は…うお?!ごっそり減った!!(笑)

メドウ:正義つよい!(笑)

GM(シア):「―――ッ!」
斬ッ!と君の生命の刃をその体に受け、胸から大きく血を流すシア!
「…ふふっ、そうだ…!それでこそだ…!メドウッ!」
しかし、シアは己が血塗れになってもその戦意を落とすことなく、君を見据える。
その顔には君との戦いへの高揚か、笑みすら浮かべている。

メドウ:「シア…」
師匠の下で共に修行してきた日を思い返す。
こいつとは、シアとは戦う事しか出来ないのか…?

GM:では、アルス!

アルス:雪羽の行動の直後まで待機。雪羽とレイアはこのターンの行動値同じだから、
レイアが何かした後に雪羽は行動する。

GM:ではレイアさん先にどうぞ(笑)

レイア:了解。マイナーで<ポイズンエッジ>使用。

アルス:さっきまで迷っていたとは思えない行動だ。素晴らしい。

レイアの毒効果が入った一撃を受けるリウ。これにより毒の状態異常をリウへと与える。
しかし二撃目は先ほどと同じように避けられ、ダメージ自体はそれほど与えられなかった。
そしてターンはアルスと雪羽の行動に。

アルス:雪羽をマイナーで後退させてアルスとエンゲージさせる。
そして雪羽はメジャーでアルスに≪白のエナジー≫を。
(壁が落とされる前に決める。力を注いで!)

GM(雪羽):『任せとけ!俺様のエナジーを受け取れ!うにょにょにょ〜!』
では、これでアルス君のすべてのジャッジに+5ですね(笑)

アルス:リウは毒を受けているから、ここはシアに攻撃だ。
「ここで一気に決める!宿れ!」
メジャーで<セカンドエッジ>、マイナーで<コンビネーション>を使用。
雪羽が矢に宿るという演出!

<セカンドエッジ>
現在、ヴァルキュリアの種族特技であるこれは攻撃が外れた際に絶対命中へと変更する特技だが
この頃は二回攻撃と言う特技扱いであった。

GM(雪羽):『ちょ?!お、俺様を撃つ気なの?!』 マジ慌てる雪羽(笑)

アルス:「別にあなたがダメージくらうわけじゃないんだから、
ちょっとスリルのある乗り物程度に思っておいて!」
一発目!あ…出目いいなぁ。命中が10・9。クリティカル分が4で49のフォーチューンゲット。

GM(シア):「―――!」
目の前のメドウに気を捕らえたシアの一瞬の隙をアルス捉えた!命中です(笑)

アルス:種族特技の<天性の武器>と<コンビネーション>の効果で攻撃は4D10。
攻撃は68点!

GM:む…シアの残り生命力が31点で受けたダメージが35点でした。
通常ならこれで戦闘不能です。しかし…!

アルス:おう?

GM:『禁忌の子(サクリード・チルドレン)』の特有能力発動!<遅行の盾>!

<遅行の盾> タイミング:ダメージ判定後 対象:自身 射程:−
貴方はダメージを受けた際、そのダメージをこのターンの最後に受けることを選択できる。

GM:シアはアルスが放った致命的な矢を胸から抜き去り、その手で折る!
「…まだだ!俺はまだ、倒れは、せんッ!雑魚が俺とメドウの間に入るなッ!!」

この後<セカンドエッジ>により再びシアへダメージを与えるが
そのダメージも<遅行の盾>の効果によりこのターンの最後へと送られる。

アルス:「常人なら二回死んでおつりが来る私の愛の力を込めた矢を受けて立っているとは…
人間離れにも程がありますね」

GM:そして、シアの最後の行動!
「…この傷、どうやら致命傷のようだな。ならばメドウよ!
倒れる前に俺の全てを、お前にぶつけてやろうッ!!」

メドウ:「来い!シア!お前の想いをぶつけてみろ!それこそが、生きているという証だッ!!」
何故だか笑いがこみ上げてくる。にやり、と口の端を上げるように笑い
シアの一撃を受け止めようと立ちはだかるっ!

GM:メジャーで<居合い>使用!シアの攻撃は絶対命中となる!
更にマイナーで再び<バーサーク>を乗せての最後の一撃!(笑)

メドウ:エグっ!そ、そこまでの想いは求めてないよ!(笑)

GM:攻撃判定では<天光斬>を使用して、そちらの防御へ-5!攻撃43――!!

メドウ:こちらの防御は防御35!から-5で、30!
残り生命力――18点です!

GM(シア):「……届かなかった…か。……フッ――」
君へ最後の斬撃を浴びせたシアはそう呟き。

どさりっ…。
シアのその身はメドウの前で静かに倒れる。

GM:そして、リウのターン。彼女はシアの傍まで近寄り、彼を抱き上げる。
「…悪いが戦いはここまでだ」 と、そんな一言を君達へ放つ。
「すでにここでの我々の役目は十分に果たしたのでな」

アルス:「逃がすと思いますか?”それ”を持ったままのあなたを」
リウに向かって弓を構える。あ、ただの演出です。

GM(リウ):「…この『クローズド・キー』の事か?」
そう言ってリウは手に持った鍵を見せる。
「確かにこれも任務のうちだ。だが、我々の任務はもう一つあった。
それは――『陽動と時間稼ぎ』だ」
彼女は自信に満ちた笑みを浮かべる「気づかなかったのか?」

レイア:やっぱりか。

アルス:プレイヤーはそうじゃないかなぁとは思ってた。

GM(リウ):「『クローズド・キー』は一つではない。
一つはエデンにある。エデン最高司令官の八王の一人アリスという奴が持っている」

アルス:「へぇ、アリスちゃんが…」
今までとは段違いに冷たい声が響く。

GM(リウ):「今頃は我々のマスター・ウェルファス様による襲撃が行われているだろう。
アリスの信頼する騎士のお前とそちらの補佐官がいない今、彼女はいつまで保つかな?」

メドウ:「お前ら…!」
ここで戦う事がエデンの人々を守る事だと信じていた。
なのに、なんて愚かを。補佐するはずのアリス様を危険に晒してしまった。

GM(リウ):「では、役目を果たした我らはここで退かせてもらうとするよ」
とリウはシアを抱えたまま君達から大きく距離を取る。

レイア:皆、先に戻ってくれると嬉しいな(笑)
少しリウと会話したいぜ。

アルス:「アリスちゃんは絶対に殺させない!私の盟約と心と力の全てをもって守る!」
では、そう言って一足先に退場しようか。

メドウ:シアを連れ去るのを止めたい気分だったけど、それなら仕方ないな(笑)
きっ、とリウを睨んでからアルスの後に続いて走ります。

GM:では、そこでこれまで傷で倒れていたトゥナも回復してきたのか
傷口を押さえながらも立ち上がってメドウ君の後について来る(笑)
「…メドウさん。申し訳ありません。私が…迂闊な情報を言ったばっかりに…」
とも謝ってくる。

メドウ:「いや…トゥナのせいじゃないよ。僕が悪いんだ…」悔やんでも悔やみきれない。
ケガをしているトゥナを背負ってまた走り出します。

GM:了解です!ではトゥナは君の背中で一言「…自分を責めないで下さい。メドウさん」
とか細い声でそう言って君に身を預ける。

◆  ◆  ◆

GM:一方、神殿最深部で一人残ったレイア。
「つくづく奇妙な奴だな。お前は帰還しなくてよかったのか?」
とリウは残ったレイアへそう声をかける。

レイア:「…お前、さっき俺が背中から斬りつけるとか考えなかったのか?」
シアを抱き上げる時の事を指します。

GM(リウ):「お前はそんな戦士として外れた真似はしない。私はそう感じた」

レイア:「…そうか」

GM(リウ):「外れていたとしたら、私の見る目がなかっただけというだけの事だな」

レイア:何故だろう、少し泣きそうになった。
「いや、お前は男見る目あるぜ」 そう言って背中を向ける。

GM(リウ):「フッ、敵に褒められると言うのも悪くはないな」
背中を見せる君へリウは聞いてくる。
「お前―――名前は?」

レイア:「レイア=アーヴィングだ。」
同じ顔の奴に二度も自己紹介するとは妙な感じがする。

GM(リウ):「レイア…」
どこか遠くを見るように君の名を呟く。そして――

「レイア。例え、私がお前を殺そうと、お前が私を殺そうとも…
お前のその名は、決して忘れはしない。」

リウのそんな言葉に対しレイアもまた。

「リウ。例え、俺がお前を殺そうと、お前が俺を殺そうとも…
お前の名は、決して忘れはしない。」

その言葉を受け取り、リウは笑みを浮かべる。

「…フッ、次に会うときを楽しみにしているぞ。レイア」

「あぁ、そうだな」

その会話が終わると同時にリウは懐に持っていた空間水を使い、この場より去った。


 
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