アヴェスター教会総本山編 終章 這い寄る混沌

◆クライマックスバトル 〜這い寄る混沌〜
GM:――アヴェスター教会総本山・約束の地への扉前。
そこでこの大陸の…いや世界を揺るがす戦いの幕が開けていた。
ディゼル・アルジェント・サクス・そして彼らの味方となったライン。
その四人を前に立つのは――聖十騎士団最強の第十の騎士。
“這い寄る混沌(ナイアーラトテップ)”ヴェルトハイム=ヴィンテンブルグ。
だがその姿は完全な者ではなく実態の無い幻影。
それでもその幻影から感じられるのはかつて君達が味わった事の無いプレッシャーと魂への畏怖。

アルジェント:さて、勝てる気はさっぱりしないなぁ。

GM(幻影):『さて、それでは始めよう。君達の実力や魂。
それら全て余す事無く我が前に全てぶつけ出すが良い』
その宣告と共に戦いは始まった。
セットアップ&行動値!まず最初にヴェルトハイムがセットアップを行ないます。
“それ”に最初に気づいたのはディゼルだった。
君の足元、いや君達全員の足元に“水”が浸食している事に。
そして、その“水”がヴェルトハイムを中心に生まれている事に。

ディゼル:「これは…そんなまさか…」

GM:そう、この“水”にはディゼルは見覚えがあった。
そう紛れも無い“彼女”の“称号能力”

ディゼル:他の騎士の能力使えるとか言わないでしょう?

GM(幻影):『ああ、フェティと戦ったのは君だったのか。ディゼル。
なるほど。であれば“これ”に真っ先に気づくのも君か。
“我が中にあるフェティの魂”も君との再びの戦いに鼓舞しているかもしれないな』

《水を司る者・毒泉》 タイミング:セットアップ 対象:射程内の任意
射程:使用者を中心に半径50m 消費精神:−
“水を司る者(アナーヒター)”が持つ称号能力。四つの泉の一つ。
このターン、ヴェルトハイム以外のキャラクターが何らかの行動を起こした際に
そのキャラクターは行動後に即座に2D10分(ジャッジとして扱いません)の実ダメージを受ける。
またこの《毒泉》をしようしたターンは他の《水を司る者》は使用できない。

GM:これを使用します。

ディゼル:ってことはレストの能力とか、暴君の能力とか使ってきそうだわぁ…。

GM:さてヴェルトハイムのセットアップは終了です。そちらのセットアップ&行動値どうぞ。

アルジェント:領域はどうするみんな?

GM:あ、その前にラインも称号能力を発動させます。
「兄さん。僕も戦うよ。僕の称号能力で兄さん達の援護をする」

アルジェント:「ああ、期待してるぞ」

GM:君のその言葉を受けると同時にラインが“称号能力”を解放する。

「《聖典(アヴェスター)》」

GM:その瞬間、ラインの髪が――ベアトリーチェと同じ美しき漆黒の長髪となる。
そして、それはまるで黒い翼のように長く広がる。

《聖典》 タイミング:宣言 対象:自身 射程:− 消費精神:−
眠りの皇帝代行者の証。
この称号発動を宣言した際、使用者は即座に眠りの皇帝が持つ魔王の呪い
【眠りの翼(ヒュプノプスフェザー)】を一時的に継承し、その力を自在に使用して良い。
“聖典(アヴェスター)”の称号能力。

アルジェント:おお。

《生命を癒す羽》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:100m 消費精神:−
対象の生命力を即座に全回復させる。
また対象が【戦闘不能】状態の場合は生命力を2D10分回復させ復活させる。

《精神を癒す羽》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:100m 消費精神:−
対象の精神力を3D10分(ジャッジとして扱いません)回復させる。

《魂の翼》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:100m 消費精神:−
このターン対象の行なう全ての行動に+1D10のボーナスを与える。
ただしその代償として対象は行動前に1D10(ジャッジとして扱いません)分の精神力を消費する。
この精神への代償が支払えない場合はボーナスは得られない。

《運命の翼》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:100m 消費精神:−
このターン対象は取得しているクラスレベル内にある全ての特技を使用できる。
(英勇者3レベルの者は英勇者3レベル内にある全てのクラス特技を使用できるという事である)
ただし取得していない特技を使用する際はその消費精神に+1をして使用しなければならない。

<静寂の領域> タイミング:セットアップ 対象:範囲内の対象全て 射程:100m 消費精神:10
貴方以外の全てのキャラクターが対象となる(この時、味方がいた場合は味方も対象となる)。
戦闘能力値の回避値が0となり、防御値・抵抗値が半分(切り捨て)となる。
ただし、この領域が発動している間はこの領域内では敵・味方共に生命力が1以下になる事は無い。
この領域内では決して人は殺せない。

GM:ラインはこれらの特技のどれか一つを一ターンに一回使用して援護します。
タイミングはPC達が頼んだ瞬間と言う事で(笑)

ディゼル:ほへー(笑)

GM:ちなみにアルとラインの二人が静寂の領域を使用した場合、特定のイベントが起こります。
まぁ、それはやってみてからのお楽しみと言う事で(笑)

この後、相談の結果アルジェント&ライン両方共に<静寂の領域>を発動させ
特定イベントの発生を行うという結論に達した。

アルジェント:ではポケットから何かを取りだす。それはレストの首飾り。
それを自分の首にかけると、ぎゅっと握って目を閉じる。
(レスト、もう少しだけ俺と一緒に戦ってくれ…。お前の声を…もう少しだけ俺に…)

アクセス
  「今この胸に届く声  」

アルジェント:というわけで≪アクセス≫使いまーす。
「いくぞ、ライン!」 そして<静寂の領域>をHP消費で使用。

GM(ライン):「ああ、兄さん!」
君の<静寂の領域>に呼応するようにラインもまた漆黒の髪を揺らし発動させる。

“きぃぃぃぃぃぃん!!”

GM:君とラインを中心に形成された音すらも遮断する静寂の空間が形成される。
その空間の中で幻影・ヴェルトハイムの動きが急激に減速していく。
『…ほぉ、これは…二つの領域の力が合わさり、新たなる力となっているのか』
そしてヴェルトハイムの動きが――停止する。

《静寂の世界》 タイミング:セットアップ 対象:範囲内の対象全て 射程:100m 消費精神:10
アルジェントの<静寂の領域>が 発動し、更にラインの<静寂の領域>が発動した際
二つの<静寂の領域>が重なり《静寂の世界》となる。
この世界内にいる全てのキャラクターの戦闘能力値の回避値が0となり
防御値・抵抗値が半分(切り捨て)となる。
更に敵に対しては防御値・抵抗値は0となり防御・抵抗判定を一切行なえない。
ただし、この領域が発動している間はこの領域内では敵・味方共に生命力が1以下になる事は無い。
この領域内では決して人は殺せない。

アルジェント:おお!敵に対してこれは強い!
こっちのダメージが素抜けするぜ。

GM:と言う事でこのターンのラインの行動は終了です。
逆に言えば、これくらいでないとヴェルトハイムには対抗できません(笑)
と言う事でヴェルトハイムの行動値は58で、ソニックが発動します。

《アクセラレーション》 必要行動値:53以上 対象:自身 射程:−
貴方はこのターンの最後にもう一度行動する事ができる。

《狩人の加護》 必要行動値:50以上 対象:自身 射程:−
このターン、ヴェルトハイムの放つ<神弾>が対象に命中しても
このターンの最後に対象となったものへ《神弾の射手》を放つことが可能となる。

アルジェント:げっ、やっぱりそれも来るのか。
こっちは行動値は8・7・4で50。

ディゼル:36です(笑)

サクス:エクセリオンフォームを使用して、9・3でフォーチュン!35!(笑)

GM:ではヴェルトハイムからですね。幻影であるヴェルトハイムは君達に対しその右腕を軽く向ける。
するとそこから生まれたのは―――三つの神弾。
その神弾は紛れも無く第五騎士・ネヴィルが使っていたあの神弾。
そして、それだけではなかった。ネヴィルが使っていた白いはずの神弾。
だがヴェルトハイムの手より生まれた神弾は“影”のように真っ黒な闇の神弾と化している。
見ると、ヴェルトハイムの足元に存在する“影”が神弾へとその力を伸ばしていた。
『さて、もう気づいているだろう?私の持つ“称号能力”に。
まあ、現状では使える称号は半分なので君達を退屈させないか心配だがね』

アルジェント:「ああ、気づいてるさ。他の称号能力を使うってセコい能力だってことくらいはな」

ディゼル:「でも、使える能力はその騎士の魂を宿してないと使えないみたいですね」

GM(幻影):『当たっているが少々異なるかな。まあ戦っている内に分かるだろう。
私が司るのは“混沌”全ての魂を吸収し統合する光でも闇でもなく、全ての色が混ざり合うものだ』

《這い寄る混沌》 タイミング:常時 対象:自身 射程:− 消費精神:−
それは全てを喰らい吸収し統合する混沌の称号。
死したる聖十騎士団、全員の称号能力・特技を吸収し扱うことが出来る。
また《這い寄る混沌》の力により称号同士を融合組み合わせる事も可能。
聖十騎士団最強“這い寄る混沌(ナイアーラトテップ)”の称号能力。

<神弾> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:− 消費精神:5
ヴェルトハイムより放たれる神弾は場の任意の敵に攻撃をしかけられる。
目標となった対象達は回避判定を行うこと。
またこの神弾を受けた対象はダメージとは別に1D10(ジャッジとして扱いません)の実ダメージを受ける。

《暴君(ザッハーク)》 タイミング:常時 対象:自身 射程:− 消費精神:−
“暴君(ザッハーク)”の称号能力。暗き影の暴君。
ヴェルトハイムの攻撃が命中し対象へダメージを与えるたびに
ヴェルトハイムの攻撃力は「1D10÷2」(切り捨て)分上昇する。この効果は無限に続いていく。

GM:神弾に《暴君》の力が乗り、君達全員へ攻撃!命中70。

アルジェント:やっぱりか!

ディゼル:ちょお(笑)

GM(幻影):『あたれば私の力は増大するぞ?』
からかうようにヴェルトハイムは神弾を撃つ。

このヴェルトハイムの攻撃に対してディゼル、サクスは命中するものの
サクスは肉を切らせて骨を断つ戦術<相打ち>を仕掛け、ヴェルトハイムに反撃を行う。
またアルジェントは<月下鏡水>を使い神弾を打ち返す。

GM(幻影):『ほぉ…』
放った弾丸を打ち返したアルジェント、そしてその身に弾丸を受けてなお
カウンターを行なうサクスに対して彼は感嘆の息を出す。
神弾のダメージは攻撃は58点!
ちなみにヴェルトハイムは自分に向かってきた神弾を埃でも払うように軽くあしらう。

サクス:こちらのカウンターは80点です(笑)

GM:ではサクスの放った反撃の一閃は幻影たるヴェルトハイムの身体を裂く。
だが実体の無い物体を斬る感触はまるで手ごたえがない。
ヴェルトハイムは君の一閃を受け、裂かれた部分に手を置く。
するとそこはまるで何もなかったように剣撃の後が消えている。
『ふむ…悪くはないな、サクス。18年前よりも少し腕を上げたか?』

サクス:「ふん、お前はそんな姿になってまで、この世に留まるつもりか」

GM(幻影):『そう言うな、私とて自らの目的も達成できずに死するのはあまりに無残。
それはそうと、あまり防御を考えなのは関心しないぞ。
それでは相手を倒す前に君が倒れる事もあり得るぞ』
ヴェルトハイムのその言葉と同時だった。
サクス、君がヴェルトハイムが放った神弾を受けた瞬間、そこからまるで全身の力
否、魂を吸収されるような感覚を覚える。
『サクス。お前の魂の一部…我が魂の糧となってもらうぞ』

<混沌の取得> タイミング:本文 対象:単体 射程:− 消費精神:−
対象へ1点以上のダメージを与えた際に発動可能。対象が持つ特技の一つを即座に取得する。
これは一人のキャラにつき一回のみ使用可能。

GM:サクスの持つ<騎士の輝き>をヴェルトハイムは取得。

サクス:「ぬ……?」

アルジェント:ぶっ、厄介なの取りやがった。

GM:ではこれでそちらのターン、アルジェントからどうぞ。
あ、ちなみにヴェルトハイムの攻撃力は合計10くらい上がりました♪

アルジェント:<睡蓮><双翼>をHP消費で使用して攻撃!
9・8・5・3で命中57。フォーチューンゲット。やっぱり4D二回振ると出るねぇ。

GM(幻影):『ふむ、眠りの力か。ベアトリーチェには劣るが悪くは無いな』
無論、当たりです。

アルジェント:「その分は絆でカバーするさ」
10・6・4・3で攻撃101点

GM(幻影):『頼もしい事だ』
君の一閃を受け、幻影の一部に穴が開く。だが、その空いた穴より影の反撃が君へと向かう。
これはかつてジグードが使った反撃能力。

<妄執の影> タイミング:防御判定後 対象:単体 射程:視界 消費精神:−
ヴェルトハイムへ対し50点以上のダメージを与えた際に発動。
ヴェルトハイムが受けたダメージの半分(切り捨て)を即座に与える。
この特技は一人に対し一回しか発動せず、この時ヴェルトハイムが
戦闘不能になっていない事が条件でもある。

GM:50点ダメージをそちらへ。

アルジェント:うおお、来ると思って今までのスキルをHP消費にしといてよかったぜ…。
ガツンと1になりました。

GM:ではここでディゼル。

ディゼル:ここは普通に攻撃。命中41のフォーチュン1ゲット。

GM(幻影):『…む?』 当たりです。

ディゼル:攻撃値は1・6の42…。

GM:ヴェルトハイムは向かってくる君、というよりも君の剣を見て興味深い声を出す。
『懐かしい剣だな。それはナイトブレイカーか』
君の斬撃には僅かに幻影を揺らすのみで、ヴェルトハイムは聞いてくる。

ディゼル:その言葉に一瞬気を取られ、体勢を大きく崩すディゼル。

GM(幻影):『察するにアリスから受け取ったのか、ディゼル』

ディゼル:「…あなたの目的のためにアリスに託したんじゃないんですか?」
思わずそう聞き返す。ん、この剣はクリストファーの独断だったのかしらん?

GM(幻影):『フフッ、それは“私が扱っていた武器”だよ。18年前に死した私の形見として
アリスが受け取ったはずだが…そのアリスがそれを君に渡すとは。
アリスは君の事を信頼していたのだね』
剣に関してはクリストファーの管轄外でアリスが独断に君に渡したってことだね(笑)

アルジェント:ブレイク(破壊)してたら大変なことになってたなぁ…。

ディゼル:ナイトブレイカー「今、俺に人生のスポットライトが!」
ディゼル「崩壊の剣!!」
ナイトブレイカー「人生をブレイク!!」

GM(幻影):『まぁ、今の私に取っては過去の遺物。
アリスが君へ託したのならばそのまま君へ託そう。“扱えているかどうかは別としてな”』
やめておけ(笑) あ、そうだ。毒泉でディゼルに13点の実ダメをプレゼントね♪

ディゼル:ありがと〜!(笑)

GM(幻影):『なに礼には及ばんよ』

アルジェント:あんたラスボスだろう。いいのかそんなメタな発言で。

ディゼル:体勢を崩した分毒水に触れてしまい余計に体力を消耗する。

サクス:マイナーなしで攻撃!命中が7・9・9の56点でフォーチュン!

GM:それなら当たりです。威力どうぞー!

サクス:ブルアアア!!<変貌の刃>を乗せて、10・9・4・1で95点!
コストで生命点2点消費(笑)

GM(幻影):『《螺旋の創生(スパイラル・ジェネシス)》か。お前のその力、相も変わらず見事だな』
サクスの渾身の一撃を受けても幻影はまるで微動だにしていない。

サクス:「…ふん、俺は人間とは一線を画した生き物だからな」

GM:このターンで、君達がヴェルトハイムに与えたダメージは通常なら致死量に届くほどのもの
にも関わらずヴェルトハイムの纏う空気は、最初と変わらず余裕の域を出ず
まるで、この程度のダメージでは“かすり傷にすら及ばない”と言わんばかりの。
そしてサクスさんへ16点の毒ダメージ(笑)

アルジェント:「くっ…これでもまだ効いてないのか…」

GM:そしてヴェルトハイムの再行動。
ここでヴェルトハイムは手より一つの剣を創生する。
それは混沌の色をした刃・装飾・柄・全てが漆黒に彩られた一本の剣。
だが、この剣の形に君達――特にディゼルは見覚えがある。
それもそうだ。その剣の形は、君の持つ剣、ナイトブレイカーの姿そのものなのだから。

ディゼル:その形は今まさにディゼルが持っている…言われたー。

GM:同調(笑)『ディゼル、君にも僅かな創生能力があるように
私にも似たような能力があってな。こうして以前使っていた武器のレプリカを作る程度はできる。
まあ、オリジナルには劣るが、元々ナイトブレイカーは魔族に伝わる三極剣の一つと言われている』

アルジェント:何か設定が出てきた!

GM(幻影):『“グラディス”、“月華美刃”、そして“ナイトブレイカー”。
これら三つは魔族に伝わる最強の魔器なのだよ。最も魔器と呼ばれるだけあって
これらの武器は自らが認めた所有者以外には扱う事は許されない。
故に君がナイトブレイカーを扱っている姿は我ながら驚いたぞ』

アルジェント:グラディスは知らないなぁ。

GM:ヴァールが使ってるやつ(笑)

アルジェント:ああ、なるほど。月華美刃はフォルクスだね。

GM:イエス(笑)『久しぶりに扱うゆえ、加減を間違えても許せよ。ディゼル』
言ってヴェルトハイムはその漆黒のナイトブレイカーをディゼルへと放つ!

<闇夜の破壊者(ナイトブレイカー)> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:武器
この攻撃による命中・攻撃の最終達成値に+15をする。
更にこの攻撃を受けた際、対象は装備している武具一つを選択し破壊しなければならない。
この時、破壊された武具は永久に損失される。武具破壊を拒否
または破壊される武具がない場合は対象の防御値を1D10分(ジャッジとして扱いません)
永久に減少させる。
これはシナリオが終了しても持続して次のシナリオ時にもそのまま持ち越される。
《這い寄る混沌》が所持する全てを破壊する混沌の武器。

GM:命中は73だね。

アルジェント:えっと、これってダメージ通らなくても破壊?

GM:うん、当たり前。だって相手は魔器だよ?(笑)

ディゼル:あたりです(笑)

GM:では攻撃87点。

ディゼル:即座にHP1です…(笑)

GM:では、何を破壊する?それとも永遠減少?(笑)

ディゼル:頭部のバンダナ破壊でいいですか?^q^

GM:おい(笑)それ、金払って買ったやつか?(笑)

ディゼル:20Rか30Rで買ったよ(笑)

GM:おお、ならばセーフ(笑)バンダナ破壊でいいですよ。

ディゼル:無駄な装飾が役に立った瞬間である(笑)

GM:全くだな(笑)

アルジェント:重ね着しとくもんだねぇ。

ディゼル:“レプリカ”であるはずのナイトブレイカーの一撃をその体にもらい
ディゼルはその剣圧、その威力を持って吹き飛ばされる。

GM(幻影):『バンダナに助けられたか。この剣の本来の力は武具破壊にあったのだがな』
君を斬り終わると同時にレプリカ・ナイトブレイカーは即座に砕かれ消滅する。
さすがに彼の力を持ってしても魔器の創生など一撃しか持たない代物であったのだろう。
では、これでヴェルトハイムの行動も終了。そして《暴君》の能力で更に攻撃値が上昇します。

ディゼル:バンダナに助けられたなって、ものすごいシュールなセリフだな(笑)

GM:そしてターン最後、全員に神弾が返って来ます。まぁ、全員HP1でしょうから
あんまり関係ないでしょうけど(笑)

アルジェント:えっと、そしてクリンナップで<再生の氣>を使用。

GM:おっと、その前にこちらが『そうそう、そちらのベアトリーチェの息子
アルジェントだったか?君には特別にプレゼントをあげよう』

<ミスティックドレイン> タイミング:宣言 対象:単体 射程:− 消費精神:− 取得レベル:5
貴方は対象に5D10の実ダメージを精神力へ与えられる。また与えたダメージ分、
貴方の精神力は回復する。 一シナリオ一回使用。

アルジェント:ぶっ!

GM:27の精神への実ダメ(笑)

アルジェント:やばい、スッカラカンになる!

GM:ヴェルトハイムのテーマは“吸収”と“破壊”。

アルジェント:うーん、これを通すとまずいな。
≪グラビティムーヴ≫を使用!それを半分にする!

GM:なるほど、では13点だね。『機転が利くな。悪くはないぞ』
褒めるようにヴェルトハイムは笑う。

アルジェント:「そうそう好き勝手にはさせないさ」
ふう…通してたら再生の氣が使えないところだったぜ。
というわけであらためて<再生の氣>を使用。12点回復します。

GM:了解。ではヴェルトハイムもまた君達三人へ《神弾の射手》を与え
合計12点、更に攻撃力が上昇。

アルジェント:まずいな、一撃受けると即死する…。

GM:ではターンを2ターン目へ移しましょうか。セットアップ&行動値をどうぞー。
ちなみにヴェルトハイムはセットアップで今回はこの毒泉を使用します。

《水を司る者・痺泉》 タイミング:セットアップ 対象:射程内の任意 射程:使用者を中心に半径50m
“水を司る者(アナーヒター)”が持つ称号能力。四つの泉の一つ。
このターン、ヴェルトハイム以外のキャラクターはあらゆる判定に-1D10のダイスペナルティを受ける。
またこの《痺泉》をしようしたターンは他の《水を司る者》は使用できない。

アルジェント:うわー、これが実は一番嫌なんだよねぇ…。

ディゼル:セットアップで≪アクセス≫
ヴェルトハイムの一撃を受け、立ち上がるディゼルの目には
強い意志を感じさせる…ってことで出目2,5,9の40のFP
それとソニックの再生法はどうしようかなー(笑)

この後、再びラインに<静寂の領域>を頼み、アルジェントの<静寂の領域>と共に
このターンも《静寂の世界》の使用を狙うが…。

GM:ではその瞬間、ヴェルトハイムの手が動く。
『兄弟二人の領域世界。なかなかに素晴らしい物だが、生憎とそれにはもう飽きたよ』

<ディスアペア> タイミング:瞬間 対象:単体 射程:視界 消費精神:7 取得レベル:2
対象が放ったあらゆる特技(地脈・天術などを含む)を無力化できる。一シナリオ一回使用。

GM:これでアルの使った領域を打ち消します。

アルジェント:ちっ!「くっ、やってくれるな…」
ラインの方は有効だよね?

GM:無論です。

アルジェント:よし、効果は半減したがいけないことはない。

GM:ヴェルトハイムの行動値は65
そしてヴェルトハイムのソニックが発動。今回はこの二つ。

《アクセラレーション》 必要行動値:53以上 対象:自身 射程:−
貴方はこのターンの最後にもう一度行動する事ができる。

《パーフェクトアイズ》 必要行動値:48以上 対象:自身 射程:−
貴方がこのターンに行う攻撃は[絶対命中]となる。

アルジェント:こちらは行動値51。うーん、再生法は…使おう。
使わないとスキルのコストが払えない。

ディゼル:領域があるので再生法はせず、FP狙います。
再生法を使うとダイス1個になってFP狙うのは無理がある(笑)

GM:了解です。では幻影→アルジェント→ディゼルですね。

アルジェント:サクスの行動ジャッジはまだかなー。

GM:多分(プレイヤーが)寝ているかも(笑)

アルジェント:寝るなよ!

GM:まあ、起きてから参戦って事でいいですので。
戦闘に参戦しない=サクスが標的になることもありませんので(笑)
では、まずヴェルトハイムからですか、彼はその手に輝ける刃を生み出す。
そして、その刃の輝きをアルジェントは一目見ただけで理解した。
『さて、アルジェントよ。君に対して我が中にあるレストの魂が惹かれているようだ。
ならば、これに応えないのは彼の魂に対して失礼だな』
言って、ヴェルトハイムはアルジェントに対しその輝きの一閃を放つ!
絶対命中です!そして――

<天地万象光輝刃> タイミング:ダメージロール直前 対象:単体 射程:武器 消費精神:10
この攻撃に対し対象は防御判定を行なうことはできない。
またこの攻撃を受けた対象は次のターン、【タイミング:セットアップ】【タイミング:マイナー】
【タイミング:クリンナップ】の特技・行動を一切行なえない。一シナリオ一回使用。

アルジェント:やっぱり来るか。

GM:無論のように。ダメージは107点。防御判定は不可能です。

アルジェント:うーん、ちょっとこれは迷うなぁ。
ここでグラビティムーヴで半分にすればHP残るんだよねぇ…。

GM:逆に言えば、それ以外残らないですよね。

アルジェント:そうなんですよ。そして残ると残らないとでは、次の攻撃のコスト的に大きく違う。
うーん……よし!使おう!「違う!レストの魂はそんなことは望んでいない!」
アルジェントがそう叫ぶと、ヴェルトハイムの中のレストの魂が
攻撃を妨害するという演出で≪グラビティムーヴ≫!

GM(幻影):『……む?』
ではその瞬間、ヴェルトハイムから放たれたレストの奥義が減少していく。
そしてヴェルトハイムの幻影の姿にノイズが走るような現象が起こる。
『…ふむ。お前とレストの友情は見事なものだ。
死してなお、レストの魂が私の中で反抗するとは、な』
そう言ってヴェルトハイムの放った攻撃は減少される。攻撃は53点ですね。

アルジェント:そしてさらに<砂の盾>をHP消費で使用。
レストの首飾りが細かく分解され、砂となって攻撃の威力をほんの少しだが減じる。
あ、ちゃんと元に戻りますよ。

GM:おお、なるほど!上手い演出だ!(笑)

アルジェント:もろもろ込みで35ダメ。残りHPは21だ。
そして、アルジェントの反撃ターンだ。(行くぞ…レスト…!)
<睡蓮><双翼>をHP消費で使用して攻撃。あ、マイナーで幸運の欠片使います。

GM:了解ですー。

アルジェント:それではあらためて攻撃。二回振って命中は9・2で43。
フォーチューン出なかったか…。

GM:それは当たりですね。威力をどうぞー!

アルジェント:ここで最後の<神風>を使用!
これで4D、いくぜ。10・9・5・3・6で111点!
「これが、俺とレストの、絆の力だっ!空裂――残空斬ッ!!!」
 
GM:“ごおおおおおおぉぉぉ!!ずばああああぁぁぁん!!!”
それはレストの魂が君に宿ったかのような壮絶な嵐の攻撃。
ゆっくりと嵐が収まっていく中、幻影―――ヴェルトハイムは未だ存在した。

アルジェント:(くっ…!押しきれないか…!)

GM(幻影):『なるほど。シュトルムを迎撃出来たのもまぐれではないか。
君の魂には敬意を評そう、アルジェント』
そして――ディゼルですね。

ディゼル:先のヴェルトハイムの一撃…。そして自分がこの剣を使いこなせていないという言葉。
その二つがディゼルを苦しめる。今なら分かる、彼が十騎士の頂点にいた理由。
それは彼の称号能力だけではなく、この魔器、ナイトブレイカーの力を
自在に使いこなせる力を持っているからだと。
今まで自分がギャグキャラロールをしていたからとか…そんなことは関係なく
自分にこの魔器を扱う力がないと、目の前の的に突きつけられた。

GM:シリアスの中に微妙なギャグを入れるな(笑)
君の手の中にある武器・ナイトブレイカー。
それは確かに強力な武器ではある。だが君にとっては“それだけ”でしかなかった。
単に武器としての性能、刃の強固さを誇るなら世界中にそれに類する名刀や名剣は数多くある
故に、君の手の中にあるナイトブレイカーはその本来の力を発揮していないと十二分に理解できる。

ディゼル:彼にはあって、自分にはないもの それは恐らく“意志の力”。
彼が成そうとしている目的を成就させんとする意志の強さ
それが彼の強さだと――「…な…い」

GM(幻影):『…うん?』

ディゼル:「俺だって…つよく、強くなりたい…!」

GM(幻影):『…ほぉ』

ディゼル:ってわけで、ただの通常打撃(笑)
マイナーで大いなる軍勢3回目…って思ってたけどHP1なんで使用できない(笑)
代わりに<神々の衣>!出目6・9・7・2でFPと命中51です!

GM:おお、無論、当たりですよー!

ディゼル:7・7・6・8でFPと攻撃63〜!

GM:君のその攻撃に僅かに幻影を揺らすヴェルトハイム。
しかし、彼の持つ圧倒的なプレッシャーは最初と比べ全く衰えていない。
『悪くはない太刀筋だ』
そう一言、君の斬撃を評価する。そしてヴェルトハイムの再行動。
彼は先程創生した“レプリカ・ナイトブレイカー”を再び創生し今度はアルジェントに対して向ける。

アルジェント:げっ!

GM(幻影):『では次はお前の武具を破壊させてもらおうか』
絶対命中!攻撃判定はしても一緒ですよね?(笑)
一応、そっち防御判定はしていいですから。
とりあえず、破壊する武具または永久減少をお選びくださいませ。

アルジェント:ん?これって<砂の盾>作ればこれ破壊されるだけで済むか…?

GM:んー、装備品ではないのでそれは無しかな。

アルジェント:ちっ、相手の能力が命中したときに発動するタイプだから
いけるかと思ったが、それは無かったか…。うーん、だめだ。やっぱり壊すしかない。

GM:フォーチューンマント?壊す候補としたら(笑)

アルジェント:そうだね。これが一番安い。また買えるし。

GM:ですね。壊すなら最低限のコストのが妥当。ではヴェルトハイムが放った
漆黒のナイトブレイカーの一撃を受け、アルジェントの防具が破壊される。

アルジェント:「くっ!」

GM(幻影):『さて、そろそろ頃合もよくなってきたな』
そうヴェルトハイムは何かを宣言するように言う。と言う事で3ターン目です。
ではセットアップ&行動値ですね。このターン、ラインには何をさせますか?

アルジェント:さて、これが重要だな。

ディゼル:ふむ

結局、このターンもラインには三度目の静寂の領域を張ってもらい終了してもらった。
そして――

GM:では、そちらの行動値をどうぞ。

アルジェント:ぶっ、5・4・1で41?!ギリギリ再生法発動。

ディゼル:9・10・3・9で行動75。

GM:ディゼルはぇ!(笑)
では、ここで先手を取ったディゼルは気づく。

ディゼル:「ん?」

GM:今まで目の前に立つヴェルトハイムの幻影にのみ集中していたが…
この総本山の最深部が揺れている事に。――否、揺れているのはヴェルトハイムの
その向こうにある“約束の地への扉”

ディゼル:扉があこうとしている…?

GM(幻影):『ふむ。気づいたようだな、ディゼル』
褒めるようにヴェルトハイムが言う。
『私の目的は君達との戦いそのものにあった。更に言うなら、ディゼル・アルジェント・そしてライン。
君達、ベアトリーチェの三兄弟にその力を使わせることにあったんだよ』

アルジェント:「なっ?!」

GM(幻影):『これだけ扉の目の前で継承者の資格を持つ君達三人が
全力を出しその魂を震わせたんだ。それに対して“扉”が反応しないとでも、思ったのか?』
そのヴェルトハイムの言葉を肯定するように扉は先程と異なり
君達の力に引き寄せられるように徐々に開こうとしている。

アルジェント:「しまった…!ライン、何とかならないか?!」

GM(ライン):「…ッ、無理だよ、兄さん。僕達三人があれほど力を使ったんだ。
今から封印作業をしようとしても目の前のあいつらが障害になる…!」

アルジェント:「くっ…!自分自身で時間稼ぎと壁役をするとは
やってくれたなヴェルトハイム…!」

GM(ライン):「恐らく…あと一撃、僕達のいずれかが力を放てば扉は開く…ッ」

ディゼル:(「今から一撃だそうとしてるのにその説明口調はないでしょう…(´ω`)」)

GM(幻影):『そうでもないさ。私はお前達の魂も吸収するつもりで戦っていた。
それをなしえなかったのはこちらの誤算だ。これに関しては敗北を認め
君達の魂の強さに敬意を評そう。そして、ディゼル。
君の一撃で私を倒せなければ、この“ゲーム”はここで幕だよ』

ディゼル:メタ…?

GM:ゲーム=ヴェルトハイムの一人で戦ってあげるよショー

ディゼル:「元から…そのつもりだ!」
剣を握る手に力が入る。

GM:では、そこでこれまでヴェルトハイムと君達の戦いを背後で見ていたアリスが
ディゼルに対して、たまらず叫ぶ。
「ッ、ディゼルー!もういい!私のことなんかいい!私はお前を裏切ったんだ!
だから、せめてお前だけは今すぐここから逃げてくれ!」
それは彼女なりの優しさ。君を本心から慕っていたからこそ出た台詞だったのだろう。
アリスは叫び、君がこれ以上、傷つくことを拒否した。

ディゼル:「…アリス、僕はね。もとはと言えば戦えるような人間じゃあなかったんだ。
でも、そんな僕でも誰かのために戦うということを君が教えてくれた…。
そしてここに、今、僕と共に戦ってくれている…
共に生きてくれているみんながいる!だから――」

「みんなを残して一人逃げることは、しちゃいけないんだっ!」

GM(アリス):「…で、ディゼルぅ……」
君の言葉を受け、彼女は涙を浮かべる。それは君がくれた“誰かのために戦う事”。
それを自分が教えたという言葉、そして、君の意志が揺ぎ無い事を知った為。

そして、その瞬間―――ディゼルの脳裏に“あの声”が届く。


−  大した言葉だよ。ディゼル。君の魂はやはり、僕の想像以上だね  −


そう、それはアリスと出会った時。そして称号能力を得た時に聞こえたあの声。

アルジェント:この声は…リック!(絶対違う)

ねぇよ(笑)


−  正直、こうなる事は僕の予想外だったよ。なにもかもがね  −


声の主は言う。その声は悲嘆にくれたようにも聞こえるが同時に
僅かな歓喜の念が存在していた。


−  だけど、その中でも君は僕の予想を最も裏切ってくれたよ  −


そして、ディゼルの剣がこれまでにない輝きを放ち出す。


−  その剣。ナイトブレイカー。それが君の手によって完全なる力を発揮するとは、ね  −


「ディゼル!お前は――“私を迎えに来てくれ!”」

GM:それはアリスの【支配の誓い(エンゲージリング)】による叫び。

ディゼル:そのアリスの言葉に――かつてないほどの力が、希望が、意志の力が
自分の中に目覚めるのを、感じた。

GM:アリスの言葉(想い)を受けた瞬間、君の魂はそれに呼応し
手に持ったナイトブレイカーもまた、かつてない輝きを放つ。

ナイトブレイカー 武器レベル:2 重量:5 命中:0 攻撃:+30 行動修正:0 射程:至近
この武器による攻撃を受けた対象は<魔人の剣> (武具破壊)の効果を受ける。
この時、貴方が精神力を消費する必要は無い。この効果は何度でも重複する。

GM:それはかつて、ヴェルトハイム=ヴィンテンブルグという混沌にしか扱えなかった魔器。
それが今、君の中で完全なる力を放つ。
『…その剣が君の手によち真価を放っただけでは無く
あのアリスが他人に対して、ああも心を開くとは正直…驚きだよ』
感嘆とも驚愕とも取れる感情を交え、ヴェルトハイムは静かに言った。

ディゼル:「ここで、アリスの過去への執着を…終わらせる!」
ヴェルトハイムを見据え、真価を発揮したナイトブレイカーを携えて駆ける!

GM(幻影):『―――来い』
ただ一言。それだけを呟きヴェルトハイムは向かってくる君を見る。

ディゼル:マイナーで≪神々の衣≫2回目を宣言。
出目9・8・7・3・5の命中79!

GM:おおー!あたりです!威力を!

ディゼル:攻撃は全ての攻撃スキルを使い出目が
7・5・1・10・3・10・4の121です!

GM:おおー!さすがに出しましたねー!
ではディゼルが放った渾身の一撃。それを受け止めるヴェルトハイムだが――
ヴェルトハイムはそれを受けきれず君の剣に押されるように背後へとさがる!
君はヴェルトハイムを追う様に、ヴェルトハイムは君の一撃を受けきるように
互いが手に持った二つのナイトブレイカーが火花を散らす。
そして、かつてない轟音と衝撃と共にヴェルトハイムの幻影の身体は
遥か背後にあったはずの門にまで押されそれに衝突する。

ディゼル:「………ッ!」

GM:君の刃はヴェルトハイムの生み出した漆黒のレプリカを打ち砕いたが――
その瞬間、彼の“生身の右腕”によって受け止められていた。
『……フ、フフッ……』
眼前に存在する君と、君の持つナイトブレイカーを見て
『…フフ…ハハハハハハハハハッ!!』
ヴェルトハイムは、笑った。

ディゼル:「なにがそんなに可笑しい…」
先の一撃を放った反動で思うようにしゃべれない。

GM(幻影):『ハハハッ、素晴らしい。素晴らしいな。ディゼル=オウディラス。
私に対し僅かでも恐怖を与えるとは…お前は素晴らしい存在だ。
こんなハッキリと感情が生まれるのはいつ以来だ。闘争・恐怖・羨望…。
ディゼル。お前の魂は実に素晴らしい。
是非とも完全なる状態で、お前と――再戦をしたいものだ!』
そのヴェルトハイムの宣言と同時に。

“ごおおおおおおおおおおおん!!!”

ディゼルの眼前、そしてヴェルトハイムの背後にあった門
約束の地への扉が――開いた。

アルジェント:「くっ!防げなかったかっ…!」

GM(幻影):『“約束の地”へ向かう前に“称号”の回収はしておこうか』
そうヴェルトハイムの宣言と同時に。
“どすっっっ!!”
アルジェントの隣にいたラインが、血を吐いた。
「―――がッ」

アルジェント:「ラインッ?!」
ああっ、プレイヤーは予想していたけどこれは…!

GM:見ると、ヴェルトハイムの足元より伸びる影がラインの足元にまで伸びており
そこから放たれた針のようなものがラインの身体を刺していた。
『安心したまえ、致命傷では無い。だが“称号能力”は取らせてもらったよ』
言ってしまえばヴェルトの行動で<混沌の取得>。
普通に死なないから安心していいですよ(笑)

アルジェント:「くっ!」 今はラインの治療が先だ。
GM、演出で糸で傷を縫合していいですか?

GM:了解です、構いませんよ(笑)。
一方、ヴェルトハイムはラインには興味をなくしたように目の前のディゼルを見る。
『さて、それではディゼル――私と共に行こうではないか』

『“約束の地”へと!』

GM:その言葉と同時に扉の向こうから君とヴェルトハイムを引き寄せるような引力が発生する。

ディゼル:「なっ…?!」
ラインに気を取られていたが自分の体にもさきの影のようなものが走っていることに気づく。

GM:ディゼル、君は目の前のヴェルトハイムに刃を向けたまま、
ヴェルトハイムも君を掴むように足元から伸ばした影が君の足を掴む。
そして君とヴェルトハイムは共に扉の先にある――“約束の地”へと飲み込まれて行った。

「――!ディゼル――――ッ!!!」

そして最後に、扉の向こうからディゼルの名を叫ぶアリスの姿が見えた――。


◆エンディングシーン 〜混沌の絶望、一筋の希望〜
GM:扉が開き、そこに飲み込まれたディゼルとヴェルトハイム。
そして、それに対し見計らったようにクリストファーが動く。
「さて、ヴェルトハイム様の目的の第一段階は完了いたしましたし
もう君達は用済みですから、ここで消えてもらいましょうか」
そうボロボロの身体のアル・ライン・サクスの前へと立つ。

アルジェント:「そうはいくか…。これでもまだ…お前と戦うくらいはできる…!」

GM(ライン):「……ッ、兄さん……僕もまだ…」
傷口を押さえたまま、ラインも立ち上がる。

アルジェント:「ライン、お前は休んでいろ。傷を縫合して出血を抑えただけなんだぞ」

GM(ライン):「……だけど……」
そう言いつつも君の言葉を肯定するようにラインは肩膝をつく。
「戦える戦力が現状アルジェント君だけですか…これは哀しいですね。
シュトルムやヴァルター、僕達三人相手ではもう一分も持たないでしょう?」
そう宣言するクリストファーに頷くようにシュトルムは笑みを浮かべナイフを両手に構える。
ただし、ヴァルターのみは最初に位置した場所から動く気配は全く無い。

アルジェント:「かもしれないな…」
それでもその顔に絶望の色は映らない。

GM(クリストファー):「では、いよいよ―――お別れです」

アルジェント:しかしプレイヤーは焦っている。
クリストファー一人くらいなら何とかなるかもしれんが、あの二人相手はきついぞ。

GM:そうクリストファーが宣言する寸前。
アルジェント・ライン・サクス。三人の足元に魔方陣が展開する。

アルジェント:「ッ?!」

GM:それは移動用のための空間魔法陣。
「ここで諦めるとは、最初にあった頃と比べて随分とネガティブな思想が増えたな」
そう背後から聞こえるのは男の声。

アルジェント:「誰が諦めると言った」そちらを向かずに応える。

GM:金髪に眼鏡をかけ、黒いコートを身に着けた男ダグラス。
「そうか?随分と諦めの色が深く感じられたぞ」
言ってダグラスもまた即座に君達に展開している魔法陣の中に入る。

ディゼル:毎回思うけど、ダグラスさんおいしいとこ取りだよなぁ(笑)

GM:しょうがないよ、この人こういう役割の人だし、いないと全滅するから(笑)
「ダグラス…そうか、貴方もいましたね…」と忌々しげにクリストファーが呟く。
そして、転移の魔法陣が完了する直前クリストファーの隣にいたシュトルムが
持っていたナイフをアルジェントへと放つ。

アルジェント:お、これは演出で好き勝手やっていいかね?

GM:どうぞどうぞ(笑)

アルジェント:それでは<銀閃>を使用。
ナイフを右手の糸で絡め取り、返礼とばかりに左手の糸で攻撃する。

GM:では君のその一閃に瞬時に反応するシュトルムだが、その頬を軽く裂かれ
そこからつーと一筋の血を流す。
「残念だよぉ、アルジェント…。折角、君を殺せるチャンスだったのに…。
でもまぁ、いいさ、次に会う時の楽しみに取っておくよ」
恍惚とも取れる笑みを浮かべシュトルムは言った。

アルジェント:「次に会ったときは、今度こそお前を倒す!」

GM(シュトルム):「あはははは!楽しみにしてるよ!殺せるなら殺してよ!アルジェント!」
シュトルムの哄笑を最後にアルジェント・サクス・ライン・ダグラス。
君達全員はこの場より転移を完了した。
そして君達の気配が全て消えたのを確認し、ヴァルターは誰にともなく呟く。

「…サクス。次に会ったときは、オレもオレの“望み”を果たさせてもらうぞ」

◆    ◆    ◆

GM:そして―――そこは、純白の世界。
光り輝く白の世界。幻想揺らめく美しいこの世ならざる世界。
そして、無数の光の粒子が行き交う場所。
そんな神秘的な場所でディゼルとヴェルトハイムはいた。

ディゼル:「…約束の地」

GM(ヴェルトハイム):「その通りだよ、ディゼル」
目の前にいる男・ヴェルトハイム。
彼がこの“約束の地”に入った瞬間、それまで幻影にしか過ぎなかった
彼の姿が…徐々に本来の“生身の肉体”へと構築されていく。
それはこの世界にて行き交う“光の粒子”を身体に取り込むことによって再現されていた。
「この“約束の地”が何か教えておこう。
ここは――魂が行き交う場所、とでも言っておこう」

ディゼル:「魂が行き交う…」
だとしたらこの光は人の魂なのだろうか…ディゼルは置かれている状況を
しばらく忘れさせるほど、それらは綺麗に…そして儚い光を放っている。

GM(ヴェルトハイム):「この世界には魂が還る“魂の海”と言う場所が存在する。
ああ、これは私の仮説だ。それが真実とは限らない」
言いながらヴェルトハイムは自らの推測による世界の法則を語りだす。
「あちらの世界…エル=ユーナにて滅びた肉体から魂が解放され
その魂が“海”へ還る際に絶対に通る道がある。
あちらの世界とその“海”とを繋ぐ唯一の場所、それがこの“約束の地”だ」

ディゼル:「あなたが一度死んだとき、ここを通ったと…?」

GM(ヴェルトハイム):「そう、そしてここで私は彼…“この世の白”にその魂を拾われた。
そして“この世の白”からこの世界に存在するシステムをいくつか聞いたよ。
その中で、私の目的となり得るものを見つけた。
まあ、そのためにはこの“約束の地”が必要ではあったんだよ。
分かるだろう?向こう側で死んだ者の魂は必ずこの場所を通る。
それは君のいる大陸だけではなく、あの世界に存在する全ての者の魂が、だ」

ディゼル:「あなたの能力で、世界の人の力を手に入れようとでも言うんですか?」

GM(ヴェルトハイム):「さてな、そこまで種明かしをしては面白くないだろう。それに今は――」
言ってヴェルトハイムは剣を構える。
「お前との戦いが何よりも私の中で優先されている」

ディゼル:ザッ、と今の状況を思い出したかのように距離を取る。

GM(ヴェルトハイム):「ディゼル。君は自覚あるかどうかは知らないが
私は君を私と同類と思っているのだよ」

ディゼル:「どこが似てるって思うんです?」
ゆっくりとナイトブレイカーを構える。

GM(ヴェルトハイム):「そのナイトブレイカーを扱い、アリスを連れ戻すため
仲間のために戦おうと全てを掛ける。それらは全て“欲望”だ」
とヴェルトハイムは君の本質をそう指摘する。
「私の本質も“欲望”。私は私の望みの為に生き返り、それに全てを捧げている。
“欲望”自体には善悪は無い。故に君を同類と言っている」

ディゼル:「そういうことならはっきり言います、それは間違ってる…」

GM(ヴェルトハイム):「ほぉ…」

ディゼル:「確かに“欲望”というもの自体に善悪はない…。
そしてあなたの本質も欲望そのものなんでしょう」

GM(ヴェルトハイム):「そう、欲望こそが人の生きる原理そのものではないのか?」

ディゼル:「その通りです、人は欲なくしては生きられません。
だからこそ、あなたと僕が同じだという理由にはならないんですよ。
人は誰しもが“生きるため”に欲を持っているのだから」

GM(ヴェルトハイム):「ははは、確かにその通りだ。正論だな、ディゼル。
まあ、それならそれで良いさ。私の欲望と君の欲望。
どちらが生き残り選ばれるべきか、ここで証明するとしよう」
そうして純白の世界、魂行き交う“約束の地”にて両者は対峙した。
手に持つものは同じ武器であるナイトブレイカー。

ディゼル:次回!「その名は無理ゲー」
見ないと君をブレイクするよ?

GM:おい(笑)

そして、刹那。二人はその刃を同時に――放った。


『聖十騎士団』

―――― DEATH   4/10
     REBIRTH  2/3  ――――

◆エンディングシーン終了


 
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