約束の地編 第4章 終焉の歌を奏でる場所

◆ミドルシーン3 〜終焉の歌を奏でる場所〜
GM:“ぱりぃぃぃぃん!!”とその場に響くような音と共に
ザックは懐にあった空間水をその剣で砕いていた。瓶の中にあった水がその場に落ちる。
「へぇ、僕の支配にまだ抵抗できるなんて…。
でも、次はないですよ。さぁ、今度こそ、その胸を貫いてもらいましょうか」
とクリストファーの冷徹な声が響く。

ディゼル:ザック(笑)

GM(ザック):「…へへ…へへへ…」
ザックは笑う。それは勝利を確信した笑み。

「オレの役目は終わったっす」

「なんの事ですか?」

「サクスさんが道を開いて…アルジェントさんがオレに架け橋を渡して
そしてオレがそれをここまで持ってきて、これであの人への準備は終わりっす。
お待たせしたっすね。人形遣い―――アンタの望んでた人が今!ここに来るんっすよ!!」

そのザックの言葉と同時だった。

“こおおおおぉぉぉぉぉぉ!!”

ザックが砕いた水が淡い光を放ち、そこへ“君”は転移してくる。

GM(クリストファー):「―――ディゼル」

ディゼル:辺りに充満する水飛沫が収まり、その二人は対峙した

GM(クリストファー):「心配しましたよ。来ないのではないのかと思いましたから」

ディゼル:「結末は変わらない、この物語は必ず悲劇で終わるだろう――。
だけど、僕は、僕のやり方でこの物語を終わらせる。
さぁ、クライマックスだ、クリストファー。決着をつけよう」

GM(クリストファー):「願っても無い事ですよ。
貴方の魂を捧げればヴェルトハイム様はこれ以上無いほど、お喜びになる―――」
クリストファーはゆっくりと構え、その手先より無数の糸が生まれる。

アルジェント:あ、ディゼル。あのセリフ言って。

ディゼル:アノセリフッテナニ(笑)

アルジェント:白の日記2009年1月21日参照(一同笑)

ディゼル:アリスはここにはいないんじゃ(笑)

GM:そして対峙する両者の正面――約束の扉の門の前にいる
一人の少女アリスはディゼルを見て呟く。いるいる(笑)

ディゼル:いたー(笑)

GM(アリス):「…ディ……ディゼルぅ…」
その顔は喜びとも泣き顔とも取れる両方を君に見せていた。
こんな彼女の顔を見れるとは、最初に会った時には予想できなかっただろう。

ディゼル:くっ…、こ、これは発言しないとKYな存在に…。
「ク、クリストファー…。母さんの仇
そしてアリスを取り戻すためにもお前を――倒す!!」
こ、こんな感じでいいんですか?アルジェントさん?幕袖にいる彼の方を向いて苦笑い。

アルジェント:OK

GM:上下のPL発言(笑)

アルジェント:PLに思いっきり引きずられてますな。

GM:では、覚悟を決めて刃を向ける君に対して
クリストファーもまたそれに呼応する。

「いいでしょう――では、最後の人形劇を始めましょうか!」

そして三人の因縁の決闘は今、この地で行なわれる――!


◆ミドルシーン3終了

GM:という事で、いよいよラスト直前の一騎打ちバトルが展開されますけど
ぶっちゃけ一人一人、一ターンずつやっていくので時間掛かる上に
一人をやっている間他の人は暇なシステムになります(笑)

フェンリル:でも他の人がやっている間に戦術考えられるというメリットもありますけどね。

GM:しかもそれぞれの相手が意味不明な戦闘能力を備えています。
ぶっちゃけ本当に一騎打ち用の敵かよ!と思われるほどの能力でっさー。
そんなわけで緊張感たっぷりのバトルを提供できるよう、GMは頑張る所存ですぅ。

ディゼル:死んだ(笑)

ディゼル:ご安心を(笑) ディゼルの敵のクリストファーだけは唯一良心がちょびっと残った敵です(笑)

フェンリル:正直固有結界温存したままで勝てるのかと思いますが、まあ頑張りましょう。

GM:では、そんなわけでよろしくお願いしますー!


◆バトルシーン 〜騎士が眠る地の果て〜
GM:――総本山最深部、約束の地への扉前にて。
その扉の前では今、一つの因縁に終止符を打つ戦いが始まっていた。
君の前に立つ者は三年前に君の故郷と母、そして君自身を殺した因縁の人物。
聖十騎士団第四騎士にして神の代行者クリストファー=ベルナード。
彼を前に君はその剣を構えていた。
「…さて、ディゼル。僕達の因縁にもこれで終止符を打ちましょう。
貴方としては仇である僕に一矢は報いたいでしょう」
構える君と対峙するクリストファーはいつもの冷静な態度のまま、そう口を開く。

ディゼル:「そうだね、僕の人生を狂わせたアンタにはいろいろと償わせたかった。
けど、もう時間はないんだ。僕の命が尽きる前に、この戦いを終わらせる」

GM(クリストファー):「そうでしょうね。ですが、悲しい事に
貴方は指一本僕に触れる事なく斃れるんですよ」
そうハッキリと宣言するクリストファー。その顔にはただ余裕と自信の表情しかない。
「すでに分かっているのでしょう。貴方の身体は“僕の作った人形”です」
そう言うクリストファーの手から伸びる糸は――そう、君の身体に繋がっている。
そして、それを体現するように君の刃は手は目の前の男を…仇である人物を前に動けずに
刃を振るう事に対して拒絶反応を起こしている。それはまさに人形が主人に対し逆らえない現象。

ディゼル:これ切ったりとかできるのかしら。

GM(クリストファー):「何故、僕が今まで貴方を放っておいたのか、簡単な事です。
人形が主人に歯向かう事なんて出来はしないんですよ」
それすらも拒絶反応が起こる始末です(笑)
「さて、折角ここまで来ていただけたのに、こんなにあっさりとした幕引きで申し訳ありません、ディゼル」
そう言いながらクリストファーはゆっくり君へ近づく。
その手に持つのは君を殺すためにある無数の死の糸。
「せめて、最後は楽に貴方の首を落として終わりにしてあげますよ」
君の身体はクリストファーが眼前にいるというのにまるで反応すらしてはくれない。

ただ意識だけが駆け巡る、その瞬間、君は君に届く“彼女の声”を聞いた。

「―――ディゼル!!」

彼女は叫ぶ。

「そんな奴の命令なんか聞くな!お前は私の物だ!」

それは君の魂、君の中にある彼女との絆――(君の体内にある彼女の血)――が
それに熱く、強く反応する。

「“お前はそいつを倒せ!私を護る為に!”」

GM:それは人形遣いの“支配”を上回る“支配(絆)”の声。
アリスの【支配の誓い(エンゲージリング)】による魂の叫び。

ディゼル:その刹那、ディゼルはそう目の前に悠然と立つクリストファーに対し
剣を振るっていた、振るうことができた。

GM(クリストファー):「――ッ」
刹那、予想外の事態にクリストファーは初めてその表情を歪ませた。
彼のその頬に一筋の傷が走り、血を流す。
「…まさか、こんな事態が起こるとは思いませんでしたよ。
なるほど、これがエデンに存在する禁忌の力【王証(ロード・プルーフ)】の力ですか…。
どうやら、その力の前では僕の称号能力など入る隙は無いようですね」
そう言って、彼は君に繋いでいた糸を断ち切る。
それがもう無意味になったことは彼自身が理解したからだ。

ディゼル:「クリストファー、始めようか。
どちらの思い描く物語の終焉が実現するかここで決める!」

GM(クリストファー):「いいでしょう。
ならば貴方はもっと残酷なやり方で殺してあげましょう、ディゼル!」

そして戦闘は始まった。

GM:セットアップ&行動値からいきますよー!
そっち宣言していっていいですよ。こっちはセットアップは無しです(笑)

ディゼル:ほい、<ファストテクニック>で幸運の欠片を使用します。

<ファストテクニック>
セットアップスキルで、これを使用することでマイナー行動を行う事が出来る。
この時、ディゼルは幸運の欠片というアイテム使用をするというマイナー行動を行った。

ディゼル:行動値は38です。

GM:了解です。こちらは34なのでそちらが先攻です!

ディゼル:うい、ではマイナー行動でこれまた幸運のかけらを使用(笑)

GM:一気にFPが2点ですか(笑)

ディゼル:普通に命中判定をば〜。出目5,10,2で45です。
さきほどまで会話していた二人の距離は近い
ディゼルは一気に自分の間合いに近付きクリストファーへと剣を振るう!

GM(クリストファー):「くッ!」
君の咄嗟の攻撃に反応できず、クリストファーは君の攻撃を受ける。命中です!

ディゼル:じゃあダメ判定を<断罪の刃><エンチャントブレイド>使用で!
4、5、3、7でFP1の攻撃値68の魔力を帯びた剣がクリストファーを断ち切る。

GM:君の魔力を帯びた一太刀はクリストファーの制服を裂き、その下の肌を切り裂く。
幾多もの戦いを繰り広げ、幾人もの強敵・騎士団を倒してきた君からすれば
この一合いでも理解できる。クリストファー自身の能力は騎士団の中でもそれほど高くはない。
今のこの一対一の状態でも勝てる自信がハッキリと湧き上がる。
「やれやれ…さすがですね、ディゼル」

ディゼル:クリストファー…(´;ω;`)

GM:そんな君と対峙するクリストファーはしかしあくまでも
いつもの冷静な態度を崩す気配はない。
「今ので分かったかもしれませんが僕は戦闘向きではありません。戦いは苦手分野なのです」

ディゼル:「それがわかってるならなんでまだ僕と戦おうとするんだ。
君が人形遣いであるというのなら、その名に恥じない戦い方をすればいい…」
そうだ――、なんで気付かなかったんだ。彼の人形はどこにあるんだ?

GM(クリストファー):「フフッ、そうですね。いいところに気づきました。
お教えしましょう、今の僕は本体です。つまり人形ではなく生身の本人」
と彼はこれまでと異なり自身が本体であると暴露を行う。
「戦いが苦手な僕がどうして君と直接対峙したか、理由は簡単ですよ。
人形だと“称号能力”が使えませんからね。僕は別に全く戦いができないわけでもありません。
戦いと言うのも戦術次第でいくらでも覆す事ができる。
そう、例えば“相手の戦闘能力を僕以下に下げる事ができれば”勝敗も一変する。
そしてそれを可能と出来るのが僕の称号能力――」

ディゼル:ちょ(笑)

GM:その宣言と同時に彼の手から放たれる“糸”
それが君へ向かう。命中55!

ディゼル:ぎゃー(笑)

GM:当たると面白いよー(笑)

ディゼル:素の回避が28の俺に50以上を出せる自信はなかった。だが…!ここで…!!

GM:…え?

ディゼル:奇跡が…!!!

GM:ちょ、まさか?!(笑)

ディゼル:起こらずに回避40もいかず命中。

GM:びびらせるな(笑)
「貴方のはったりには一瞬僕もひやりとしましたよ。
ではお教えしましょう、これが僕の称号能力の姿です」

アルジェント:はったりやったのはプレイヤーだ。

ディゼル:「くっ…!僕じゃないのに…!」

《人形遣い》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:視界 消費精神:−
この攻撃が命中した際、クリストファーの特殊な糸が対象の身体を捕らえる。
この糸は時間経過に伴い、対象の身体に侵食していき、やがて全ての主導権を奪い去り
対象をクリストファーが操る人形へと変える。“人形遣い(マリオネット・マスター)”の称号能力。
この称号能力を受けてから貴方自身の行動順になった際に1ターン目とする。
1ターン目:対象はセットアップ・クリンナップ行動を行なえない。
2ターン目:対象はマイナー行動を行なえない。(マイナー特技も行なえない)
3ターン目:対象はメジャー・メジャー(組み合わせ)のスキルを一切行なえない。
4ターン目:対象はフォーチューンアビリティを除く一切のスキルを使用できない。
5ターン目:対象はフォーチューンアビリティを含める全てのスキルを一切使用できない。
6ターン目:対象の意識は全てクリストファーに支配され、彼の命令で動く人形と化す。
(ただしディゼルは【支配の誓い(エンゲージリング)】の能力によりこの6ターン目の効果は受けない)

ディゼル:ちょ!1ターン目からセットアップできないとか!アクセス使えねぇ(笑)

GM(クリストファー):「“糸”は通りました。
あとは貴方の力が使えなくなるのを徐々に待つだけですよ」

アルジェント:ファストテクニックも封じられたねぇ。

GM:いや、自分の行動に回ってから数えるから、次のターンの最初はまだつかえるよ。
で、そのターンで君の行動に回った瞬間に使えなくなる(笑)

アルジェント:次のターンに使わないとダメってことかぁ。
このターンで3点溜めないとだめだけど、ある?

ディゼル:あるある。

GM(クリストファー):「では僕がお贈りする人形劇、存分に楽しんでもらいましょうか」
紳士にお辞儀をしながらクリストファーはそう宣言した。
と言う感じでターン終わるけど、いい?(笑)

ディゼル:徐々に力がこの糸を通して自分の体から抜けだしているような錯覚。
いや、もはや錯覚ではないのかもしれない。
OK(笑)ふおお、辛い(笑)

アルジェント:常時ハイスペックタイプのサクスにはあまり有効じゃなさそうだねぇ。
逆にアルジェントにはよく効きそうだ。

GM:ですね。相性によっては最悪の相手ですね(笑)
では、お次はアルジェントさんの戦いに移ります〜。

アルジェント:はーい。

◆    ◆    ◆

GM:総本山、教皇の間。
神聖なる装飾が施されたその場所はすでに異質とも言える風景に変わっていた。
絶対零度が支配する白銀の空間。
玉座も天上も床も全てが凍り、白と銀の世界に彩られている。
その凍える教皇の間で君と対峙し笑い声を上げる一人の少女。
「はははは!最高だね!アルジェント!あの時よりも数段キレが鋭くなってるじゃない!」
すでに数度の打ち合いによりシュトルムは進化した君の能力にそう賞賛の声を上げている。

アルジェント:「今まで戦ってきた俺が俺の半分でしかなかっただけだ」

GM(シュトルム):「なるほどぉ、それじゃあ私もそろそろ手の内を隠すのはやめるとするよ。
君なら私が全力を出しても楽しんで狩れる獲物だって分かったからね」

アルジェント:「やはり、以前は全力ではなかったか…!」

GM:そう宣告するシュトルムは静かに構える。
そして彼女から放たれるのは先刻のそれを上回る殺意の嵐。
「アルジェント。どうして私達“三騎士”が他の聖十騎士団達から忌避されていたか分かる?」
彼女は悪意に満ちた笑みを浮かべたまま君へそう問い掛けた。

アルジェント:「ただ単に強い方から3人選んだ、などというつまらない話ではないだろうな」

GM(シュトルム):「その通り。私達三人には他の騎士団にないある能力が備わっていたからだよ。
今まで騎士団と戦ってきた君なら分かるだろう。通常、一人の騎士につき一つの称号しか
騎士団のメンバーは持っていない。だけど、私達“三騎士”はそうではない。分かるかな?」

アルジェント:「なるほど…二つ目の称号か!」

GM(シュトルム):「その通り」
殺意と悪意の両方を満たした笑みをシュトルムは浮かべた。
「“第二称号能力”。それが私達“三騎士”が最強たる由縁だよ。
そして、見事正解を当てた君に私からのプレゼントだよ。
これが―――私の、“第二称号能力”だよ!!」
瞬間、シュトルムを中心に白銀の世界に異変が生じる。

「《憎悪纏う狼(ハティ・フローズヴィトニルソン)》!!」

アルジェント:月のアルジェントに対し、月を食う狼か。

GM:“ぱき―――ん”それは氷が砕け散る音。
シュトルムのそのたった一言の宣言と同時に、この空間を満たしていた白銀の世界
氷の世界が一瞬にして砕け散り、教皇の間は元の空間に戻る。
いかにもライバルっぽい(笑)

アルジェント:なんという対比。テンション上がるわ。

GM:唯一つだけ異質な光景が残っている。
それはシュトルムの身体から立ち上る薄い白き光。
純白のそれはあたかも彼女自身から放たれる殺意や悪意が形となったもの。

《憎悪纏う狼(ハティ・フローズヴィトニルソン)》 タイミング:宣言 対象:自身 射程:− 消費精神:−
この称号能力の宣言をすると同時にシュトルムは自身に向けられる攻撃を
任意に[絶対命中]へと変更し即座にその攻撃を受ける事を選択してよい。
対象は命中判定を行なう事無く、即座に攻撃判定へと移る事。
この称号能力が発動している間、第一称号能力の《白銀の狼》は発動せず
《白銀の狼》が発動している間、この第二称号能力《憎悪纏う狼》は発動しない。
第二騎士シュトルム=ウント=ドラングが持つ“第二称号能力”。

GM(シュトルム):「さぁ、それじゃあ始めようか。アルジェント」
それは不気味な白き光。それを背負いシュトルムはただ薄笑いを浮かべて戦いの開始を告げる。

アルジェント:うっわ、フォーチューン取得封じか。

GM(シュトルム):「それだけじゃないよ。この称号能力の真価…時期に分かるよ」
ではセットアップ&行動値!

アルジェント:それではちょっと演出を。

GM:おっけー。

アルジェント:第二称号能力、対峙してわかるが即座に戦術を組みたてる
アルジェントの頭脳がこの存在に対し警鐘を鳴らしている。
勝てるのか?勝てるのか?勝てるのか?そんな疑問ばかりを投げかける。
そんなとき、アルジェントだけに声が聞こえた。自分の中から。

――僕の声が届いた君ならできる、アルジェント――

――そうだな、星に手を届かせることのできる今なら――

――そうだよ、君はもう片方の足で地を駆けなくてもいい、片方の翼で飛ぼうとしなくてもいい――

――俺はずっと、自分は地を這う者だと思っていた、地上をたった一人彷徨う者だと思っていた――

――だけどそれは違った、君もまた、誰かの星なんだ――

――こんな簡単なことに気づくまで、随分と遠まわりをしてしまったな――

――それもいいんじゃないかな、『過去』の僕も、『今』の君も
どちらが欠けても『未来』へは進めないんだから――

――そうだなアルジェント、だからこそ今が取り戻すときだ――

――そうだねアルジェント、今こそ取り戻そう――

アルジェント=セントヘレンを

              アクセス
アルジェント:「 今この胸に届く声 」
というわけでアクセス使用しまーす。

GM:かっこいい!激燃える!(笑)

ディゼル:アクセス宣言だけでかっけ(笑)

アルジェント:ありがとうございます。ずっとこれやりたかったの。
同時にHP消費で<静寂の領域>を使用。

GM:了解です。ではシュトルムもセットアップ行動を起こします。

<奇襲攻撃> タイミング:セットアップ 対象:自身 射程:− 消費精神:8
貴方はセットアップ時にメジャーで行動ができる。ただしマイナー行動は行なえない。
またこの特技を使用した際、代償として一切のタイミング:セットアップの特技を使用できない。

アルジェント:お、やはり来るか。

GM:これを使い、即座に先制攻撃。
「まぁ、これは前回見せたし予測範囲内でしょう?」
そう言いながら即座に君に駆け寄りナイフを振るう!命中は75です。

アルジェント:うーん、やはりそれくらいは命中来るかぁ。

GM:騎士団中、一番命中が高いのがシュトルムですから(笑)

アルジェント:<銀閃>をHP消費で使用。

GM:お、マジか。

アルジェント:こっちの命中を絶対命中にされてFP封じさせられるとなれば
たとえ成功の確率が低くてもFP狙いでの銀閃は戦術上有効ってことだね。
もちろん成功すればもうけもんだが。

GM:なるほど。そう言うことですね。

アルジェント:あ、これもしかしたらいくかな…。
最初のロールでダブルクリティカルした。これから振り足し。
自分でもびっくりしてるが、やっちまった…。10・10・5・4・7・6で命中76。
当たるもんだと思って戦術組んでたぜ、修正せんと。

GM:マジか!最高の命中を誇るシュトルムに勝つとは!(笑)
「―――!な、に」
それは刹那の一瞬。まさに糸の隙間ほどの瞬間の隙をアルジェントの一閃が
シュトルムのナイフが届くその前に、彼女の胸へと入った。

アルジェント:とはいえ攻撃力を上げるようなモンは無いんだよなぁ。
いや、あるにはあるけど。9・6・4で攻撃69だ。

GM:君の一閃は彼女の胸の制服を傷つけ、僅かに肌を裂いた程度だった。
シュトルムが君の反撃に対し超反応を示し、その攻撃を最小限に回避したためだ。
「やるね〜、まさか私が放つ攻撃の縫い目を狙うなんて…。
こんな真似ができたのは君が初めてだよ、アルジェント」

アルジェント:「運良くお前の攻撃の軌道が予想と一致しただけだ。
次はこうはいかないだろうな」

GM:と言うわけでシュトルムの行動値は53!

アルジェント:10・3・3・6で55。先手取った!
アクセス入ってると期待値で50近くいくからねぇ。シュトルムの行動値とも互角に渡りあえるぜ。

GM:おお!では君からどうぞ。

アルジェント:それでは攻撃いこう。<双殺><双翼>で攻撃。どちらもHP消費。

GM:了解。シュトルムはそれを絶対命中へ変更。両方受ける。
攻撃判定を二回どうぞー(笑)

アルジェント:双翼の分もったいねー。

GM(シュトルム):「…フフッ」
双殺の一閃をまるでわざとその身に受けるようにシュトルムは君の二閃を受ける。
そこには何か恐るべき仕掛けが隠されているように。

アルジェント:一発目、9・5・2で66。

GM:OK!君の一発目でシュトルムは腕を裂かれ血を流す、確実にダメージは入っている。

アルジェント:「今のは“俺”の一撃…」
「次は“僕”の番だ!」
9・9・4で72だ!何か今日出目いいなぁ。

GM:君の二撃目の一閃。それは受けたシュトルムは再び身体に傷を負い血を流す。
だが――「はっはっはっはっ!いいね!その調子だよ!
もっと私を血塗れにしてみせてよ!アルジェント!」
攻撃を受けダメージを負っているにも関わらず、シュトルムは哄笑を上げる。
その光景に君は得も言えぬ不気味さを感じる。

アルジェント:(奴のあの行動…俺の攻撃により何らかの条件を満たそうとしているのか…?)

GM:そして、シュトルムの行動。命中は76!攻撃!

アルジェント:銀閃はさっき使っちゃったし、それをどうにかする手は無いなぁ。
回避失敗。

GM(シュトルム):「さあ、それじゃあ惨劇の舞台を始めようか」
言ってシュトルムの片方の手に瞬時にナイフが生まれる。<暗器殺劇>を使用。攻撃76!

アルジェント:6・4・3の29。ガツンと1になった。

GM:一気に(笑)

アルジェント:まあ、そうなるとは思ってたさ。

GM:ではこれでシュトルムの行動は終了。
クリンナップで何かしますか?

アルジェント:<再生の氣>をMP消費で使用。12点回復。

GM:了解です。
「さあ、楽しもうよアルジェント。まだ殺戮は始まったばっかりなんだからさぁ」
血に塗れた笑みを浮かべシュトルムは言った。

◆    ◆    ◆

GM:総本山、教皇の間へと続く通路。
そこは静かだった。初撃の打ち合いにより距離を取った両者。
聖十騎士団第三騎士・サクス=一刀。
そして聖十騎士団第八騎士・ヴァルター=オデッサイス。

サクス:「…ふん、腕は落ちていないようだな。ひとまずは安心としておこう」

GM:両者はただ静かに構え、互いに必殺のタイミングを狙っていた。
それはまさに戦いを極めた武人同士の戦い。
「こちらも安心した。18年の間にお前の腕が衰えていてはオレの願いの意味が無くなるからな」

サクス:「この時をずっと待っていた。この18年での俺の成長がお前を踏み越えるかどうか」

GM(ヴァルター):「オレも同じ気持ちだ。確認のし合いも終わり、気持ちの整理もすでに付いたはず。
ではそろそろ、“始めてもよいな”」

サクス:「18年間続いたこの戦に結末を」

GM:拳を握り、地を踏みしめる。
ただそれだけで目の前の男・ヴァルターから発せられるのは大地を床を砕く威圧感。
すでに彼の周りの床の欠片が彼の威圧感に耐えられず中空を浮いていた。
「では――ゆくぞ!」

サクス:「来いヴァルター、18年間の想いを遂げてみろ!」

GM:セットアップ&行動値!ヴァルターの行動値は39!
あ、それとこっちはセットアップにこれを使います。

《狂王の衝動》 タイミング:セットアップ 対象:自身 射程:−
このターンの貴方の行動時、貴方は二回行動を行う事ができる。

サクス:こっちは6・6の行動値29。
セットアップに演出的に《一騎打ち》を使用で(笑)

GM:おお!一騎打ち!(笑)
もちろん、了承で。じゃあ、ここだけのルールで初撃の攻撃時のみ
攻撃判定に+1D10のボーナス上げますよ(笑)

サクス:Σありがとんとん〜(笑)
「刀と拳、速さでは当然お前の方に分がある。先手は譲るぞ、こいヴァルター!」

GM:折角の正統一騎打ちだしね!ではヴァルターさんから。
「サクス。すでに知っているとは思うがオレは聖十騎士の中で最強の腕力・攻撃力を兼ね備えている。
故に小細工などは一切せぬ。真っ向から純粋に力で粉砕する。それが我が戦い方。
サクス!我が渾身の一撃、触れれば全てを破壊する災いの拳を受けて見せるがいい!!」
言って彼はその漆黒のオーラを纏う拳を君目掛け放ってくる。
それはまさに全てを圧砕する幻影をすら備える破壊の鉄槌!命中59!

サクス:「ヴァルター!お前の“災いの拳”、お前の想い、真正面から受け止め尚立ち続ける!
武人の力を見るがいい!」10・4・6の37で回避は失敗ー(笑)

GM(ヴァルター):「《災いの拳(レーヴァンテイン)》!!」
“ドゴオオオオオオォォォンッ!!!”
ヴァルターの一撃。それは君の身体へと入り、君の内部にかつてないダメージを与える。
それは今までどんな敵からも与えられた事の無い魂に直接響く痛み。
血を吐く君。同時に理解する。この一撃、ヴァルター=オデッサイスの一撃はまさに災い。
そのダメージを受ければ回復など一切意味を持たない。破壊の一撃。

《災いの拳》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:−
この攻撃により受けたダメージは戦闘が終了するまで一切回復不能である。
あらゆる回復・蘇生手段を受け付けない災いの傷を相手に与える。
“災いの拳(レーヴァンテイン)”の称号能力。

アルジェント:うっわ、きっつ。

GM(ヴァルター):「これがオレの称号能力。すでにお前は知っているだろう」
攻撃78点!

サクス:「“変貌の創生(キマイラ・クリエイション)”。
この人智を超えた壁に対し、正面から拳を突き出してくるのはお前だけだ、ヴァルター」
回復いやああああ(笑)

GM:ぶっちゃけ言うとサクスならヴァルターに対抗できる(笑)
<変貌の盾>あれによるHP消費は回復できるからね。

<変貌の盾>
HPを1D10分消費する事により、瞬時に防御力を+10する事が出来る
サクスの変貌の創生のスキルの一つ。

GM:つまりヴァルターとの戦いはいかに防御力を高められ
彼から受けるダメージを抑えられるかにある(笑)

アルジェント:ほぼ上限ごと持っていかれるのと同じだよねぇ。
アルジェントはこいつとも相性悪そうだ…。

サクス:肉体美!防御は3・3・6で74!4点通ったああああ(笑)でもフォーチュン!

GM:おお!防いだ!(笑)

アルジェント:それでも4点で済むのか。凄いな。

GM:さすがサクス。これはいい戦いが期待できる(笑)
「さすがだな、サクス。我が一撃を最小限に抑えたか」

サクス:「“変貌の創生(キマイラ・クリエイション)”
俺の盾を貫くとはな……敬意を表するヴァルター。人間の身でよくぞここまで」

GM(ヴァルター):「フッ、オレもお前と同類だ。
並ぶ者や競えるものがいなかった時にお前と出会えた。
故にこの一戦にオレの全てを賭け捧げよう」

サクス:「だが、これではまだ足らん。足らんぞヴァルター!
お前の拳を、全てを喰らい滅ぼすお前の拳を振るってみせろ!!」

GM:再びヴァルターは構える。
それは狂王の衝動により常人離れした動きを得た彼の第二の攻撃モーションの構え。
「――よかろう、ならばサクス、今こそお前にオレの真価を見せよう。
オレ達“三騎士”に備わった“第二称号能力”。今まで一度として放った事が無かったその力を。
全てを捧げると言った以上、オレはこの禁忌の力を今こそお前に見せよう」
その宣言と同時にヴァルターの放つ威圧がこれまでにない領域へと高まる。
「受けるがいい、サクス。我が真なる破壊の一撃―――」
構えるヴァルター。そして、そこから放たれるのは漆黒の、否、死の一撃。

「《破滅の拳(レーヴァンテイン)》!!!」

GM:命中61!

サクス:3・1で21(笑)かわす気が感じられない(笑)

GM:“どごおおおおぉぉぉぉぉぉん!!!”
死―――。サクス、君はヴァルターのその一撃を受けた瞬間、確かにそれを味わった。
死を。魂の死。肉体の死。己自身の死を。ただの一撃で自分自身が砕け散った様を見た。
だが、君は立っている。その五体は無事であり、ダメージすらも君の身体には無かった。
だが、しかし魂のみは今の一撃で確かな死を記憶している。
知らず知らずに君は汗をいくつもかいていた。

サクス:「この技は初見だ、ヴァルター……何を、した」

GM(ヴァルター):「…今の一撃でお前がダメージを受けることは無い、だが」
言ってヴァルターは静かに君の胸を指す。
彼が指した君の胸には――『4』の文字が刻まれていた。
「“それ”を刻んだ。それが何を意味するかはすぐに分かる」
言ってヴァルターは再び構える。その構えからは一分の隙も存在しない。
ではサクスさん。

サクス:「…ふん、上等だヴァルター。次は俺の剛刀をお前の身に刻んでやるとしよう」
ゆらりと上半身を反らすと両足の先に生えるのは鉤爪。

GM(ヴァルター):「キマイラ・クリエイション。そう、お前のその呪いの真価と戦いたかった。
それこそがオレの最後の戦いに望むべきものだ」

サクス:右腕で刀を振り上げると同時左手で頭上に宝石を軽く投げ、「幸運の欠片」を使用します。
「俺の継承した【魔王の呪い】。お前と違い生き長らえた俺の役目は
この呪いを身に秘めたまま死んでいくことかもな……」
命中が10・4・8・3・2で60です(笑)

GM:ならばそれに対しヴァルターは腰を屈め
避けるのではなく君の攻撃を受けにかかる。そして――

<相打ち> タイミング:リアクション 対象:自身 射程:武器 消費精神:5 取得レベル:2
対象から攻撃を受けた際に回避判定を放棄することによって発動可能。
貴方は対象の攻撃に対し絶対命中となり、防御判定に-1D10を受ける。
その代わり、攻撃を仕掛けた対象に対して貴方は絶対命中の攻撃判定を行なえる。

GM:相打ちを発動させ!その拳を無理矢理君の身体へと入れる!
この攻撃には《災いの拳》は乗らないのでご安心を(笑)
お互いに攻撃判定です!ヴァルターは攻撃判定に<騎士の輝き>を発動!
ダイスを一つ振り足す!攻撃89点!

サクス:こちらは4・9・5で攻撃92点だよー(笑)

GM:でか!さすが(笑)
君の一太刀に脇腹を裂かれるヴァルター。しかし、相手もまた最高位に位置する戦士。
鍛えぬいた肉体・精神を前にその程度の傷はすぐに出血を収め、僅かな動揺も彼は浮べていない。

サクス:4・3・5で防御74!結構いたいいい。

GM(ヴァルター):「フッ、我らの戦い方は似ているが故
どちらかの技量・体力・精神、そのどれか一つでも上回れば勝敗の天秤はそちらに揺れるだろう」

サクス:「ふん、拳と刀、獲物は違えどお前との戦いは
自分自身と戦っているかのような錯覚に陥るな…だからこそ面白い。
似たもの同士、どちらが倒れるか」

GM(ヴァルター):「だが、サクスよ。一つ教えておこう。
時間が長引けば敗北するのは―――お前だ」
そのヴァルターの宣言と同時だった。

『どくんっ』

GM:それは君の魂が慟哭する音。
死の影が近づく感覚。見ると君の胸に刻まれた数字が『3』に変わっていた。

サクス:「ふん、これはまた面白い細工をしてくれたものだ」

GM(ヴァルター):「伝えて置こう。お前はすでに先程のオレの一撃で“死”を受けている。
これがオレが封じていた災いの拳、その本当の力《破滅の拳(レーヴァンテイン)》だ」

《破滅の拳(レーヴァンテイン)》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:−
この攻撃を受けた対象はダメージを受ける事は無い。
ただし、この攻撃を受けた対象は受けた瞬間から『4』の数字をその胸に刻まれる。
この数字はターン終了時と共に1つずつ減っていき『0』となった瞬間に生命力に関係なく
対象は即座に[戦闘不能][死亡]となる。
数字が『0』となる前にヴァルター本人を倒せば、胸の数字は消滅する。
第八騎士ヴァルター=オデッサイスが持つ“第二称号能力”。

アルジェント:うわーお。

GM(ヴァルター):「分かっているだろう、サクス。もはやお前には時間はない。
故に出し惜しみなどは一切しない事だ」

サクス:あれ…これやばくない?(ゴクリ

アルジェント:やばいよ。何がやばいってヴァルターは
二つの称号能力を両方とも発動状態にしておけるというのがやばい。

GM:とても一騎打ち用の敵とは思えない鬼畜さ。それが三騎士。
「さぁ、全霊全力を出しオレに挑め!サクス=一刀!」
そう、さらだばの称号能力は二つとも併用できる鬼っぷり。これがさらだばの真価だった。
ではターン終了するけどいいかな〜?(笑)

サクス:さ、さらだば!


 
戻る